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修羅場の説明力 小野展克 池田聡

修羅場の説明力は4つのポイントがある。
発信力・独立力・情報力・調整力である。
この4つの力は独立しているのではなくそれぞれ相互に密接に関係している。

1.発信力

腹落ちするメッセージを簡潔に伝える。

発信力は伝達力と広報力がある。

・伝達力

情報には形がある。5W1Hと視点、結論、絞込みである。

情報をしばらく寝かせて、冷静な頭で見直す

・広報力

事実を突き詰める。自分自身で腹落ちするまでインプットする。

簡潔に表現する。本質を突き詰める。

ストーリー・場面設定を考える。受手の気持ちを想像する。

メッセージは事実を正確に伝え、着実に伝達することで初めて
期待した効果を生み出す。

真似でもいい。まずは形を身に付けるところから。

・新聞記事は本記、解説、サイドの三つに大別できる。
 5W1Hを柱にニュースの基本的骨格を示す本記。
 ニュースの構造を解き明かす解説。ニュースの背景や舞台裏を
 描くサイドとなる。

言いたいことは1つしか発信できない。
必要なことは伝えたい切り口や視点、結論をひとつに絞込み、それを
伝えるために必要な素材を厳選して記事の流れをしっかり作り込む。
そしてポイントを3つに絞り込む。3つのポイントは一つの結論に向けて
有機的に絡み合いストーリーを形成しなければならない。
あのプレゼンの天才と言われたジョブズも鮮明に結論をひとつに絞った。

結論や視点を定め、伝えたいことをしっかり絞り込む。

求めているポイントを把握して、正確に伝わる報告をする。

発信力の基礎となるのが伝達力である。以上は伝達力のポイントでした。

・他者に効果的にメッセージを伝達する力を広報力といいます。

日常は他者とのコミュニケーションの連続である。
コミュニケーションの伝達先の状況、思考、利害、趣向を踏まえてメッセージ
を発信できるかどうかだ。

広報力は発信するメッセージが相手に正確に伝わり、着実に伝播、さらに期待した
効果をもたらすかまで視野に入れた能力である。

メッセージを1本化する。

メッセージの本質を理解していれば厳しく追及されてもブレない。

腹落ちするメッセージを作成するにはまず真似をすることである。

2.独立力

・独立力の危機

暴走する組織内での他者性。上司への極端な同調。目的化する社内出世。

正常化バイアス。危機に対する過剰な楽観視。

社外世界への無関心。ムラ社会への閉じこもり。

・独立力チェックポイント

スキルと人脈の棚卸。社会でも通じるスキル。会社を辞めても関係を維持できる人脈の把握。

外部目線からのフィードバック。社外へのアンテナで情報収集。

独立力とは言うべきときに、言いたいことを言う。いざとなれば辞表を出すための力。

自由にものを言うためには、それだけのスキルと知見が不可欠。

社外でも通じるスキルと人脈を構築し、クールな外部目線を自身にフィードバック。

3.情報力 自ら信頼に足る人物となれ!

情報力=情報収集力=情報交換力

・モノ(情報)

手元情報そのもの。現状の把握と棚卸。

手元情報の加工。生データに対してひと工夫加える。

交換を予測した情報。ヒト(人脈)から逆算した情報収集。

・ヒト(人脈)

貸し借りができる関係。情報交換はGIVE&TAKE。

点から面への拡大。信頼できるヒトからの紹介による拡大。専門外領域への拡大。

情報は交換してはじめて意味を生み。深まりを見せる。

情報力=モノ(情報)×ヒト(人脈)

材料(情報)が悪ければどうにもならない。
説明力が求められたらものをいうのは材料である。

いかにして相手方に提供する情報に付加価値をつけるか。
こいつの話は面白い。こいつは付き合うに値するといかに思わせるか。

実際のコミュニケーションの場では、確たる答えがない中で自分として
どう投げ返す、あるいは打ち返すか、つまり、相手からの問いに対し
自分の見解や意見を的確に発信できるかが問われる。
情報力とは情報交換力である。相手方は新聞や雑誌に載っている情報
(事実関係)そのものではなく、それを踏まえてこの件についてどう思う?
というコメント(意見や解説)を求めてきている。答えとして自分はこう見る
というキャッチボールになっていないと意味がない。

自分自身を取り巻く状況の中で、相手方がとくに興味を持つ出来事や
領域について思考をめぐらせておく必要がある。

しったかぶりや嘘は言わない。
この人は知らないことについては知らないとはっきりいう人だと認識されることでよい。

気乗りしない電話から逃げない。

情報交換ができる=貸し借りができる関係。
どんなに忙しくても仕事上の重要な約束は守れるか。
相手方と共有した秘密は絶対に守れるか。
貸し借りを忘れても、借りは忘れない人になれるか。

公表データの蓄積が情報収集の基盤になる。
だから公表データをしっかり整理する。
整理した公表データをもとに、人対人のやりとりで積み上げた情報や分析が
付加価値を生むことになる。取材による情報収集の力が情報の付加価値の
大きさを決定する。

情報は交換されなければ深まりを見せない。

取材の目的は読者に新しいファクトや切り口を提供することだ。

信頼できる人を軸に情報源を点から面へと拡大する。
信頼できる人同士が相互に信頼関係を構築できれば、人脈の輪は更に
大きく広がることになる。それに加えて相手の欲しい情報の収集ができれば
キーマンとのやりとりは一方的に相手から情報を引き出すという段階から
情報交換に変わりグッと深まりをみせる。

面的に人脈を広げ、情報交換を継続すれば、情報ストックの袋は大きく
膨らむ。

キーマンの悩みに寄り添い、解決策立案に貢献できるようになれば
情報収集の精度は飛躍的に向上する。

人脈のメンテナンスは積極的に。

4.調整力 あなたの発言力を最大化するための武器

調整力 交渉の相手方に対する調整力+組織内部に対する調整力

あらかじめ対社外での譲り代を確保しておくことでWin-Winの信頼関係を構築。

説明するネタを集めるために相手の組織や自身が所属する組織のキーパーソン
とどのように調整を進めるのかということだ。所属する会社というバックグラウンド
やその中での立場を利用して、情報を引き出すために相手や相手の会社との関係
をどう構築していくのかがテーマとなる。

自身が組織を代表して何かを説明する場面で、どう調整力を発揮するかだ。厳しい交渉
へ向かう際に求められる説明力を向上させるうえで重要なのは、あなたが所属する組織
のなkで、どれだけの権限や交渉余地を与えられているかだ。これを確保するには社内
で調整力が求められる。一方で交渉相手が、組織の中で、どのような立場にあり、どの
ようなモチベーションで交渉に臨んでいるのか、そして相手がどれだけの権限と交渉余地を
もっているのかを見極めることも重要なキーポイントとなる。交渉力を高めるにはどう
調整力を発揮するかがテーマとなる。

それぞれのポジションによって求められる調整力は自ずと違ってくる。

相手がどのような兵力でどの方向から攻めてくるかについて十分シミュレーションを
するのは当然のこととして、あらかじめ上官からこの武器を使っていいという了承を
取り付けておければその後の選択肢はかなり変わる。

記憶力と反射神経が勝負を分ける。

コミュニケーション相手のゴールを見極め、社内力学や相手の立場まで見極める。
そのうえで相手の思いにどう応えるのか。調整力は説明力の強力な武器になる。

交渉・調整の初期段階では厳しい条件や高めの珠を投げつつも、最終的には
最低限死守すべきラインがあり、何とかその手前で着地させたいような局面は
相手も同じなのである。だとすれば、お互いに情報交換を緊密にして、最低限
死守すべきラインを上回った着地点であゆみよることができれば、この交渉は
双方にとってWIN-WINになる。一度、WIN-WINの関係を構築できた相手方とは
その後も継続的に良好な関係を保つことができる。


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