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勝負の哲学

勝負哲学勝負哲学
(2011/10/05)
岡田 武史、羽生 善治 他

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1.勝負勘を研ぎ澄ます

データなしでも勝てない。データだけでも勝てない。
勝負において、ロジックやデータの積み重ねれば積み重ねるほど、それだけでは
カバーしきれない、直感やひらめきというあいまいで非論理的なものの重要性が
増してくる。論理と直感をどうとらえるのか?(岡田)

データは自分の感覚を裏付ける情報でしかない。その場その瞬間ごとにに自分の
感覚や判断によって鋭敏に察知していかなければならない。コーチなどからいま
こうなっていますとデータを示されて、えっそうだったのかと意外に感じたら、監督
失格です。(岡田)

一定の水準まではデータ重視で勝てる。
しかし、確率論では勝ちきれないレベルが必ずやってくる。そうして、本当の勝負
は実はそこからだ。(岡田)

少なくとも実戦においては論理には思っている以上にはやばやと限界がくるの
ですね。おっしゃるとおり、理詰めでは勝てないときが必ずきます。
でも本当の勝負がはじまるのはそのロジックの限界点からなのです。(羽生)

データに何をプラスすれば勝利につなげられるのか?そのプラスアルファが感覚の
世界に属するものなら、どうすれば、数値化できない非論理的な力を味方につける
ことができるのか。そのことが大きな問題になってきます。(羽生)

答えを模索しながら思考やイメージをどんどん突き詰めていくうちにロジックが絞り
込まれ、理屈がとんがってくる。ひらめきはそんな果てにふっと姿を見せるものなん
です。(岡田)

十手先も読めない。ではどうやって手を絞り込むかというと直感です。
数多くの中から適当に選んでいるのではなく、いままでに経験したいろいろなこと
や積み上げてきた様々なものが選択するときのものさしになっています。(羽生)

努力の積み重ねが直感力を発達させる。
直感はロジックを超えるものですが、同時に、ロジックに支えられているものでもある。

結論を出す瀬戸際まで論理をできるだけ精密に積み重ねるけれども、最後の一片を
埋める決断はカンで下します。(岡田)

読みが外れていたときは、その場、その場で対応するしかない。
読みが外れるという意味では見落としていた、軽視していたの二種類がある。
相手がどんな意図やテーマを持って臨んでいるのか早い段階で把握する。(羽生)

不確定要素への対処法は事前対策と事後対策のふたつがある。
つまり事前に想定できる不安要素はその芽を可能な限り摘み取っておく。
想定外のアクシデントが起きてしまったときに、その影響を最小に抑えながら
流れの中で処理をしていくこと。(羽生)

私の感覚では、想定の範囲内の事態への対応策をきちんと考えておくことは、
そのまま想定外の事態に対する良き善後策につながることが多い気がする。
想定できることはちゃんと想定しておくことが、不測の事態、すなわち不確定要素
の起こる確率を低くしてくれるし、それが起きた時の対処も適切に進められる。
必然性をしっかり固めることが、偶然性というものへの最良のリスクヘッジになる。
(羽生)

事前のシミュレーションを綿密にやりますが、妄想もする。
妄想というのは実際の戦いを詳細にイメージして、そこから逆算して目標をより
具体化する感じです。(岡田)

前向きな開き直りは勝負強さに通じます。

直感と論理にはやっぱり強い相関関係がある。
カンが冴えているときは、ここが勝負を分ける分岐点だなという勝負どころ
この複雑な状況もこういうプロセスをたどって、最終的にはこういう局面に
落ち着くだろうといった流れ、そういうものがとても正確に読めるものです。
(羽生)

定跡はセオリーの定型みたいなものですが、そこに自分なりのアイデアや判断
を肉付けしないかぎり、定跡も実践では使えない。定跡という知識を実践的な
知恵に変えなくては勝負にならない。(羽生)

優れた指導者ならば、問題解決のための回答は持っているものです。
何が問題なのか?どっちが問題なのか?その見極めがなかなかつかない。
つまり大切なのは、答えより問いのほうなのですね。(岡田)

私は全体を見渡して、ああここだという危険信号の点滅箇所を察知できたとき
そのときこそ勝負の大きな分岐点を迎えた気がする。勝負のなかに入れば入る
ほど、鳥の目でみるべきものを虫の目で見てしまう過失を犯しやすい。(岡田)

局面を打開する手が長考から生まれてくることはまずないといっていいでしょう。
一時間以上考えているときは、考えるというより迷っている。(羽生)

やるべきことをやっているのに結果が出ない。こういう人は力が外へ発揮されない
間、その力が内に蓄積されていることが多い。(羽生)

勝負を分ける要員の八割方はもっと小さなことだ。(岡田)
それがたった一度の、実に些細なものであっても、全体の流れをガラリと変える
大きな傷になってしまうことが多々ある。(岡田)

損ねたものを挽回しようとするより、まだ残っているものを見失わない
ようにする。(羽生)

状況が悪いと動きたくなりますが、そこは苦しくても、じっとがまんの子を決め込む。
すると、流れが好転することがある。(岡田)

まだ、やられてもいないことを心配して、やられないような対策を細かく伝えると
選手が受身になってしまう。当然ながらチーム全体が硬直化して、サッカーに
とって大事な躍動感や柔軟性みたいなものを失ってしまう(岡田)

その結果、自主性も責任感も生まれない。
だから、あまり先回りせず、実際に何かが起こったときに手を打てばいい。
いまはそう割り切っている。あるいは、その兆しが見え始めたときに指示をだせばいい。
(羽生)

相手の利点を消しながら、自分たちの長所を出していく、。そのいずれも目指さないと
少なくとも強いチームには勝てません。(岡田)

人間って欠点を直したから長所が出てくるかというと、そうでもない。
監督時代、試合前ロッカールームで私が選手に必ずいっていたことがあるんです。
それは、選手それぞれがもっている長所から試合に入ってくれということです。(岡田)

全体を客観視できる広い目を持て。

全体を認識する俯瞰性がないと部分をしっかり構成していくこともできない。
いわゆる大局観です。大局観というのは次の一手をどう指すかといった具体的な
手順よりも、状況を上から眺めて全体像がどうなっているか把握し、大まかな方針
を定めることです。(羽生)

自分から見てこの局面は自信を持てない。
相手側から見てもやっぱり判断がつきかねるというとき、そのどっちでもない中立
の目で場を眺めてみることは、情勢判断をするときのバイアスを排除するうえで
とても重要になってくる。(羽生)

全体の方向性を大づかみする大局観もまたロジカルな積み重ねから育ってくる
もので、たくさんの実例や多くの状況を経験するうちに磨かれてくるものです。
(羽生)

全体に集中することが大切。
広さの把握と深さの把握を同時に行うような感覚。(羽生)

ひとつの部分だけに意識を集中するのではなくて、全体に意識を行き渡らせる
広い集中力に長けている。それがいい選手の重要な条件の一つである。(羽生)

選手の自主性と組織の一体感が両立したのが理想のチームである。
選手が自分の判断で動き、自分でリスクを冒してプレーする。
上からの指示や修正を待つのではなく、問題点に自分たちで気づき、自分たちで
解決していく。そんな自主性を育てるコーチングやチーム作りに腐心してきた。
(岡田)

自主性と組織性は相反するものではなく、両立が可能である。(岡田)

リスクから逃げるたびに少しずつ、確実に弱くなる。
後退要因として一番大きいのがリスクを取らないこと。
リスクテイクをためらったり、怖がったりしていると、ちょっとずつですが
確実に弱くなっていってしまう。(羽生)

あれこれ考えに考え抜き、コーチの意見も集約して、最後は自分ひとりの
全責任において決定する。どの方法を選ぼうが、必ずリスクはつきまとう。
選択が間違っていたときのことを考えると脂の汗が流れるほど怖い。
しかし、前へ進むために決断しなければならない。(岡田)

成功するのは、最悪のケースを想定しながらギリギリまで考え抜いて、
最後はスパッと迷いを断ち切れる、細心だが果断な人物です。(岡田)

リスクをとることこそ、リスクから逃れる最高のすべです。(羽生)

トータルでこれくらいのリスクをとろうと目安を決めたら、それをいっぺん
に引き受けるのではなく、そのときの自分が消化できるサイズにまで
小分けして、毎回少しずつとっていく。(羽生)

結果的にうまくいったか、いかなかったではなく、そのリスクをとったことに
自分自身が納得しているか、していないかをものさしにしている。(羽生)

どっちも名将で、どっちがいいということでもなく、新しいことにチャレンジ
する勇気、同じことを継続できる粘り、その二つは同価値なんだと思い
ます。(岡田)

教わったことと、やれることの間には思った以上の距離がある。
定理は盗めても答えは自分で出さなければならない。
そして、その答えはひとによってチームによって一つ一つ異なる。(岡田)

重力があるから、それへの反発心をテコに強くなれる。耐久力も
身についてくる。(岡田)

決断というのは足し算ではなく、逆ですね。余分なものをそぎ落とす作業。(岡田)

精神の安定に重要なのは生活です。メンタルコントロールには普通の生活が
何より大事である。(岡田)



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中国に立ち向かう日本、つき従う韓国

中国に立ち向かう日本、つき従う韓国中国に立ち向かう日本、つき従う韓国
(2013/02/21)
鈴置高史

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米国の衰退、中国の伸長、日本を取り巻く国際環境は大きく変わろうと
している。日本は沖縄県・尖閣諸島を巡って中国と小競り合いを行っている。

お隣の韓国は大きな方針転換を行っている。離米従中である。
2012年韓国は軍事機密を円滑に交換するための協定を日本と結ぶはず
だったにも関わらず、調印直前になって拒否した。米国から調印するよう
強く求められたにも関わらず、中国に恫喝されて最後の段階で怯んだ。
それだけでなく韓国は中国に対して軍事協定締結を申し込んだ。
当然ながら日本や米国の機密情報が中国に筒抜けになる。
米国は日本に対して韓国へ機密情報提供をしないよう指示した。

安全保障面だけでなく、金融面でも韓国は中国との通貨スワップ協定
を延長しただけでなく、人民元の国際化に協力することを決めた。
離米従中を韓国のマスコミは隠さない。米中等距離外交、属国回帰
やむなしという意見まで載っている。

中国の空母が韓国・済州島の軍港に寄港する。
日本にとっては眼前に脅威が迫る事態が今後起きかねない。
国際状況は米中の新グレートゲームがはじまり、朝鮮半島は大きく
揺れ始めた。韓国が中国へ接近し、北朝鮮が米国へ接近すると
いったあべこべな状況が起きつつある。

朝鮮半島の内部抗争は周辺大国の勢力均衡が崩れる時に起きる。
党派がどの国と結べば侵略を防げるかを言い争う。

韓国の離米従中の背景には3つある。
韓国近海では中国の大漁船集団が操業。韓国海上警察は毎日
それらに囲まれ威嚇されている。何とか漁民を逮捕しても、中国人
に手を出すとは生意気なと北京韓国大使館が空気銃などで撃た
れるなど覇権の交代を実感している。

また1950年の米国アチソン国務長官によるフィリピン・沖縄・日本・
アリューシャン列島が米国の責任をもつ防衛ラインであるという発言
で、米国は韓国を見捨てたと北が判断して朝鮮戦争が勃発した。
それ以前の1905年の米国と日本がフィリピン・朝鮮の領有を相互に
認める桂・タフト協定を結んだという不信感もある。

更に近年では中国は韓国にとって最大の貿易相手国であり、直接の
脅威である北朝鮮に対して、中国は大きな影響力をもっている。
韓国は中国に戦争で勝ったことがない。だから従うしかないという
恐中ムードが韓国にはある。

韓国は米中間で上手く立ち回って生き残ろうと考えている。
その際のわかりやすい一つの方法は日本をスケープゴートにして
いくということです。中国から得点を稼げますし、米国に対しては
過去の問題を持ち出すことで説明できるからだ。

韓国は通貨の命綱を中国に託した。
日韓スワップ協定の打ち切りは李明博大統領の日王謝罪要求
発言に対して日本人が激怒したことが背景にある。
そして多くの韓国メディアはこのスワップは2011年秋に日本が
頭を下げてきたから結んでやったのだと、事実と正反対の情報
を流した。李明博も日本を超えた韓国を手柄にしていたため
日本に頭を下げたことを隠したかった。まさに売り言葉に買い言葉
でスワップ協定は打ち切りになった。

スワップ協定はいざいという時は、相手が必ず自分を助けてくれる
し、自分も相手を助けるという信頼関係で成り立っている。
世界の金融が極めて不安定な状況にある現在、スワップ協定が
ないより、ある方がいいに決まっている。韓国が厳しい状況にある
時に日本がドル供給を拒否したら、市場は韓国売りになる。
08年のリーマンショックの際の韓国外為市場がそうであり、日米中
とスワップ協定を結ぶことで韓国はようやく市場の信頼を得た。

ただ韓国に対する制裁という点でスワップ協定など金融面は効果
が薄い。部品・素材など韓国向けのキーパーツの輸出において
届くのが遅くなるというやり方の方が、韓国企業の生産に打撃を
与えることができる。制裁をやるならきっちりやるという考え方が
大事になる。日本をなめるとこういう痛い目に遭うというのを身に
しみてわかる方法をとらなければならない。

国際政治は再び地政学の時代へ戻ったという認識を持つべき。
地理的な環境や条件が国際政治の方向性を決める。
台頭する中国と比較優位を失うアメリカ。そこで地政学が再び
脚光を浴びることになった。中国にとって痛恨だったのはミャンマー
の民主化である。民主化によって中国陣営から再び日米欧の陣営
へ向かおうとしている。
地政学の時代には各国が国益を露骨に追求する。

中国には国内充実に力を入れるべきという考えと、外へ向かおうと
いう考えがある。海軍力を一気に増強し、米国と対等になる。
後者の考え方が強くなっている。だから東シナ海や南シナ海で攻勢
を強めている。著者は中国を攻めるには黄海での海上戦力の優勢
の優勢が必須であるとしている。

韓国は変化に対して過剰に反応している。日本は反対に鈍い。
韓国の動きを見ることで東アジアの未来が見える。
中国は調子に乗って世界中を敵に回し始めた。
米国の戦略家エドワード・ルトワックは現在の中国をかつての
新興国であったドイツや日本になぞらえています。
日本はこの状況を利用して中国のオウンゴールを誘っていく
戦略的思考が求められる。

日本ダメだ論の正体

日本ダメだ論の正体~新聞テレビは日本を9割ダメにする!日本ダメだ論の正体~新聞テレビは日本を9割ダメにする!
(2013/11/30)
田村 秀男、渡邉 哲也 他

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著者はメディアを報道機関と言論機関に分けています。
報道機関は放送法に縛られたテレビやラジオの放送メディアで
多くの人に正確な情報を届けることに役割があるから、偏った
情報を流してはいけない。言論機関は新聞や雑誌などで、
自分の主張をするところなので偏っていてもいい。

また記事に関しては事実であることと、真実であることは必ず
しも一致しない。事実とはその都度、これが本当のことだという
もので、真実はある意味半永久性を帯びている。事実の集合体
がストーリー性を帯びて真実になるかもしれない。

日本の経済記者は権威に頼る傾向がある。
消費増税に際しては財務省のプレスリリースを無批判に載せる。
消費増税の必要性をIMFリポートを論理展開に使っている。
しかしIMF理事数人がこんなことをしたら日本経済を悪化させる
といった反対意見を述べているにも関わらず、そういった意見は
一切載せない。

自分たちでしっかりと経済指標のデータ分析をしないから
株価があがった=バブルという短絡的な報道をする。
報道に際しても匿名記事ばかりで責任の所在があいまいに
なっている。そして無責任報道が繰り返されることになる。

消費増税の問題で言えば、財務省という強大な徴税機関である
官僚機構をどうチェックしているのかということが、メディアに問わ
れている。しかしながらチェックする知識がある経済学者は財務省
の増税=景気悪化にはならない論をもっともらしい説明をつけて
その主張を補強するようなことを行っている。

メディアの対立軸に保守と革新がある。
そもそも保守って何かという定義は田村秀男氏は日本においては
これまで日本がたどってきた日本人としての生き方や文化・伝統で
参考とすべき基準とか、価値観から、日本の国家としてのあるべき
姿を求める。そういう姿勢を尊重するといった考え方は大いに同意
できます。

革新はあるべき未来社会に向かって進化する。進歩するという
プログレッシブな考え方。現実は民主党にせよ、社民党にせよ
ほとんど中身がないのが現実である。

だから自民党は官僚の描くシナリオに依存する偽物の保守ですし
民主党は官僚に政策を丸投げして進歩に背を向けたニセ革新になる。

財務省を頂点とする官僚機構は情報もお金も一手に握っている巨大な
権力機構です。一般会計と特別会計を合わせると日本のGDPの5割
以上に相当する予算をつかさどっている。そして国民から集めた税金
を再分配するわけですが、そこに天下り法人をいっぱい作ってしまう
異常なシステムです。そこにメスをいれるのが政治家・メディア・学術界
なのですが、残念ながらチェック機能は働いていない。

日本をダメにしている敵は日本人であって、戦後70年近くの間に自発的
な思考ができない人たちが大量発生して、他人軸で考える人が多い。
だからグローバリズムという言葉の意味を本当に考えることなく、時代の
流れといってわけのわからないことをやる。保守主義をとってみても日本
の保守主義とアメリカの保守主義は全く違う。国民国家として長い歴史が
ある日本と移民国家であるアメリカにおいては保守の意味が違う。

いまメディアに求められているのはジャーナリストの原点に帰って、権力
と名のつくものの言うことは鵜呑みにしないで、まず疑ってチェックする。
こういったチェック機能のないメディアはインターネットで検証され、次第
に淘汰されていく。

メディアはダメだと言われていますが、一次情報についてはメディアが
取材しなければ得られないわけで、存在意義はある。

この著作は著者の大手メディアの恐るべき劣化と頽廃により、日本が
自滅への道を歩んでいるのではないかという危機感から書かれています。
官僚や政治家が間違った政策にのめり込み、経済学者がそれを理屈づける。
本来、国民目線に立って、彼らの政策や考え方をチェックして、是正させるため
にあるのが、ジャーナリズムであったのだが、チェック機能を失い、なすがまま
言われるがままの報道を繰り返している。

著者はその頽廃の根源は戦後日本のエリートたちの思考に自主性が失われ
外国の目ばかり気にするようになり、外国の受けの良い政策をとることが日本
の国益だと勘違いをし、国内を犠牲にしてきたことだ。そしてメディアはその
エリートの宣伝機関に成り下がってしまった。それを象徴するように海外
投資家のポジショントークに翻弄されている。

要するに日本の自滅は財務官僚、その意に従う政治家、そして大手メディア
が支配層として政策を形成するから起きる。外部の目から自立して自国及び
自国民の利益を最優先する意識が欠如しているから、安易な自虐策をとる。
中小企業は今回の消費増税で大きなダメージを受けるだろう。しかし、中小
企業のという日本経済の分厚い裾野から反逆攻勢をかけるしか、自滅を
避ける方法はないという田村秀男氏の指摘は本質をついた意見だと思う。

何をやっても続かないのは脳がダメな自分を記憶しているからだ

何をやっても続かないのは、脳がダメな自分を記憶しているからだ何をやっても続かないのは、脳がダメな自分を記憶しているからだ
(2013/12/13)
岩崎 一郎

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ひとたび行動が習慣化されると、脳はいちいち考えて判断せずとも、少ない労力で最大の効果を上げられるように
活動します。

習慣を変えるとは脳を変化させることでもあります。

1.人は習慣に支配されている

人生の成功は習慣次第。

習慣とは日常決まりきった行い。反復によって習得し、少ない努力で繰り返せる
固定した行動。習慣とは生まれついた行動ではなく、繰り返し行われることで
身についていくものです。

身体的な振る舞いはもちろん、考え方、価値観、人生観など精神的、心理的傾向も
習慣化されます。年をとればとるほど習慣で行動する傾向が強くなってくる。

行動の9割が意志とは無関係。
90%が習慣である。習慣が人の行動を支配している。

癖も習慣の一種。
考え方や感じ方にも癖がある。
良い癖もあれば、失敗を引き起こしやすい悪い癖もある。
思考の悪い癖や対人恐怖などと向き合うことで癖を直す。

習慣化されればされるほど、線条体の脳細胞は少ないエネルギーで
この行動が起こせるようになっていきます。

習慣化されることで、その行動を起こしているときでも、別のことに
エネルギーを使うことができるようになる。

習慣の一つの特徴は、特定のシグナルがくると自動的に反応してしまう
ということです。単にひとつのしぐさや行動のみならず、考え方や価値観なども
習慣化されてしまう。

習慣や癖というのは、自分では意識していないのに、ついついその行動をとって
しまいます。これは潜在意識によるものです。

指を動かそう ①指を動かそうと思う ②脳が活動する ③指が動く

そうではなくて①脳が活動する ②指を動かそうと思う ③指が動く

つまり、本人が意思決定する8秒前に前頭極という部位が活動して
どの指を動かすかを決めている。
本人が意識する前に脳はすでにどちらの指を動かすかを決定している。
潜在意識のレベルで物事を決定していることがわかる。

潜在意識の力を使うと、習慣を変えやすくなる。

習慣はあなたによってつくられ、表面化した潜在意識の働きです。
それはあなたの人生を大きく左右するものです。ジョセフ・マーフィー

2.できる自分に生まれ変わる

想像力が習慣化のカギになる。

子供の時に我慢できた人達は、誘惑には簡単になびかないことがわかる。
誘惑になびかない子供は、自分の頭の中で自在にイメージを操り、工夫して
誘惑に負けないようにしていたのです。

脳はイメージするだけで活性化する。

私たちの脳というのは五感で知覚されなくても、ただイメージしているだけで
同じ働きをするのです。意志力を鍛えるには根性よりも、想像力を使ったほうが
あまり無理をしないで習慣や行動を変えられる。

ある特定の行動を起こせない、あるいは習慣化して身につかない。
自分が身につけたい習慣や行動が、心の中で腑に落ちるイメージになって
いない可能性があります。この心の中でつくるイメージが、あまりにも強く
なりすぎると思い込みになってしまう。

強い思い込みを取り除く方法。
考えは紙に書くだけで扱いやすくなる。
自分の考えをとっておくか、捨てるかでその後の自分の思考が変わってくる。
嫌なものはビリビリに破いて捨ててしまう。

やる気をアップさせるイメージの仕方。
鳥の目を持つとやる気が出やすい。
自分の行っていいることを他人の目で見ている。第三者の目線でイメージしている
方が行動に移しやすい。自分目線だと躊躇する。第三者目線だとなぜ、その行動を
するのかがわかりやすく、自分目線はどのようにするのかがわかりやすい。

どのように?というテクニックやスキルの視点よりも、なぜ?どんな意図で?という
ことがポイントになる。だから第三者目線の方がとっかかりやすい。

考える癖が習慣化されると、見知らぬ人にこの人を喜ばせるにはどうすればいい
のだろう?とか、自分の興味からなどというふうに行動に移しやすくなる。

思い込みは何もしないと一生そのまま自分に残りますが、ちょっと視点を変えて
心に描くイメージを工夫してみると、とても簡単に新しい習慣が始められる。

心にイメージをつくるイメージトレーニング。
例えばピアノでイメージすると、イメージするだけで指の動きを司る部位(感覚運動野)が
活性化される。実際にピアノを弾いて活性化される部位もある。100%は無理にしても
脳を活性化させる効果がある。

やる気を起こすときはなぜ?がわかりやすい第三者目線のイメージトレーニングがよく
スキルアップのためにはどのようにがわかりやすい自分目線のイメージトレーニングが
よいことがわかる。

どんな子供も強烈な想像力をもって生まれている。
しかし使わなければ筋肉が衰えるのと同じように、鮮やかな想像力も次第に色あせて
しまう。ウォルト・ディズニー

3.継続力を身につける

やる気をアップさせる秘訣。

習慣脳は運動を引き起こす脳の回路に連絡をとって、特に考えることなく行動を引き
起こします。連絡をとっているので、自分でやろうという気が起こらないと行動を起こす
ことができません。この時点では習慣化は程遠く、目標指向的な行動パターンになります。
このような場合は何か具体的な目標がないと行動を起こそうという気持ちになりません。
そのことにかなり興味を持っているとか、楽しくてついついその行動をとってしまうとか、
モチベーションが上がるようにすることが必要です。

このやる気を起こす回路は新しい行動を学びはじめて、何度も繰り返していくことで、次第
にその活性が高くなっていきます。220~280回ほど繰り返し学ぶと、やる気回路の活性
がピークに達する。そして習慣回路の高い活性が残る。習慣化には21日かかると言われて
いますが、実際には200回ぐらいの繰り返しがあって、行動の習慣化ができてくる。

習慣化したいのであれば、どうしたら毎回同じ快が得られるか工夫してみましょう。

やる気になり、目標指向行動を起こすスウィッチを入れるまでやる。

脳細胞から放出されるドーパミンの量が増えると習慣化が促進される。
ドーパミンはアミノ酸のチロシンから生成される。
チロシンはチーズ、納豆、乳製品、かつおなどに多く含まれている。
チロシンが多いとストレスが改善したり、集中力が持続したりする。

キッカケ行動によって習慣化する。
①時間ではなく行動をきっかけにする。
②きっかけ行動にする行動はわかりやすく特徴的なものがいい。
③行動の流れに注意する
④協調計画をつくる
⑤メッセージを使う
⑥自分の行動を管理する。もしくは記録をつける

習慣化するには二つのことが重要になる。

1.その行動を習慣化しようとする意志

2.実行プラン いつどこでという具体的プランを立てる

具体的実行プランを実際に決めてもらうことで習慣化を促すことができる

記憶力とIQには直接的な関係はなく、普段から少しずつ覚える努力をする
ことで海馬が成長し、記憶力はどんどん磨かれていくと報告しています。

人間の行動を習慣化させるには60秒という時間がとても大事です。
ある行動をして60秒以内に何かが起こると、その行動と何かを結びつける
ことをします。自分のアクションの結果を60秒以内に見える化することが
ポイントになる。

人が習慣を変えるときには、アクション後60秒以内の反応が大切。

新しい習慣を維持しながら、プラスの感情や満足感を感じ続けるには
どうしたらいいのか計画を練っておくことが大切。60秒以内にご褒美
をあげる。

習慣にするとハマって楽しくなる。
一つの行動を繰り返し行っていると創意工夫ができるようになって
次第にその行動自体に楽しみが見いだせるようになる。

有名な人と普通の人を分けるのは、何かに打ち込んだ量の差だと思う。イアン・ソープ

誘惑に負けない自分を作る方法。
癖は多くの場合はストレスを感じると起きると言われている。
何が原因でストレスを感じているのかを見つけること。

習慣をやめることにフォーカスするより、詳細な記録をつける習慣を始めることに
フォーカスするとよい。

思い込みの激しい人は、その一つの考え方ばかりに執着してしまう、まさに
特定の考え方依存症。思い込みを持ち続けることで失敗を繰り返している
場合もある。

ネット依存症の人は対人スキルや感情を理解する力が弱い。常に孤独を感じている。

人の気持ちが理解できるなどの健全なつながりをつくること。
人生に目的や意義を見出すことが依存症からの回復にとって重要になる。

脳は使えば使うほど賢くなる。
脳は大人になっても成長し続ける。
どんどん脳細胞(シナプス)同士のつながりをつくっている。
海馬では一日700の細胞が新しくなっている。
人の脳はとても柔軟性があり、一生かけて脳細胞も新しく生まれ、入れ替わっていく。

習慣を変えるには身体を動かすことが一番。

我々にとって怠惰ほど有害で致命的な習慣はない。
にもかかわらず、これほど身につきやすく、断ち難い習慣もない。ジョン・トッド

脳を鍛える秘訣は1.運動 2.食事 3.人間関係 4.考え方の4つになる。

運動は脳機能を上げる。
具体的には仕事の配分時間を決める、計画を立てる、短期的な記憶をする
いくつもの仕事を同時に進めるマルチタスク機能を上げる、曖昧な条件でも
決断する。このような機能が運動をするだけで7倍に跳ね上がる。
物事をこなすスピードは3倍にあがる。

普段から運動をしている人の海馬は2%ほど大きい。

少しでも有酸素運動をしていると脳が活性化されて記憶力が高まる。

普段から運動をしている人は前向きで、改善意欲が強い脳になっている傾向がある。

豊富にオメガ3を含む食事をすることが脳機能があがる。
魚に多く含まれる。学習能力があがる。
反対に高脂質の食事は脳機能を低下させる。

悪口は脳機能に猛毒になる。

考え方次第に脳は大きく変わる。
感謝の気持ちを持つワークをしてもらったグループは自尊心を高める、何もしない
グループと比べて、自分は変われる、よくなれるという気持ちが強かった。
自分は良くなれると思うためには感謝の意識を持つことが大切。
感謝すると脳の厚みが増す。

大きなことでも小さなことでも感謝できることを見つけて日記に書く。
感謝の日記をつけることで、脳機能を高めると同時に人間関係と運動も
連動して変わっていった。

習慣とは脳の回路をデザインすること。

習慣を自由になしえるものは人生において多くのことをなし得る。
習慣は技術的なものであるゆえに自由にすることができる。三木清

一家は習慣の学校なり。父母は習慣の教師なり。この習慣の学校は
教育の学校より有効にして、実効を奏する。福沢諭吉

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