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センスは知識からはじまる 水野学

・センスとは、誰にでも備わった身体能力と同じです。健康な人であれば、誰も生まれつき走れるし
 ジャンプもできる。ただそのジャンプがいかなるものになるかは、日々の筋トレや助走のスピード
 で変わってきています。どれだけセンスを磨き、使いこなせるか。その違いセンスがいい、悪い
 ということ。

1.センスとは何かを定義する

・センスとは、数値化できない事象を最適化することである。

・センスがいい商品を作るには、普通という感覚がことのほか大切です。
 普通こそ、センスのいい、悪いを測ることができる唯一の道具なのです。

・普通とはいいものがわかるということ。普通とは悪いものもわかるということ。
 両方を知ったうえで一番真ん中がわかること。センスがよくなりたいのなら、まず普通
 を知る方がいい。

・普通を知っていればありとあらゆるものをつくることができるということ。
 
・数値化できない事象には、ありとあらゆるものがあります。ましてそれを最適化する
 となれば、多角的・多面的に物事を測った上で普通を見つけ出し、設定する能力が
 必要です。

・数値化できない事象を測る方法をたくさん知っていればいるほど、センスがよくなり
 ます。自分が認識している普通の基準と、あらゆる人にとって普通をイコールに
 近づけられるようになればなるほど、最適化しやすくなるのではないでしょうか。

・普通という定規でいろいろな年齢を測れば、いろいろな年齢の消費者の欲しいものが
 つくれます。

・普通を知るということは、ありとあらゆるものを作り出せる可能性がたくさんある。

・人間は原始的に生理的に求めてしまうものは、美術、音楽、体育である。
 絵を描いて、歌って、躍る。いずれもセンスの問題だと考えられ勝ちだが
 美術は2つの系統に分かれている。芸術や美術について知識を蓄える学科。
 もう一つは絵を描いたりものをつくったりする実技。美術の歴史、見方、技法など
 知識を学びながら、実技を行っていく、そうすれば描いていけばセンスを育てる
 ことができる。

・美術とは知識を学んだ上で、自分が何かをつくったり、生み出したり、表現したりする礎
 をつくる授業である。

・何かをゼロから作り出すときに、まず自信がないという状態になります。
 スタート地点がゼロどころか、マイナスになってしまう。美術の知識を得ることでこの状況
 を回避できるのであれば、おとなになってからも美術の知識を得てもいいのではないか。

2.センスの良さがスキルとして求められる時代

・センスとは数値化できない事象を最適化することであり、誰にでも生まれつき備わっています。

・企業の価値を最大化する方法の一つにセンスというものが挙げられる。それどころか存続の可否
 もきめる。日本は技術の向上により質の良い水をつくったものの、そこにレモンの香りをつけたり、
 全く新しい水をつくることができなかった。スティーブ・ジョブズなどはこの新しい水を作った人だ。

・日本がものづくりの国、技術力の国と言われたのは戦後であり、戦後わずか20年でトップレベル
 になったことから、自信を持ちすぎ、モノづくり信仰が生まれた。本来の日本はセンスが悪い技術
 だけの国ではなかった。江戸時代までは、むしろ研ぎ澄まされた独自の美意識を持つセンスの国
 でした。時代は次の利休を求めている。

・技術がピークを迎えるとセンスの時代がやってくる。
 人間というのは技術がその時点の限界まで進歩すると、ノスタルジックな思いに身を寄せ、美しい
 ものを求める傾向がある。戦国時代が終わったら、茶の湯や芸能に熱中。安土桃山時代はセンス
 の時代だった。ヨーロッパでも火薬、羅針盤、印刷技術の発展からルネッサンスの時代になった。

・工芸品や民芸品という庶民のためのモノにも美しさを求めるこれが今日のデザインという概念に
 つながっていく。アーツアンドクラフト運動というところから発生している。

・新しいものが広がるには時間がかかる。斬新なものを生み出した場合、例え成功するとしても
 それには相当時間がかかることを理解し、長期的な視野を持つことが必要です。
 アイフォンが初めて発売されたのは07年、誰でも持つようになったのは2014年です。

・日本企業では、作り手も経営陣もクリエイティブなセンスがもっと必要だ。
 日本企業を弱体化させたのはマーケティング依存だと思う。
 見たこともない、聞いたこともない、触ったこともないものをいいという人はいない。
 何かを選ばなければいけない特殊な状況だと、悪目立ちするものに目がいきがち
 で、普段の生活に取り入れたいと思わない変なものを気負って選んでしまう。

・日本企業に必要なのはクリエイティブディレクター。
 調査だけに頼っていると、自分は何がいいと思い、何が作りたいのか自分の頭で考えなく
 なります。また調査結果で決めたとなると責任の所在が曖昧になる。

・企業のセンスが、企業価値になる。それが今の時代である。

・センスを磨き、企業独自の美意識というものが醸成されれば、ブレイクスルーするための大きな
 エネルギーに転換できるのではないだろうか。

・クリエイティブディレクターは企業の医者である。

・クリエイティブディレクターは、失敗を恐れず、縦割り構造の会社組織に横串を刺せる人である。
 経営者もしくは経営陣がクリエイティブディレクターになる。スティーブジョブスなど。
 外部の人間がクリエイティブディレクターになる。佐藤可士和など。
 企業の中に特区をつくり、そこで働く人がクリエイティブディレクター的な役割を果たすこと。サムスンなど。

・どんな職種でもセンスが必要不可欠になる。

・どんないい仕事をしても、どんな便利なものを生み出したとしても、見え方のコントロールができていなければ
 その商品は全く人の心に響きません。

・センスを磨くには、あらゆることに気がつく几帳面さ、人が見ていないところに気がつける観察力が必要です。
 良いセンスを身につけることも、維持することも、向上することもケンさんが必要。

・本当に簡単なことをこれが重要だと認識し、日々実践していくこと。その繰り返しを続けることが難しい。

3.センスとは知識から始まる

・すべての仕事において知らないは不利。

・センスとは知識の集積である。これが僕の考えです。
センスがいい文章を書くには、言葉をたくさん知っておいたほうがいいということだ。

・知識というのは紙のようなもので、センスとは絵のようなものだ。

・すべての仕事は価値を創造していくことで対価を得ている。
 綺麗な道路、便利な道路というのはどれくらい価値があるのか?どういうことをすると
 その価値がキープできるのか?そうした知識がなければマニュアル通り動くしかない。

・ヒラメキを待たず知識を蓄える。
まずは手始めに誰でも見たことがあるものという知識を蓄えることが重要だ。
過去に存在していたあらゆるものを知識として蓄えていくことが新たに売れる
 ものを生み出すには必要不可欠だということ。

・方向性を決めたあと、企画をブラッシュアップしていくときは、あっと驚くものを目指すべき
 ですし、最終的なアウトプットは、新しく、美しく、尖ったものであるべき。
 アウトプットの前段階においては、知識に基づいた方向性の決定が大切だ。

・イノベーションとは知識と知識のかけあわせである。
 新しいものに接したとき、過去のものや過去の知識に照らし合わせて考えるのが自然。
 みんながへえ!と思うものは、ある程度知っているものの延長線上にありながら、画期的
 に異なっているもの、ありそうでなかったものである。ものを作る人間は、新しさを求めながら
 過去へのリスペクトも忘れないことが大切だ。

・過去から学ぶ際には、何を手がかりにするかを見極めることが肝要。
 新たなアウトプットの見本やヒントとなるのは何か?
 それを知る糸口となるのが、知識に他ならないと僕は感じている。
 豊富な知識があるということは、センスを磨くためによき師を持っているようなものです。
 たったひとりの師ではなく、より多くの、すぐれた師に学んだほうが力が伸びていく。

・センスとは知識に基づく予測である。
 センスを持つには知識を蓄え、過去に学ぶことが大切である。同時にセンスとは
 一歩先を読む能力も指す。

・知識に基づいて予測することがセンスなのだ。

・現代においても、ごく身近なところで知識に基づく予測はできますし、予測する必要があります。
 それがセンスを磨くことにつながっていきます。

・客観情報の集積がその人のセンスを決定する。
 センスの最大の敵は思い込みであり、主観性です。思い込みと主観による情報をいくら集めても
 センスはよくならない。思い込みを捨てて客観情報を集めることこそ、センスをよくする大切な方法です。

・センスに自信がない人は、自分がいかに情報を集めていないか、自分の持っている客観情報がいかに
 少ないかをまず自覚しよう。いくら瞬時に物事を最適化できる人が板としても、その人のセンスは感覚では
 なく、膨大な知識の集積なのです。センスとはつまり、研鑽によって誰でも手にできる能力です。
 決して生まれつきの才能ではない。

4.センスで仕事を最適化する。

・流行っている=センスがいいではない。

・売れるものには必ずシズルが存在する。
 シズルとは肉がジュージュー焼ける様という意味。
 おいしそうに見える演出である。

・効率よく知識を増やす3つのコツ

①王道から解いていく。王道とは定番のもの、一番いいとされているもの、ロングセラーのもの。

②いま流行っているものを知る。王道を押さえたら、流行のものについて知識を収集する。

③共通項や一定ルールがないか考えてみる。知識を集めるというより、分析したり、解釈したりすること
  で、じぶんなりの知識を精製するプロセスです。

・センスをもって選択、決断する。
ゼロから作り出すより、いくつかの候補の中からどれがよいか選択し、決断する場面は多く、その成否
 を左右するのもセンスに他ならない。

・知識のクオリティが精度の高いアウトプットを作り出す。
 ありそうでなかったものを作り出すとき、しばしば差別化という言葉が使われます。
 これは本来、ほんの少しの差を指すのではないかと僕は解釈している。
 
・最終的なアウトプットとは、土台となる知識がいかに優れているか、いかに豊富かで、かなりの部分が
 決まってくる。センスの良い人は豊富かつ良質な知識を材料に発想している。

・どれだけ幅広い知識を得られるか?それらをどう融合するのか?最終的にどれだけの精度で
 つくりあげられるのか?この一連のプロセスこそ、デザインやブランディングに欠かせないもの。
 デザインは細部に宿る。ブランドは細部に宿る。

・知識を加えて、消費者へのベネフィット(付加価値)とする。
 
・知識の集積、自分の普通という定規、ターゲットの特性から検証し、上質な素材であることから
 フランダースリネンプレミアムというネーミングが決定した。

・アウトプットの精度をあげてシズル感を最適化する。
 新しいものを作るのではなく、すでにあったものをほんの少し飾ってあげること。

・売れるものをつくるには、消費者を欺かないための精度が求められます。
 その精度を高める作業もまた、センスを構築する一つの要素だと感じる。

・知識をセンスで測ってアウトプットを決定する。

・僕は自分の感覚は基本的に信用していないので、この感覚はどこからやって
 くるのだろうという確認作業をする。しかし、感覚とは知識の集合体です。その書体
 が美しいなと感じる背景には、これまで僕が美しいと思ってきた、ありとあらゆるもの
 たちがあります。

5.センスを磨き仕事力を向上させる

・センスアップはスキルアップにつながる。
 現代社会においてセンスとはマナーです。
 センスがいいとは知識が豊富な人であり、知識が豊富な人とは仕事ができる人です。
 知識が豊富な人ならば、上司やクライアントとの会話の際に相手の専門性を感じ取ったり
 自分の普通に照らし合わせたり、チューニングがうまくできることは多々あります。
 チューニングがうまくいけば理解の度合いは深まるでしょう。

・知識とは不思議なもので集めれば集めるほど、いい情報が速く集まってくる。
 上司なり部下なりのトシキを吸収しようとする人は知ろうとする姿勢が習慣としてあるので
 ますます知識が増えてくる。

・相手の知識を得ようとするとき、人はおのずと聞き役に回ることになります。
 これも計り知れないメリットがある。聞くというコミュニケーションになるから。
 コミュニケーションとは話すこといかに伝えるか、表現するかと同様に、聞くことです。
 
・相手の専門性に合わせて自分をチューニングし、話を深く聞き取りましょう。

・センスとは研鑽によって身に付くもの。

・企画書は消費者に知識、物語、価値を知らせる手紙。
自分が読む立場だったら、例えばどういうレイアウトが読みやすいだろう。

・好きを深堀してセンスあるアウトプットにする。

・好き嫌いとは客観情報とは対極的なものである。

・狭いセンスでもそれを軸に仕事をすることができる。
 狭い分野で豊富な知識を持っている人は、すべての事象を自分の得意分野と
 結びつけることができる。そんな特異なセンスの持ち主である。

・センスを磨くには、センスを活用する技術を持つことも大切である。

・日常の工夫で思い込みの枠を外す。
 不勉強と思い込みはセンスアップの敵である。
 思い込みを外す方法とは、いつもと違うことをしてみること。

・僕にとっての旅の定義は日常から逃れること、つまり非日常であること。

・センスを磨くには知識が必要ですが、知識を吸収し自分のものとしていくには
 感受性と好奇心が必要だ。

・服選びは自分を客観化し、最適化する身近な方法
 ①ターゲットの表面的な特性を正確に把握する。
 ②ターゲットの内面的な特性を把握する。
 ③最適化の条件を設定する。目指すゴールを設定する。
 ④最適化に向けた機能を設定していく。
 ⑤時代環境を考えて調整する。




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