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石油の埋蔵量は誰が決めるのか

石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか? エネルギー情報学入門 (文春新書)石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか? エネルギー情報学入門 (文春新書)
(2014/09/19)
岩瀬 昇

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国際情勢が混沌としている。昨年の3月ロシアによるクリミア併合、6月には
イスラム国によるイラクにおける支配地域の拡大は原油生産能力の増強を
スローダウンさせるだろう。イラクは既発見未開発油田が多数あり、短期で
開発生産できる国だ。ロシアにしても国家予算の半分をエネルギー輸出に
依存しているし、西欧は必要なガスの36%をロシアから購入している。

日本の貿易赤字は2010年まで黒字だったが、2013年には11.5兆円に
上った。原因はLNGスポット輸入が原因だと言われている。
2013年度の日本のエネルギー構成比は石炭30.3% 石油14.9% 天然ガス
43.2% 原子力1% 水力8.5% 再生エネルギー2.2%
2010年と比較して29.6%あった原子力が1%に減る一方、石炭 25%→30.3%
石油7.5%→14.9% 天然ガス29.3%→43.2%という結果になっている。

LNGは通常20年契約で購入するが、今回のような緊急事態の場合は
スポット契約で購入している。

LNGとは-162度で液化して体積を1/600にして専用タンカーで消費地に
運び、専用タンクに陸揚げし、再度気化して天然ガスとして使用している。
LNGプロジェクトを構築するためには、通常、探鉱・開発・生産作業及び
液化装置、LNG専用タンカー、再気化装置などを建造しなければならない。
必要な資金額は年産1000万トン級のプロジェクトで7000億円~1兆円と
言われている。これには受け入れ基地の建設費は含まれていない。

全世界の天然ガスの生産量は30億5990万トン(石油換算)、うち貿易量
は30%の9億3489万トン、残り70%は生産国内で消費されている。
貿易量のうち69%はパイプライン、LNGとして取引されているのは31%。
日本の輸入量は2013年8806万トンで世界全体のLNG貿易量の37%。
消費量全体の3.5%である。

日本のLNG輸入先は、まずはアラスカ、アブダビ、マレーシア、豪州、
カタールと推移してきた。LNG購入の理由は公害対策だった。
硫黄分の排出を抑えるためだった。

米国におけるシェール革命の理由は、その好環境にある。

①起業家魂
②鉱業権は政府ではなく土地所有者のもの。交渉がややこしくならない。
③パイプライン網、誰にでも使える。
④資機材(水を含む)、人材、技術力、鉱山学部の充実。
⑤周辺サービス産業、サブコンと呼ばれる石油技術開発会社の存在。

シェールガス、シェールオイルは水圧破砕法により、散財しているシェール
層の天然ガスを一箇所に集め、水平に掘削していくことで採取できる量が
大幅に増えた。ただしオイルはガスと比べて亀裂を通って集まる量が少
ないため掘削のコストは高いバレルあたり60~70ドルと言われている。
ただし、この掘削には職人芸ともいえる技術が必要になる。
他国で掘削する場合は同様の生産性を実現するのは難しい。

シェールオイル埋蔵量
1位ロシア 750億バレル
2位アメリカ 580億バレル
3位中国 320億バレル
4位 アルゼンチン270億バレル
5位リビア 260億バレル

シェールガス埋蔵量
1位中国 1115兆フィート
2位アルゼンチン 802兆フィート
3位アルジェリア 707兆フィート
4位アメリカ 665兆フィート
5位カナダ 573兆フィート

中国が最大の埋蔵量だが、地理的な要因で困難
が予想される。存在するのが西部、四川省、陜西省
山岳地帯、新疆ウイグル自治区などである。
地層が複雑で断層が多く地下4000~6000メートルと
深いところに存在している。米国の場合は1000~
3000メートル、ロシアも3000メートル、アルゼンチンも
米国と同程度であることから考えても非常に深いところ
に存在している。またまとまった油田がないために基本
インフラがない。有力な技術サービス会社が三大国営
石油会社の傘下にあり、最新技術に通暁していない。
また乾燥帯にあるため、井戸1本あたり3000~1万立法
メートル必要とする水の手当も容易ではない。

資源量と埋蔵量という言葉がある。
資源量とは、地中に存在する炭化水素量のことで、未発見
資源量、推定資源量、原始資源量があり、そのうち技術的に
回収可能な資源量である。

埋蔵量とは技術的に回収可能な資源量のうち、通常の方法
で経済的に採掘可能なものをいい。回収の可能性の度合い
に応じて、確認埋蔵量、推定埋蔵量、予想埋蔵量という。
90%以上の回収可能性があるのを確認埋蔵量、50%以上
の場合を推定埋蔵量、10%以上を予想埋蔵量である。

埋蔵量は技術の進歩と価格の高騰によって徐々に成長
している。価格の高騰と技術革新によってシェールガス、
シェールオイルが経済的に生産されるようになり、2次回収
3次回収により回収率が向上し、当初の確認埋蔵量以上の
生産を実現しているケースも多い。回収率が20%→40%に
改善されると埋蔵量は倍増する。現に老朽化した油田を
買収して、生産量を上げている例もある。

資源量の計算は、スポンジの中に見えない孔があいていて
その孔に水分が含まれているイメージ。単位あたりどの程度
水分が入っているか計算する。貯留層の孔隙率と浸透率を
使って計算する。

石油には有機起源説と無機起源説がある。
現在は有機起源説が定説となっている。

根源石(有機微生物が沈殿)
沈殿体積した有機物が高温高圧によってケロジェン化
ケロジェンは地下浅いところで油、深いところでガスになる。

移動 油・ガスが岩石中の空隙を通じて移動

貯留石中の帽岩でカバーされたトラップの中にたまる。
軽いガスが一番上に、その次に軽い油が真ん中、一番重い水
が下に堆積する。

無機起源説は生産可能な石油天然ガスは有機起源説で
考えられているよりもずっと多い。地球のマグマは無限だから
というのがその理屈。

石油は平時はコモディティだが、戦時は戦略物資になる。


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日朝正常化の密約

日朝正常化の密約(祥伝社新書)日朝正常化の密約(祥伝社新書)
(2014/11/04)
青木直人

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2002年の小泉訪朝。そこで交わされた日朝平壌宣言と国交正常化。
日朝平壌宣言では至れり尽せりの援助が明記された。
その援助総額は1兆円を超えると推定されている。
しかもアンタイドローン(ひも付きではない)ので日本企業が受注
できるわけではなく、北朝鮮側に指名権があるという。
日朝平壌宣言の詳しい内実については政治家、外務官僚が知る
のみで、ほとんど国民に知らされていない。

そして、ここにきて安倍政権はこの平壌宣言を再確認するという
ことを行い、北朝鮮もそれに応える形で日本に急接近している。
北朝鮮では政権No.2といわれた張成沢が粛清、処刑された
ことで、唯一の支援国である中国と関係が決定的に悪化、習近平
体制が北朝鮮という古い友人に見切りをつけ、韓国との関係構築
へ舵を切り始めたという背景がある。

戦略的には日本側が非常に優位な立場にある。
しかしながら、外務省が正常化に向けて前のめり、そして日本の
マスコミがあたかも拉致被害者が帰ってくるかのような報道で
かえって日本側が和解を求めているというメッセージを送って
しまっている。現に北朝鮮側は拉致に関して説明するから
平壌まで来るように言い出す始末である。
ならば、日本側の優位を決定づけるには平壌宣言の破棄を
ちらつかせるだけでいい。国交正常化を日本側が急ぐ理由
はない。

旧財閥三井グループは戦前大陸と朝鮮に大きな権益を有して
いた。現在は北朝鮮ビジネスの情報収集機関になっている
東アジア貿易研究会は三井物産が財政的な支援を行って
いる。

日本のODAは低金利の長期借款供与、円借款がありODAの
90%を占めている。日本のODAは道路、鉄道、空港、通信など
経済インフラを援助の対象案件にできる。
この日本の円借款は世界に例がないアンタイドローンという
援助スタイルなのだ。アンタイドとはヒモがついていない。
普通援助は援助する国のヒモ付きがあたりまえである。
日本のアンタイドローンはどこの国の業者であろうと、相手国
が決めることができる。北朝鮮で言えば金正恩が決定する
ことができるのだ。そうなれば、内外企業が賄賂攻勢に出る
ことは明らかである。

なぜそうなったのか?
円借款をタイドローン(ひもつき)ではなく、アンタイドローン
にしろと強要してきたのは米国である。
1979年10月の日米事務レベル経済協力会議において
日本側が外務省、通産省、米国側が国務省、財務省、商務省
エネルギー庁のトップだ。
この場で、米国側が日本からの中国向け円借款は全て
アンタイドローンにすること、しかも中国との取り決め文書にて
明記せよという強硬な内容だった。米国側は円借款を利用して
日本が中国市場を独占するのではないかという疑心暗鬼が
あった。

このアンタイドローンが北朝鮮向けでも適用されるのである。
ロシア、韓国、中国も日本のODAにたかろうとしている。
日本のODAは日本国民が納めた税金です。
それを一種の国際共有財とされてしまった。
外務省もそれを受け入れ、JICAなどの援助機関もこれに異を
唱えない。ジャパンマネーを自由に使えるキャッシュカードを
北朝鮮に渡していいのだろうか?

日本が朝鮮半島に残してきた資産は1945年8月15日時点で
総額資産はGHQの試算では891億1000万円に上る。
現在価格に換算すると16兆9300億円に相当する。
南北合計値がこの数字で、北朝鮮に残してきた資産に限ると
462億2000万円。総合卸売物価指数(190)を掛けると
8兆7800億円になる。

北朝鮮において中国の存在は圧倒的で、北朝鮮の貿易の
70%を占め、国内に流通している商品の70~80%が中国製
である。粛清された張成沢は中共の援助を媒介にしたトロイ
の木馬として排除された。

北朝鮮と中共との間には深刻な路線対立がある。
自主経済の破綻から北朝鮮は中国の支援と引き換えに
金日成以来の極左的な政策の修正が求められている。
労働党内部で近年、中国との援助や貿易に関与する
政府高官の中に、急速に富裕化する階層が出現し
彼らは中国と利害を共にする政治集団となりつつあった。
先軍政治路線を掲げる金正恩との対決は避けられなかった。

先軍政治体制とは戦時共産主義体制のことである。
特徴は党でも政府でもなく、軍が内政・外交に絶対的な影響力
を持っていることだ。北朝鮮は先軍政治を合法化し、憲法にも
軍首脳で構成される国防委員会に最高権限を付与している。
中国も文化大革命時代、林彪国防相率いる人民解放軍と
毛沢東を両輪とする軍事管理体制だった。

張成沢は開放経済と対外緊張緩和という内外路線を進め
中国はそれをバックアップしていた。緊張緩和すれば外資
が安心して北朝鮮に投資できるからだ。
また中国は投資に不可欠な関連法整備を求めた。
これは張とつながる経済官僚が力を持ち、軍や党の既成の
経済権利が侵食されるようなものだった。

2009年温家宝首相は北朝鮮を訪問した。環日本海開発戦略
において東北三省の対外開放、それにともない日本海進出
ルート(長春から羅津そして新潟へのルート)を確保するため、
北朝鮮の港湾設備と鉄道の改修を援助する代わりに、見返り
として資源の開発権を提供させる目的だった。

北朝鮮は援助の代償として港、鉱山、安価な労働力を提供
することになった。具体的には羅津港、鉱山では茂山鉄鉱山
になる。

2009年金正日は突然デノミ政策を実行した。
1世帯あたり10万ウォンを超える資産を没収した。
対中ビジネスを通じて成長してきた新富裕層に対する恫喝
と牽制だった。

中国が北朝鮮に求めるものは安定のみだ。
北朝鮮は中国に経済的に従属しつつ、政治的には自主独立
を保つことは果たして可能なのか。こうした二律背反は金日成
ならなんとか出来た。金正日もかろうじて乗り切った。
金正恩は政治的キャリアがない31歳の青年である。

北朝鮮は路線転換がなぜできないのか。
1.軍が絶対的パワーを握って離さない。
2.経済テクノクラートがいない。
3.外交的孤立脱却のシナリオが見えない。
なにより最高指導者が路線変更に消極的だということ。

結局のところ北朝鮮において政権交代があるとしたら
軍を中心とした政権内部だ。中国においては公安を握る
華国鋒と人民解放軍を握る葉剣英が手を握り、文革を
主導した江青ら4人組を逮捕した北京政変のような形に
なるのではないだろうかと著者は分析している。

著者は中国分析には定評のある方ですが、今回も北朝鮮
に関して非常に鋭い分析をしている。様々な思惑が錯綜
する北朝鮮において、日本がどのようなアプローチをする
のか。現在のところは日本は北朝鮮側にもそれに絡む
周辺国にも食われるような、極めて情けない状況だ。
特に北朝鮮との関係に関して主導する外務省の対応
はこの著書の通りだとしたら噴飯ものだ。
国民の見えないところでとんでもないことが進められて
いたというのが、小泉訪朝の負の部分なのではない
だろうか。そこにスポットを当てたところにこの著書の
価値があると思います。

バカな外交論

バカな外交論バカな外交論
(2014/10/08)
高橋 洋一

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そもそも外交とは何か。
一言で言えば「貿易」と「安全保障」について他国と話し合うことであると
著者は説いています。また著者は徹底した自由貿易論者であり、その
あたりについては意見が相違するものの、新しい視点が面白かった。

国益のために外国と渡り合うのは政治家の重大な役割であり、それを
外交と呼ぶ。外交には国益がかかっている以上、その動向は国民の
利害に直結する。

経済的な結びつきが強ければ、軍事的な結びつきを強くなる。
逆もしかりである。貿易は、戦争が起こる可能性が極めて低い国
すなわり安全保障条約が結ばれており、軍事的な結びつきが強い国
と行うことが前提となる。貿易が盛んな国とは、必然的に安全保障の
関係も強まる。お互いの利益を守るためには、軍事的な争いを避ける
ことが一番だからだ。EU各国はNATOという軍事同盟によって結びつき
を強めている。

日本のみならず世界を良い方向へ導くためには、自由貿易を進める
ことが、最良の解である。輸出や輸入に関わる規制や関税を取り払って
自由に売り買いする。貿易が自由になると、それぞれの国が豊かになる。

自由貿易の下では、双方の国の生産者が国内生産者であると同時に
海外生産者にもなることで、お互いの利益を伸ばすことになる。

外交交渉は合コンと同じ。
とりあえず声がかかったら、よほどひどいメンツではない限り、とりあえず
行ってみる。一事が万事、交渉とは内容が国益にかなうかを見極めるため
に参加するものだ。

企業の赤字、黒字は損得で見るものだが、国の貿易収支の赤字、黒字は
損得で見てはいけない。売った額より買った額の方が多いと貿易赤字に
なる。これは企業や家計でいう収入より支出が多いことによる赤字とは
根本的に違う。輸入する企業も、輸出する企業もそれぞれの分野で成功
することが国を支え栄えさせる。輸出の総額と輸入の総額を単に差し引いた
金額は国の経済力や経済成長率とは何も関係ない。

重要なのは国の経常収支が黒字かどうか。

経常収支
貿易収支・・・モノの輸出入の差し引き額
サービス収支・・・サービスの輸出入の差し引き額
第一次所得収支・・・外国への直接投資や証券投資の収支
第二次所得収支・・・外国への無償資金援助や援助物資の額

アジアに共通通貨圏が向かない理由。
最適通貨圏理論 ロバート・マンデル
近い距離にあって、人や物が活発に往来する国々、また同程度
の経済力を持ち、何かショックがあったときにGDPが同じように
変動する国々であれば、共通通貨圏を形成するメリットがある。
EUでもギリシャのような同程度の経済力を持たない国は共通
通貨圏に入るべきではないことを示した。
アジアでは共通通貨圏の形成を目指すのではなく、自由貿易を
進める自由貿易圏を作ることで、経済的な結びつきを強めていく
のが一番いい。

国際金融のトリレンマ
①固定相場制 ②金融政策の独立性 ③自由な資本移動。
このうち2つは同時に実現できるが、3つ目を実現させる
ためにはどれか1つを諦めなければならない。

①固定相場制は為替変動のリスクに影響されないために
経済力の弱い国が通貨安定のために有効な手段。
②金融政策の独立は、一国の中央銀行が独自の判断で
金融政策を行えることを意味する。中央銀行が物価の安定
のために世の中に出回るお金の量を調節する。
③自由な資本移動とは、他国からの自由な投資を認めること。

日本、アメリカは①の固定相場をなくして、②金融政策の独立性
③自由な資本移動を行っている。EUは①と③をとって②の独立性
を放棄している。他方中国は①と②をとり、③を放棄している。

安全保障には似た者同士の集まりが有効。
民主主義同士の国は戦争をしない。
安全保障とは、裏を返せば、どのような場合に安全が脅かされる
かを想定し、先手を打っておくこと。
似た者同士でまとまっておくこと、集団的自衛権で守り合う体制を
作っておくことが、似ていない独裁国家への牽制になるのだ。

民主主義より先に自由貿易を広める。
自由貿易と民主主義はともに自由の理念が通底しており、自由貿易
は民主主義にもっともフィットする。自由貿易は民主化を進める原動力
になる。

経済制裁にこそ抜け穴が必要。
経済制裁は本当に相手国を経済的に困窮させることが目的ではない。
私たちは怒っている、行動を改めなさいという政治的メッセージを送り
相手国の為政者に間違いを気づかせ、方針を改めさせるのが目的
です。だから、抜け穴を見過ごし、相手国の逃げ道を残しておく。

安全保障では外務省と防衛省とで綱引きがある。
そこで外務担当と防衛担当のツープラスツーでの交渉になる。

中国は積極的に自由貿易を進めることができない。
泣き所は中国が一党独裁であること、その一点である。
自由貿易を進めると、一党独裁体制が崩れる可能性が高い。
自由という価値観が一党独裁政権の価値観と相容れない。
これは国際金融のトリレンマで説明できる。
中国は固定相場制である。この固定相場による通貨安で
中国の成長を支えてきた大手輸出企業の既得権がある。
さらに国内の物価の安定のためには金融政策を放棄する
ことはできない。そうなると資本移動の自由を放棄するしか
なくなる。しかしながら、通貨安はインフレを招く。
一部の特権階級の利益を守るために、一般国民がインフレ
に苦しむ羽目になっている。

資本移動の自由がないと、土地も企業も国有が大半の中国
に投資する場合、交渉相手として常に中国政府が関わって
くる。中国政府の心一つで大損を被るリスクと隣り合わせ
なのだ。余計な面倒と心配がついてまわる国とは、親密に
付き合いたくないと投資する側の国は考える。
中国はじわじわと国際的に孤立しつつある。

中国は経済弱小国が成長する際に、必ずといっていいほど
通るポイントがルイスの転換点です。限界に達した安い
労働力以外の要素をもって、経済の停滞を防ぐことができる
かが中国の課題になる。

中国の歪んだ経済。
一つ目は中国経済の闇である。シャドーバンキング問題があり
その規模は30兆元(500兆円)GDP比で60%にものぼる。
シャドウバンキングは銀行→企業ルートの委託融資と貸付債権
を小口化した理財商品とがある。資金需要者のメインが地方政府
の投資会社・融資平台が高利で借り、地方政府の指示で道路や
ダムなどのインフラ開発資金に使っている。

変動相場制への移行という経済改革を行えば、中国はルイスの
転換点を乗り越えることができるし、シャドーバンキング問題を
解決することもできる。しかし、既得権益層のためには固定相場制
を守りたい。この板挟みになっているが、中国の現状だ。

戦争回避のためにある集団的自衛権。
集団的自衛権は行使容認した方が日本国民の安全が守られる
からだ。夜道を歩くなら、一人で丸腰より、グループで歩いた方が
安心である。似た価値観を持つ者同士でまとまって、脅威となる
相手には、その協力関係を公言しておく。そうなれば、相手国も
やすやすと手をだせなくなる。

二つの国がぶつかりそうな場合、当事国の同盟国が第三者的
立場からやめろと言えるのが、集団的自衛権の重要な機能の
一つである。

外交というのは安全保障と貿易という視点が面白かった。
外交のある意味原理原則を学び直すという点で面白い本だと
思います。

早く正しく決める技術

早く正しく決める技術早く正しく決める技術
(2014/04/24)
出口 治明

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数字・ファクト・ロジックを上手に使えば正しい決断ができる。

序章 決められる人が物事を進められる

・考えて決断する人が物事を動かす
 仕事では、まず決断すること。そして行動し、成果をだしていくこと。
 キチンと考えれば決めること自体、それほど難しくはない。

1.なぜ正しく決断できないのか~80%のどうでもいいことが決断を鈍らせる~

・どちらの方がベネフィットが高いかで選ぶのが原則
 どのような仕事であれ、目的がある以上は、丁寧に分析していけば正解に
 たどり着くことができるはず。

・余計なことが決断を鈍らせる。
 余計なこととは、上司の顔色、社内のポリティクス、自分の経験の有無、過去の経験
 仕事の哲学。

・決断ができないと思っている人は、意思決定と提案を通すこととの区別がついて
 いません。屋上菜園をつくると決断したら、上司の承認を得る方法を考えればいい。

・提案を通すときはタイミングをみる。
 話を切り出すタイミングをみる。相手が聞く姿勢が整っているのかを見る。
 上司が自分の提案に類似するテーマの話をはじめた。仕事が一段落した。
 いかにも機嫌がいいなど。

・捨てられないから決められない。
 トレードオフの考え方。決断する際には得るもの、捨てるものを冷静に見極めて
 総合的に判断しなければならない。

・とっていいリスクと、とってはいけないリスク。
 リスクを恐るなといっても、それは自分の体力に見合ったリスクです。

・失敗してゼロになっても生活できる体力があるか。
 成功の確率はどれくらいか。それらを検討してリスクをとる。

・数字、ファクト、ロジックで決める。
 数字とはデータのこと、ファクトとはデータに関連する事項や過去の事実、
 ロジックとは、そこから実証的な理論を組み立てることです。

ロジックはY=F(X)の関数式になぞらえる。X(ロジックを変える変数)Y(ロジックによって導かれる結論)
Xに加えてX2と変数が増える。

・様々な見方があってもひとつの結論に落ち着く。

何事であってもきちんと数字にあたり、ファクトをもとにロジックを組み立てていく。

2.数字・ファクト・ロジックで物事を組み立てる

・数字
国語ではなく算数で考える。
数字からファクトをつかむようにすれば、一見耳に聞こえのいい話も事実を捉え直す
ことができたり、理解を深めたりすることができます。

・元データにあたるクセをつける

・1日10回ネット検索をする。気になるキーワードで元データを検索する。問題意識を持つ。

・他人の意見は無視して、一次情報にあたる。

・数字を他の数字と比べることでファクトが浮かび上がり、自分のアタマで考えることが
 できるようになる。数字を使って考えるときは、タテとヨコの比較が基本になる。
 ヨコの比較は空間軸で、他の会社、地域、国など、同じ時間軸で他の場所の数字と
 比べる。縦の比較は時間軸で過去の数字と比べること。

・ファクト
ファクトとは数字やデータから導き出される客観的な事実です。
ファクトとして取り扱うためにはきちんと分析することが必要です。
お客様の声から仮説を導き出す。仮説からアンケートをとる。
同じクレームが100件あったなど。

・ロジック
 数字、ファクトをもとに論理を組み立てていくことです。
 どちらのロジックが正しいかとなると、どちらがより多くの変数をもっているかだ。

 結論Y=所得(X1)×年齢(X2)×ニーズ(X3)

 結論Y=所得×年齢×ニーズ×流行×海外の影響←変数が多いほど議論が緻密になる

 変数が多いほど多面的に考えている。

・多面的に考えるコツ
 正しい解にたどり着くためには、いかに多くのXを考えられるかだ。
 数字、ファクトに執着してできるだけ丁寧に分析すること。
 それとより多くの人と議論をすること、。

・議論に素人を入れる。素人をいれると変数が増える。

・自分自身の変数を増やす。変数を増やすには様々な人と出会うことだ。

・ロジックの見直し方。見直す必要があるときはなにかうまくいかないことがあるときです。
 幹と枝葉を分けて、計画の段階で幹と枝葉を分けて、幹を明確にしておく。
 枝葉は幹を実現する方法である。例えば若者向けに仕掛けを考えるが幹。
大学生半額デーをつくる。これは枝葉。幹に問題があるのか、枝葉に問題があるのか
ごっちゃにしないことが大切である。

・数字とファクトが変わったら、ロジックも変わる。
 社会の前提となる数字やファクトが知らぬ間に変化していることは実はよくある。
 
・岩盤まで掘り下げる
 前提となっているところを疑う。提案がひっくり返されるのは土台がグラグラしている
 からです。自分が本当に納得していることはそう簡単にはダメにはなりません。

・速く決断したければ急がば回れ。
 最初がいい加減だとあとで時間がかかるのは仕事全般にいえること。
 PDCAサイクルのうちPLANとDOができるのですが、CHECK、ACTIONまでいきません
 というのはPが足りていないから。

3.チームで決めるためのルールのつくり方

・間違いなく物事を進めるために決めるルールをつくる。

・意思決定する日を決める。ダラダラ考え続けてもよい答えは出ない。

・決めるためには最初に捨てる総量を決める。

・数字、ファクト、ロジックを浸透させるには言い続けて、仕組み化すること。

・社会常識・社会通念は地面(地表)であって、そこからスタートするのはラクを
 しているということです。

5.1%の直感に従うために

・迷ったら直感で決める

・大量のインプットで直感の精度があがる
 意識はできなくても無意識の脳が膨大な量の情報を処理して答えを導いてくれる。

・行動して失敗したら、それはあなたが多数派であったという、ただそれだけのことです。
 失敗する確率の方が高いわけですから。

・自信がなくても決める。

旅・・・想像していたものとは違う発見がある。

本・・・実体験と変わらない影響力を持っている。

人・・・イエスという答えが出会いを広げる。

結論を知ろうとするのではなく思考のプロセスに注目する。

先人の思考プロセスを追体験する。

生産的な議論は相手がどのような数字・ファクト・ロジックで結論を出した
のかを理解することからはじまる。

東大教授が教える独学勉強法

東大教授が教える独学勉強法東大教授が教える独学勉強法
(2014/07/17)
柳川 範之

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1.新しい勉強が必要とされる時代

・何のために勉強をするのか。それは生きてくための知恵を身につけるため。
 人間が生きていくには、選択を迫られる場面に何度も出くわします。
 そういう場面において少し自信をもって決められるようになる。

・勉強の本質とは、得た知識や情報を使って、何かを決めたり、選んだりする
 ときにどう役立てるかということ。勉強においては本質的に大事だった深く
 考えて、選ぶ、決めることである。

・学問を身につけた人は情報に振り回されない。
 ある情報と自分の行動や将来の自分のやり方を結びつけるには理論が必要になる。 

・答えのある問いから答えのない問いへ。
 学問の世界だけではなく、世の中のほとんどのことについて、何が正解なのかよく
 わかっていない。

・生き残るためには応用力と独創力を身に付けよ。
 
・勉強は加工業、自分の中で熟成が大事である。
 いろいろな知識や情報という材料を取り入れて、それを自分のなかで加工して違った
 アイデアにする。加工するためには様々な情報が必要だし、頭の中に理論という
 設計図も必要になる。ありきたりの情報と設計図からはありきたりのものしか出て
 こない。ときには自分の中にある全く違った引き出しから、情報や知識を引き出して
 新たな結びつきや編集をしてみることも、思わぬ製品を生み出す原動力になる。
 独創的な発想もそこから生まれます。

・熟成させるというのは自分のかでじっくりその情報を吟味して、その意味を考え、
 自分のものにする作業です。

・これからは自ら学び、自分の頭で考える時代。
 独学なら試行錯誤がつきもの。独学は自分の頭で考えて、判断するというくり返し
 のなかで、知らないうちに左右されずに生きていく力が身につくものです。

2.なぜ独学が一番身に付く勉強法なのか

・独学の最大のメリットは自分のペースで勉強ができること。
 
・自分の理解に合った教材を選べる

・すぐ人に聞けないから、自分で考えるクセがつく。

・自分で自分を評価する力がつく。

・とりあえずやってみるというのが独学を始めるうえでの大きなポイント。

3.勉強を始める前にやっておきたいこと

・いきなり勉強を本格的に取り組むのではなく、試行錯誤する準備期間を持つことが大切。

・まず自分に合う勉強のコツを探そう。
 人によって違う理解のパターンやクセを自分自身で把握して頭に入りやすい勉強の
 仕方を工夫することです。

・勉強する前に勉強する姿勢をつくる
 勉強や学びのプロセスとは、実は、いったん押し返してみること。
 先生の言ったことを鵜呑みにするのではなく、そこで得た知識をもう一度自分なりに
 組み立ててみる。なんでも疑ってかかるクセをつける。

・つねに自分がどう思うか、どう考えるかを考えるクセをつけよ。
 
・テーマの立て方、探し方
 何がわかっていないか、何がうまくいっていないのかという視点でみる。

・ある程度、自分が関心を持てそうなテーマを二つ三つピックアップするというもの。

・学んだ先にある少し遠い自分の姿をイメージする。

・目標の立て方、管理の仕方。
 目標達成は3割でよしとする。
 目標の意義は進捗状況を自分なりに確認する点にある。

・長期の目標は仮の意識で。
 目標を長めにしないというのがモチベーションのもたせ方の一つ。
 
・こういうことをやりたいという自分の行き先のターゲットがないと。
 結局ゴールが見えません。ゴールの方向性が見えないと、とんでもない
 方向へ行ってしまう可能性があります。

・仮であっても長期的な目標をもって、何かを目指して勉強していくことで、戦略
 というものが生まれます。明確な目標やゴールを設定して、そこから逆算して
 考えて、今何をすべきか、あるいは3年後に何をすべきかを絶えず考えながら
 勉強するのと、目標なく勉強するのとでは結果が全く違ってくる。

4.新しい分野にどう取り掛かり、学びを深めていくのか。

・情報収集、資料収集については、最初から集めすぎないのがコツ。
 勉強する前にあまりにもいろいろな情報に接しすぎると、それで自分が納得
 してしまって、新しいアイデアや発想というのが出にくくなるデメリットがある。

・走りながら情報や資料を揃えていく。
 自分が関心を持ったり、考えたいことについての資料が出てくるので
 その都度、不足している部分をあちこちから探してくるのがいい。

・まずとっかかりは入門書3冊から。

・本の中に正解を探さない。
 絶えず自分の問題意識と照らし合わせながら、批判的に読んでいく。

・入門書概説書は1回目は書かれているものをそのまま吸収する。
 2回目は少し疑問を持ちながらもう一度読むと理解が深まる。

・わからない用語は無視。本の基本コンセプトを掴む読み方。
 
・マーカーを引くより、くり返し読んだほうが身に付く。

・著者の立場で自分なりの答えを考えていくトレーニング。

・思いついたアイデアなど断片的な情報はメモをとる。

・要点はまとめない、要約もしない。

5.学びを自分の中で熟成、加工し、成果をアウトプットする。

・著者に対して反論しながら読む。

・社会で起こっている出来事や自分の目の前で起こっている現象を、
 自分なりにどう理解して、どのように解決にもっていくのか、仕入れた
 知識や情報を材料にして、そこまで自分の中で考えを深めて、実際に
 役立たせていくことに、学問を勉強する意義がある。

・物事を普遍化していくことに意義がある。
 普遍的なストーリーを読み取る。
 
・似たものを関連付けることで本質をとらえる。
 
・学問と現実を関連付ける能力、応用する力をつける。
 応用するとは、自分なりに答えをだすということ。
 常に新しい知識なり情報に触れたら、その話がどこかで
 他の事例に応用できるかというところまで考える。

・応用力をつけるには、まず基本をしっかり押さえること。
 そして、基本から少し変化させるということ。
 
・自分はわかっていないという経験こそが大切。

・人に伝えようとすることで学びはさらに深くなる。
 自分の言葉で書く。やさしく人にわかりやすく書く。
 

仕事をつくる全技術

仕事をつくる全技術~トップ営業はこうして「稼げる案件」を生み出している~仕事をつくる全技術~トップ営業はこうして「稼げる案件」を生み出している~
(2014/09/14)
大塚 寿

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営業力=仕事をつくりだす技術
狭義の営業力にプロデュース力、コミュニケーション力、プレゼン力、人脈力などを加えた最強のビジネススキル。
企画力=仕事のたねを見つけ出す 人脈力=WINWINの関係を生む 交渉力=仕事を実現させる

1.仕事づくりで大切な10の心得

・仕事づくりはエンターテイメントだ。

相手にとって面白いことを考える。
エンターテイメント性の3要素は仕事観、インパクト、ストーリー。
楽しくなければ仕事ではない。お客様の笑顔が見たいなどの仕事観。
相手のサプライズを誘うインパクト。納得と共感を引き出すストーリー。
見つける。つくる。思いつく。乗っかる。

・仕事の報酬は仕事である

仕事の報酬は次の仕事である。
継続的な報酬が基本。新規はそれに比べて5~10倍大変。
リピーター取引が8割。新規2割を積み重ねていくのが理想的な事業セオリー。

商圏内の住人に継続してきてもらうにはどうしたらいいのか。
よく考えて、試行錯誤を続けなければならない。

発注側は請負相手に常に順番をつけている。
つかえるやつ。つかえないやつ。

誰よりもいい仕事をするという意識。

相手の印象に残る仕事をする意識。

・相手に100%寄り添う

相手の立場に立つでは仕事は取れない。

コンスタントに仕事を作り出している人は、相手に寄り添って考え、行動している。

相手が何が欲しいかわからない時代には、寄り添うからこそ仕事のタネがみえてくるのです。
相手が不安に思っていること、課題に思っていること、満足していないことに焦点を絞って
その部分で役に立とうという姿勢が大切。

・サービス精神旺盛な人に仕事が集まる

笑いの力で心を掴む。

笑いを取る人は対人感度が研ぎ澄まされているだけでなく、そのハンドリングがうまい。

口下手な人は小さな配慮で仕事を作る。

発注側、仕事を出す側は成果物のクオリティとコストが同じレベルであったなら、
次回は確実に締切より早く提出してきた人間に仕事を出します。

サービス精神というのは仕事をつくるうえで武器になる。
プラスアルファを忘れないサービス精神。

・仕事の筋を読む

いい仕事と悪い仕事の見分け方。
最も精度が高いのは前例主義の立場に立つこと。
つまり相手の信用度を客観的に把握する。

信頼というものは、何かの結果として蓄積されたものが臨界点
を超えたところで成立するもの。

やっかいな仕事を断る勇気。
予算と要因のバランスがとれていないプロジェクト。
とりあえず空いている人をプロジェクトマネージャーにしたプロジェクト。
計画自体に穴があるプロジェクト。
やるべきことができないプロジェクト。
わからない度合いさえ不明なプロジェクト。
いったん止めることができず、アメーバ的に広げてしまったプロジェクト。

・アウェイではなくホームでゲームをする

自分のもっとも得意とするスキルが相手の心底求めていることと合致したことにより、その価値
が増幅され、影響力が加速する。

仕事のホームアドバンテージは相手のニーズの芯を食うことである。

・思いの受信と発信

相手に共感しているから、他人事が自分ごとになってしまう。

共感の本質は思いの発信と受信です。
仕事の種が発生するステップは
①相手の期待をつかむ
②相手の期待に応える
③相手の期待に応えきる
④相手の期待を超える

いつもここにいるというように密着度を高めることができれば
受信感度を研ぎ澄ますのと同じ効果になる。

・誰だってなにか重要な一部になりたいと思っている。

利他の仕事術。

人の喜びのために生きることに、生きがいを感じるという自己効力感。

人の役に立ちたいという動機が、次なる仕事を作り出し、そのプロセスや
結果で、誰かから感謝され、自身の自己愛も満たされるから、また次の
仕事をつくりたくなる。

帰属意識をビジネスに利用する。
自分に与えられた役割責任を果たすという視点で身の回りの仕事を
見つめる。

業務と職務。業務は職種ごとに異なる役割があり、職務はその組織に
属している全構成員のために担う役割です。
もっと働きやすい職場にしよう、後輩の育成、指導しよう、もっと生産性
をあげて収益力を高めよう、困っている人や忙しい人がいたら助けよう。

・恋愛のように仕事をする

脈という意識を持つ。

ポジティブイリュージョン(前向き幻想)単なる思い込みであっても、勘違い
であっても、それを持っている人は心の健康度も、体の健康度も極めて高い。

一回り上の人と相性がいい。12歳上の法則。

・修正主義で常に自分をアップデートする

失敗の確率を減らす

テーマや方法を極論へ飛躍させてしまうのも思考停止の原因となりますから、
細かく刻んで小さな修正を施すのがコツです。

新規開拓営業は誰かからの紹介がもっとも効果的な方法なのですが、紹介営業
で成果を上げる人とあげない人との差はたった一つ。
こういうお話が役立つような方はいらっしゃいますか、機会があればご紹介ください。
という一言がかけられるか、否かです。

2.トップクラスの営業はこう動いている

どのような行動をすれば仕事、引き合い、案件といったものがゼロから作り出せるのか。

○イマジネーションと準備を徹底する

初めて会う人に対して絶対に自社の商品説明から入らない。
営業=説明ではない。

案件化するかどうかは、見込み客を訪問する前の準備段階50%で決まってしまう。

挨拶から雑談、雑談から相手の役立ちそうな情報提供を経て、最近の関心事を
引き出すコミュニケーションを展開したい。

どんな情報を持っていけば相手の役に立つのか、相手の直近の関心事は何なのか
イマジネーションを働かせて考えて、準備する。

例えば間接部門の部長に初めて会うとしたら。
シェアードサービスによる間接コストの削減。クラウド化によって効果が上がった
同業他社の実例、購買部門のアウトソーシング事例。など3つ準備する。
そのこころは間接部門の最大の関心事はコストダウンだ。

ですから、切り口で相手の役に立つ情報を準備する。
既にある情報を相手にわかりやすく加工するといったひと手間加えて準備する。

○相手に関心を持たせる工夫をする

97%の営業は失敗する。
商品説明だけでは成功確率は3%に過ぎない。

相手が何を知りたいか?相手の肝心な関心事に対する思考が重要。

説明より探りに時間をかける。

商品説明の前に相手の注意を喚起する工夫をする。

相手の注意を喚起し、何に興味、関心があって、何を知りたいのかに
あたりをつけた上で、製品説明に移る。

相手の注意を喚起し、興味、関心に着火したところに、自社製品の強み
をアピールする。

製品説明の前に相手が何を知りたいのか押さえましょう。

・今抱える課題をどうすれば解決できるか。

・他社はこうした課題にどう対処しているのか。

・最大公約数的な課題

・具体個別のソリューション

・先進事例

・同業界、同業種の情報

・ヒントになりそうな異業種の事例

・ホットなテーマ

○相手×自分のストーリーをつくる

トップクラス営業パーソンの営業プロセス

自社製品を説明すれば、相手から受け入れてもらえるのではないかという錯覚。

営業プロセス

①挨拶

②雑談

③雑談から相手に役立ちそうな情報の提供を展開

④最近感じている課題や現状のヒアリング

⑤現状の課題に関し、役に立ちそうなことの明示

⑥相手の感触の把握

⑦商品やソリューション

⑧質疑応答

⑨次回訪問の約束

ポイントは③です。この③をほんの少し強化するだけで、仕事を創り出す
能力は著しく高まります。

・売り込みにはストーリーが必要

相手と自分、もしくは自分たちの接点を大切にして商談の流れを作っていきたい。
必ず自分ごととして仕事になるようにする。自分や自社のできないことであれば
自分の仕事に発展することはありません。

○戦う武器を明確にする

仕事を生み出す武器とはなにか?武器は相手という対象に対してどのくらい強い
のかという発想をしてください。

その武器について絶対的強みを求めないこと。
競合よりホンの少し優っていればそれでいいという相対感で発想する。

武器の生み出し方。
相手に影響力を及ぼせるバリエーション。

①相手が聞きたいテーマに詳しい

②相手が興味を持っている分野の情報がある

③相手にとって魅力的な機能、ソリューション。

④有力な紹介者

⑤シェア1位

⑥No.1企業が採用

⑦同業他社が採用

⑧価格優位性がある

○課題把握スキルを鍛える

・相手の課題を徹底的に把握する

課題把握スキルの差がそっくりそのまま業績の差になる。

潜在的な課題へのアプローチというのは、競合がまだ気づいていない
という最大のメリットがあるので、その案件を主導できるために受注率
が高くなる。

○相手の課題の大きさを把握する

各階層によってその責任をになっているキーパーソンにアプローチしない
ことには、正確な課題は把握できない。


①日頃感じている不満

②ちょっとした不満

③不満ほどではないが、満足はしていないこと。

エンドユーザーの変化の切り口で対話を深める。

今起きている現象や変化を、自分や自分たちが解決できるサイズ
だけに限定することなく、まず共有していくことが肝心。

○感情移入のポイントを探す

・感情で仕事をせよ。

意図的に共感した状態をつくるのが感情移入のなせる技です。
感情移入というのは、相手の気持ちになりきろうと、能動的に自分の
感情を相手に重ね合わせることです。

感情移入が仕事の規模を決め、仕事のパートナーまで決めてしまう。

感情移入のポイント

①相手の大切にしている考え方

②相手の人間性

③相手の立場

④相手の困っていること

⑤相手の経歴

⑥相手の表情

ソリの合わない相手は、感情移入ではなく、自己暗示をかけてください。
とにかく相手のいいところを探す。

○インパクトある切り札を投げる

衝撃的なソリューションを提示せよ。

相手の課題に自社ソリューションのベネフィットの楔を打ち込む。

ドリルを買いに来ている人が欲しいのは1/4インチの穴だ。
ドリルではなく穴に詳しくなれ。

ベネフィットを語るということは、相手の抱えている課題や、ここが
こうなるといいんだけど・・・という希望の集合と、自社や自社製品が
できることの集合の和集合を語ること。

メリットにリアリティを与える。
①経験 ②前例 ③評判

○相手の期待を把握する

・満足度をはかる

相手の期待を把握するにあたってもっとも重要な視点は
何がどれくらい解決されれば、どのくらい満足なのか。

・相手の期待の種類を把握する

スピーディーな技術的回答や見積回答

トラブル時は技術や工場まで巻き込んで、迅速に対応して欲しい。

同業他社の動き等、タイムリーで役立つ情報を持ってきてほしい。

期待を探る。

①間口の広い一般的な話から仕掛ける

②他社事例を介在させる

③ホットなキーワードを投げる

④同業界、同業種の話題をふる

⑤自社の実績を誇示する。

⑥あたりをつける

○自分だけでなく、自分たちで勝負する

・仕事は団体戦である

・最強のチームをつくる3つのポイント

①どこに何に詳しい人がいるのか把握しておく。

②サポート要請力

③小刻みな報告

○障害を一つ一つ潰す

・仕事づくりの障害と対策

相手の背後にある考え、思い、本音といったものを探りださなければならない。

コストを安易に下げるのではなく、こういう条件を飲んでくれたら、○○まで下げる。
条件づけした複数案で交渉する。

3.稼げる仕事をつくる超実践スキル

○必ず効果があるターゲットの定め方

仕事をつくるうえで重要なのは、すぐ買ってくれる3%がいったい誰なのか
特定して、そこからアプローチを開始することです。

もっとも仕事になる確率が高いコアターゲットからアプローチするのが
効果の上がる仕事づくりの鉄則。

成功する仕事づくりとは、まずターゲットを定めるところからスタートする。

・ターゲットのあぶりだし方

①誰が市場を構成しているのか

②何を買うのか

③いつ買うか

④誰が購買にかかわっているか

⑤なぜ買うか

⑥どのようにして買うか

○アタックリストを準備する

成果はアタックリストで決まる

アタックリストを準備する際は応用する。流用するという発想が範囲を爆発的に広がる。



ついていきたいと思われるリーダーになる51の考え方

「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方
(2012/10/09)
岩田 松雄

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リーダーになろうとするのではなく、周りから推されてリーダーになる。私はこれが理想のリーダーの姿だと思っています。

1.見てくれる人は必ずいる。頑張っていれば、周りの人が自分をお仕上げてくれる。

2.リーダーシップとは生まれつきのものなどでは決してない。誰でもリーダーになる素質を持っている。

謙虚さを持ち、人格的に優れたリーダーこそが理想だ。

3.人を動かすより、まず自分を動かせ

努力すれば必ず報われると自分を信じる強い気持ち

人を治める前にまず、自分を修める必要がある。自分を修めることもできないで、人を治められる
はずはない。

・自分を修めようという意識を常に持つ。このときベースになるのが、努力は必ず実を結ぶのだ。
 最後は何とかなる。その信念は必ず行動に表れる。さらにその行動を人は見ているのです。
 我こそがリーダーだなどと思わなくていいし、示さなくtもいいのだ。
 自分で自分を修めようと努力し、自分でコツコツ頑張って自分を高めていくと、周りから推されて
 リーダーになっていく。

4.部下は上司の人間性を見ている

・偉い人が謙虚でいることはかっこいい。部下に教えてくれと言える。

・何よりもありのままの自然体を見せたほうがいい。

5.挫折の経験が人の痛みを想像できる人にする

・苦しい体験、挫折体験は、私にとってかけがえのない経験になりました。
 こうした経験があるからこそ、私の意識や目線は大きく変わっていった。
 人の痛みが想像でき、それを理解した上で行動できるようになった。

・たくさんの挫折経験を持ち、苦しい体験を持った人こそ、リーダーになるべき。
 苦しんでいる人の気持ちがわかるからです。その気持ちを理解した上で、行動が
 できるから。

6.現場、弱い立場の人たちを大事にする

・リーダーに問われるのは、部下にいかに動いてもらえるかです。
 より強く目をむけなければならないのは部下なのです。

・偉い人や上司の顔色を気にする以上に、部下や後輩への態度を見直しておく。
 強くない立場の人たちに、しっかり目を向けるという意識を持つ。

・ついていきたいと思われるりーだーにとっては極めて大切な行動なのです。

7.権力の恐ろしさを理解しておく

・地位は権力ではなく責任である

・強く認識しなければいけなことは、権力を手に入れるということは、同時に手にしなければ
 いけないものがあるということです。それが責任です。

・甘い誘惑に打ち勝てる人が地位を手にする。

・地位をもつのと同時に責任も背負うのです

・人間を磨いておくことこそ、実はリーダーの最低条件なのです。

8.リーダーが発するべきはミッションである

・リーダーとして組織を率いることになったら、真っ先に考えるべきはミッション(存在理由)だ。
 本質的に部下や社員が頑張れる、何かの理由を見つける必要がある。
 自分たちの存在理由を見つける。

・みんなが納得する。頑張れるミッションをつくる。それは大きなパワーになります。
 情熱を持って取り組めるもの。自社が世界一になれる部分。経済的原動力になるもの。
 この3つが重なるところが何なのか考えてみる。

9.トイレに行く姿まで常に見られていることを意識する。

・リーダーのパッションは伝染する
 リーダーの姿勢は組織にどんどん伝染していきます。

・大事にしなければならないのは、常に長期的にはどうにかなると楽観的であることだ。
 部下の前では1%でも可能性があるのであれば、絶対にいけるぞという気持ちを持ち続ける。

・虚勢をはるな。弱音を吐いてもいい。
 いくら虚勢をはったところで、できることには限界がある。それよりも、みんな支えてくれという
 スタンスを大事にすること。

10.日々の言動が信頼関係をつくる。

・リーダーの態度そのものが部下には何かのメッセージになりうる。

・リーダーの日々の言動、さらには仕事ぶりそのものが、コミュニケーションになっている。

・人間として正しい判断をしなさい。

・常に謙虚で支持されるリーダーは部下との信頼関係の強さである。
 部下と良好な関係ができている。それが深い信頼関係になっている。
 
・時には先輩を立て、救ってやることも必要になる。
 そういうことを部下に教える、という意味においても、リーダーが果たすべき役割は小さくない。

11.言葉一つで部下のやる気は変わる

・お前が失敗しても会社は潰れない

・何をするにしても本質的に付加価値を生み出している一番大切な瞬間を見逃すな。
 火花が散る瞬間、会議をするにしても、モノを運ぶにしても、書類を作成するにしても
 本質的に付加価値を生み出している部分はどこか常に意識しろ。

12.リーダーの方から部下の意見を積極的に聞く

・一緒にやっていこうという姿勢を打ち出す

・部下は一緒に目標に向かっていく仲間なのです。
 ならば、一緒にミッションから考えればいい。一緒にどうすればいいか、考えればいい。
 話を聞いてみるべきだと思う。

・私は自分の意見を言う前に、必ず先に部下から意見を聞くようにしていました。
 そうすると、部下独自の意見がでてくるのです。できれば、年次の低い社員から聞いていく。
 リーダーが指名してあげるのです。そして、リーダーは最後にしゃべる。

13.2つの就任演説から学んだ、聞く人をイメージして話すこと

・心から一生懸命な言葉。生身のコミュニケーションが会社を大きく変えるきっかけになった。

14.意識するのはとにかくわかりやすさである。

・部下にとことん愛情を持つ

・聞く人をどれだけイメージできていたか。聞く立場にどれだけ立てたか。

・リーダーとして部下に話をするとき、最も重視しなければならないのが、わかりやすさだ。

・相手がどんな情報が欲しいか。どんなことを聞きたいのかといつも考える。
 聞く立場になって、どんなことに興味を持つのかを常に意識する。

・オープンにできる情報なら、できるだけオープンにする。

・リーダーが部下に愛情をもっていれば、自然に何をすればいいか見えてくる。

・キャッチーなフレーズをつくる
 シンプルでキャッチーなフレーズを作る。それは、チームや組織にやろうとしていることを浸透
 させ、勢いをつけられることだと思っています。

15.思いは文字にすると伝わる

・マネジメントレターでメッセージを送る
 
・できることなら、じかに言葉で伝えるほうがいいに決まっている。しかし、それができないならば
 ほかの方法を考える必要がある。身近でリーダーの言葉を聞ける人は別ですが、そうでない人
 もリーダーの言葉が聞きたいのではないかと思う。

・大事なことは何度でも繰り返す

・覚えたり、習慣にすることは、実は極めて難しい。だから、何度も何度も語りかける必要があります。

16.あなたらしくない、あなたでさえという叱り方をする

・自尊心を傷つけない叱り方をする

・絶対してはいけないことには、リーダーは声を荒げても怒りを表すべきだと思う

・何かを指摘するときはまず褒めてから

・言葉を発する時は想像力を巡らせる
 
17.大勢の前でうまく話すには、とにかく準備すること

・原稿を用意し、しゃべる環境を確認しておく

・緊張せずに人前で話すための3つの方法とは
 うなづいてくれる何人かを早くみつけ、その人たちに向かって話す。
 コンテンツと熱意があれば何とかなるさと開き直る。
 原稿は用意するものの、読もうとしないこと。

18.ピッチャーとサードどちらがえらいのか

・リーダーは偉いわけではない
 たまたま今は、私はCEOというポジションで、みなさんはお店という
 ポジションを守っているだけ。それだけの違い。単なる役割の違いである。

・みんな幸せにしたいが原動力である。

19.部下に関心を持つことからはじめなさい

・興味を持たれていない。関心を持たれていない、というのが、部下として一番
 辛いことなのです。

・飲みに行かなくても本音を聞ける関係を作る

20.常に味方になり、重視すべきは現場である

・自分に近い人ほど厳しくする

・等距離に接したいのなら、近づく意識を強く持っておかないと、どんどん遠く
 なってしまいます。

・現場に行かないと見えないことがある
 実際に現場に行かなければ、現場を重視しなければ、現場の味方をしなければ
 みえてこないことがある。

21.仕事を頼むときはwhyから始めなさい。

・使命感を持てるような頼み方をする
 What(何を)ではなく、Why(なぜ)をきちんと伝えてあげる。
 背景を説明しておけば、付加価値をつけてくれる。

・何かを指摘したいと思ったときも、まず肯定してからにする。
 褒めてからにする。

22.評価は上・横・下の全範囲から見て下す

・意見は部下の部下から聞いてみる

・私が見てきた経験から言えることは、上にゴマをする人は、下にもゴマをすらせる傾向がある。

・誰が出世するかは究極のメッセージである
 この会社はどんな人材を登用し、出世させるのか。

23.大きな方針は直感でつくっていい

・いつも創業の原点に立ち返ってみる

・確たる裏付けやロジックがなくても、今の組織に最も必要なことというのは、なんとなくわかる。

・大きな目標を作るから、できる達成がある。
 細かい理屈は置いておいて、中長期的な目標は直感でいい。

・中長期的な大きな方針に関しては、必ずしも理詰めでなくてもいい。
 根拠がなくてもいい。リーダーは直感で決めていい。

24.リーダーは結果責任が全てである

・結果は半年後から出すと考える

・リーダーとして異動したら、三ヶ月でおおよその概要を掴むことです。そして
 ひとつのアウトプットを出す。レポートでもいいですし、新たな戦略構想でもいい。
 そして次の三ヶ月で、それを実践に移す。

・部下の場合は結果以上にプロセスを重視する。
 評価する側に立てば、ある程度部下のプロセスを見てあげなければならない。
 やるべきことをやっている人はそれなりに評価してあげる。

・部下の場合はプロセスを見てあげる。それは、部下の仕事へのモチベーションを
 大きく高めることになる。

25.to do goodよりto be goodになりなさい。

・仕事はできるが、人間性が良くない部下に注意する。

・組織ではポジションが上に行けば行くほど、求められる能力はスキル系の能力より
 人格系(徳)の能力が大きくなっていく。

・上を目指すなら人間性を高めよ。

・重要なことはスキル系をいくら高めても、いずれ限界がやってくるということ。
 高めるべきは人間性であり、人間の徳とでもいうべきもの。人間性そのもの
 をしっかり鍛えておく。

26.ソリが合わない部下、上司とうまく付き合う方法

・思い切ってこちらの本心をさらけだすこと。そうすれば、必ず何かの変化が
 表れると思います。

・大切なのは先入観を持たずにコミュニケーションをとること。

・難しさもある部下や上司との付き合い方。しかし、それもまた、リーダーにとっては
 大きな勉強(試練)だと思っています。

27.判断は必ずしもスピーディーでなくていい。

・まずはいつまでかを把握する

・いま決定しないことを決定する。そして、どうしてもこの時点までに決めなければ
行けないという時期を確認する。

・朝令暮改を恐れない

28.事実と判断を混同しない

・人を信じてもいいけど、人のすることを信じてはいけない

・だからこそ正しい事実を集める努力をすること。

・一番に事実を重視すること。

・まずは事実を聞く。そのうえで、それについて部下はどう思ったのか
 を聞く。これをやらないと、判断だけを聞いて終わってしまいかねない。
 事実が聞けない。

29.前向きなチャレンジは迷ったときにはやってみる

・リーダーは意識してチャレンジする

・頭で考えがちな人はどうしてもリスクを避ける傾向がある

・会社全体のチャレンジ精神を育てる

・一つはチャレンジしろとはっぱをかけること。
 万が一失敗したら、責任はリーダーがとると明言すること。

・人事だけは迷ったらやらない。

・昇格でも採用でも、人事だけは慎重でなければならない。
 多面的に、長期的に、そして根本的に見ていかなければならない。

30.いつでも何とかなるという感覚を持つ

・この会社にいなければ自分はおしまいなどと思わない

・自分にできる最大限のことをやれば、神様は悪いようにはしない

・リーダーになったのなら、あなたもこの何とかなるという感覚を是非
 持ってみてほしい。

31.部下の意思決定力を鍛える

・部下に判断させ、理由を聞いてみる

・意思決定の瞬間は、実は部下を育成できる絶好のチャンスでもあります。
 なぜなら、リーダーにとって一番求められているのは何かを決めること。

・売り手の場合も書いての場合も最終的にどう折り合いをつけるのか
 常に相手の立場に立った交渉技術や考え方についても、リーダーはしっかり
 部下に見せてあげるべきだと思います。

32.リーダーは逃げてはいけない

・上が決めたからは絶対に言ってはいけない

・大切なのは、どうしてそうなったのか、どうして会社として提案が受け入れられなかったのか
 どうして社長はこうしろと言っているのか、しっかりリーダーが部下にかれなくてはならない。

・決断力を日頃から強く意識する

・怒られても、恨みを買っても、決めなければいけないことがあるのです。
 リーダーは恨みに任ずる覚悟が必要です。

・リーダーは絶対に逃げてはいけんません。それは組織の危機的状態をもたらします。
 そして逃げないとはつまり、決断するということです。だからこそ、決断する力を磨いて
 おかなければなりません。

・報告するときにも、自分はこう思うのですがと意志決定をして報告してみる。

33.自分の思うことは率先垂範していく

・リーダーが見せれば周囲も変わる

・率先垂範ということばがありますが、やはりリーダーが率先することによって、物事
 は変わっていくのだなと感じる。

・大きな理想も、小さなクリアから始まる
 マラソンランナーも次はあの電柱まで、あの角までと自分で決めて、そこまで走る。
 自分で小さな目標を次々決めて、気がついたら42.195km走る。

・大きな理想も、小さなことから始まっている。大きな理想をいきなり達成しようとする
 のではなく、小さな理想に向き合う。

・リーダーは小さなところにこそ、目をひからせていなければいけません。
 そして問題があると気がつけば自ら動く。

34.時間と効率を徹底的に意識する

・できることはすぐやってしまおう

・人間に与えられている時間は誰に対しても公平です。
 1日に24時間しかない。その時間をどう有効に使うか。無駄に使うか。
 その意識の差が、同じ24時間しかないのに、ゆとりをもって行動している
 人と、そうでない人とを分けると思います。

・やれることからやっていく。これがスピード感につながっていく。

35.時に立ち止れる時間を作る

・三時間以上まとまった時間をときどきつくる。

・時間と効率を意識し、すぐやるスピード感で物事をどんどんこなしていく一方で
 立ち止まってじっくりいろいろいなことを考える時間がほしい。そうすることが
 長期的にみたときに正しい行動につながっていく。

・大事なのはいろいろなものをまとめて考えられる時間。一時間の空き時間
 ではなく最低3時間ほしい。

・スケジュール表に予定だけでなく、実績も書いていく。

・まずやってみていただきたいのは、自分はなんでそんなに忙しくなっているのか
 理解するということです。実は多くの人が、日々、何に時間をとられているのか
 はっきり認識していなかったりしています。だから、一日の仕事を洗い出して
 みる。

36.行動力は徹底的な自己管理から

・体を動かすことで脳は休まる

・自己管理、体調管理は重要。

37.常に何か困ったことはない?と声をかける

・困ったときに助けてあげるのには権限が必要

・困っていることは何とかしてあげないといけない

38.文字に書いて残すことで、行動を管理する

・大事なことはメールにしてもらって送ってもらう

・言ったら書く、思ったら書く。それを習慣にしてみる。

・ポストイットの手書きに書いたTo do リストをパソコンに貼り付ける。

39.不機嫌なときいいはどうするのか。

・自分なりの儀式をつくってバランスをとる。歩き回るとか。歌うとか。

40.気に入った本をくり返し読んでみる

・成長していれば新しい気づきを得ることができる

41.同時並行でいろいろな本を読む

・何かの面で役立つか、立たないかという点で見てみる。
 役立つと判断すれば、その作家の作品は全て読み進める。

42.本は自分で買いなさい

43.心を豊かにし、震わせる本や映画に触れる

44.大きな志を持つために、大きな発想をする

45.優れたリーダーは人間力を持っている

・伸び続ける人、伸び止まる人
 
・伸びる人は安易に自分を肯定しない。
 まだまだ自分は未完だと認識し、未完だからこそ努力しなければいけない。
 そういう姿勢を持っているからこそ成長する。

46.人間力を疑われることをしてはいけない

・人の悪口や自慢話は控えておく

・悪口をいうことは自分を貶めることになる可能性が高い。

・権力を手にするからこそ人間力が試される

・権力とは責任のこと。権力が増えるということは、それだけ責任が増えるということ。
 どうじに責任が増えるからこそ、自らを律することができるか、弱い立場の人間に
 目を向けることができるか。

47.徳を高めていく意識を持つ

・人間として徳をどう高めていくのか、その努力を常にできるのか、自分のためではなく
 他者や社会に目を向けることができるのか。

・人間的な成長をすることが成功である

48.挫折や失敗が人を優しくする

・人生には無駄な経験は一つもない

49.無私の心を持つ

・志やミッションを旗印にする

・私心を捨てる。自分のことは一切考えない。

・重要なことはリーダーがどこまで私心を捨てることができるか。

・リーダーは自分なりに、無私の心で組織のために大きな志(ミッション)を描いているということを
 部下に伝えていかなければならない。

50.毎日が自分を磨ける場だと知る

51.最後は自分を信じ続けること










2014年米中を読む

2014年の「米中」を読む!2014年の「米中」を読む!
(2014/01/29)
古森義久、矢板明夫 他

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それぞれ米国のワシントン、中国の北京で活躍するジャーナリスト
の対談本。

習近平とはコンプレックスの塊のような指導者である。
習近平は必要以上に強気で鳴らしている。自分に自信がないゆえ
に強く出るということだ。

習近平の父親は元副首相・習仲勲である。常に父親の威光の影
にいた。彼は50歳になるまで誰かの添え物として生きてきた。
だから自分を取り戻したのは国家副主席になってからだという。
いずれ自分の実力を証明したいという思いがある。

二つ目は学力コンプレックス。
李克強首相や失脚した薄熙来は実力で北京大学へ入ったが
習近平は親のコネで精華大学に入学、コネで卒業した。ドクター
コースをコネで取得。

三つ目は歴代トップが地方で実績を積んで中央に上がってきた
にもかかわらず、彼は地方の指導者として全くといっていいくらい
実績を残していない。キャリアのほとんどが福建省だ。
改革開放のモデル地区で彼が時代は鳴かず飛ばず、離れたとき
から急成長が始まった。また行く先々で大きな汚職事件の発生を
許してきた。

習近平は出自、学力不足、地方官僚時代の実績皆無といった
3つのコンプレックスを抱えたままトップにまで上り詰めた。
習近平は大物太子党という毛並みの良さと、共産党長老への
不断の気配りがものをいってトップにまで上り詰めた。

習近平体制がスタートして内政も外交も全てうまくいっていない。
中華民族の偉大な復興と中国夢の実現というスローガン。
毛沢東を賛辞する政治運動を国内で始めている。
これに対して、李克強や汪洋ら共青団派は時代錯誤も甚だしい
政治運動を行っても生産力はあがらないと非常に不満をもって
いる。

中国夢をしきりに語るのが保守派。民族主義を称揚し、毛沢東
時代に戻ろうとする一派。これに対して科学的発展観を語るのが
胡錦涛派の穏健派です。

習近平は国家主席(国家組織)総書記(党機関)党中央軍事委員会
主席(軍事機関)を掌握する。ただしトップになれば影響力を持つ
ことができるかというと肩書きをもっているにすぎない。
矢板氏は習近平を毛沢東の後継者になったものの、トウ小平によって
追い落とされた華国鋒に酷似しているといいます。
トウ小平は自らが率いて戦ってきた部下が何人も解放軍の幹部に
いて、自分の面倒を見てくれた、自分が信用できるボスの言うこと
を聞くからだ。現在の解放軍トップのほとんどは胡錦涛が任命した
ものだ。現段階では習近平派の軍の最高幹部は13人中2~3名しか
いない。

習近平の失策は外交での失策である。
プーチン大統領と会って「反ファシスト戦争の勝利、成果を得ることを
確認する」という共同声明を盛り込むことを目指したが、「主権、領土
保全、安全保障など核心的利益で協力」という曖昧な文言になった。
また中国国営中央テレビ(CCTV)はラーダ級潜水艦4隻とスホイ35
戦闘機24機を購入することで合意したと報道したものの、ロシアの
タス通信が直ちに否定。軍事協力もうまくいっていないという失態を
演じた。

焦った習近平は訪米を画策。現場は十分な準備をして、具体的な
成果あげなければならないので反対。前任者の胡錦涛にしても
2年半の準備をして訪米したが、習近平は3ヶ月で行った。
会談したものの、オバマはファーストレディは出さず、ただ一緒に
散歩しただけで、なんら成果を得ることができなかった。

これまでの中国の外交路線は目立たぬように力を蓄える。能ある鷹
は爪を隠す路線だったが、習近平になってから、これだけ大国になった
中国が、なぜ欧米のルールに従わなければならないのだという大国意識
が解放軍幹部に急速に高まっているし、当局に近い学者もそうした発言
をするようになっている。

アメリカ側は習近平というのは全く無名の幹部だった。
米中経済安保調査委員会は共和・民主両党の主要議員から推薦された
専門家12人が主体となって特定のテーマについて、更なる専門家たちを
証人として招き、証言を聞いて、質疑応答する。そして委員会として独自
の調査や分析をすすめ、毎年報告書としてまとめられる。

2012年3月にまとめられた報告書。

1.これまでの中国の指導者より教育水準、行政能力が高く、国際的な
  視野もいくらかは広いといえる。

2.しかし共産党への忠誠や共産主義イデオロギーへの信奉が強く、
  中国民族主義をも強く体現しようとする。

3.若い時期から共産党エリートとして育ったため、優越意識や特権意識
  が強く、対外姿勢にもその種の意識が反映されかねない。

4.政権掌握当初の数年は劇的な政策変更はしないが、優越や特権の意識
  からの対外関係への思考が従来よりも強硬で傲慢な姿勢をとらせかねない。

対米姿勢は

1.公式の場では米中関係の重要性をくり返し強調してきた。

2.娘がアメリカのハーバードへ入った。

3.その一方で、解放軍幹部ではアメリカ敵視で知られる劉源将軍と
  きわめて親密である。

2012年11月の新指導部発足に際して

1.習近平をはじめとする新指導部は前世代の指導者からの推薦や
  党への忠誠の度合いという旧態の基準で選ばれること自体が、
  より豊かで、教育水準の高い国民の認識に合わなくなった。

2.習近平ら最高指導者は共産党長老、人民解放軍、国家保安組織
  国有企業の既存のパワーの影響を強く受け、これまでの政策を
  継承していくことが第一の任務になり、改革、刷新はなかなか
  みられない。

3.習近平ら指導部はコンセンサスの決定を優先させるため、中国
  国民の強いナショナリズム志向を受け入れ、自己主張の強い
  愛国的な政策が、アメリカや海洋領有権をめぐって対立する日本
  など各国に対して継続される。

中国は潜在的な敵対者であり、パートナーであるというのが米国政府
高官の認識である。ウィンウィンでやっていける領域も多く、アメリカと
一緒に国際秩序保持に努めていこうという路線だ。

しかしながら中国の実際の出方を見ていると、オバマ政権のそうした
期待には沿わない行動が顕著である。

1.中距離地対艦ミサイルの配備。米空母の接近阻止を意図。

2.衛星破壊兵器の開発(ASAT)

3.最新鋭の戦略原潜の配備。

国際秩序についても、アメリカが主導するグローバルルールとは違う
国際秩序を目指している。ベイジンコンセンサスとういもので、独裁国家
など非民主国家への資源を目的とした接近である。

ただし、これら中国の敵対的な行動に対して、オバマは内政志向型の
大統領であるために反応は鈍い。

中国はアメリカ社会において、例えばアメリカ各大学に中国学習を目的
とする孔子学院を設置している。大学で80、小中学校で300以上である。
これらは中国政府よりの考えを全米の若者へ浸透させるのが狙いで
ある。言語文化だけでなく政治イデオロギーを広める宣伝機関である。

全米の大学では日本人研究者はある程度の期間を経たら帰国するが
中国人研究者は帰りたくないから頑張る。だから日本人のプレゼンス
は低下している。ワシントンの主要大学で日本の歴史と政治を教える
学者二人は中国人である。こうしたケースが全米で起こっている。
これはアメリカ世論が将来日本にとって非常に厳しくなる事態が
予想されるのではないか。


仲良く自滅する中国と韓国

仲良く自滅する中国と韓国: 暴走と崩壊が止まらない! (一般書)仲良く自滅する中国と韓国: 暴走と崩壊が止まらない! (一般書)
(2014/06/20)
宮崎 正弘、室谷 克実 他

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韓国と中国の悪口を言ったら右にでないという二人の対談本。
キャッチフレーズはさよなら中国、おしまい韓国とのこと。
両国の問題点を知るにはいい本だと思います。

ASEAN諸国では嫌いな国の筆頭が韓国、次いで中国。
反対に信頼できる国のトップは日本、次いで米国である。

韓国は2013年対中輸出は輸出全体の26.1%(14兆9000億円)
となり、中国にとっても世界最大の輸入相手国になった。
2014年5月に西安市に建設したサムスン電子の半導体工場
は7130億円という過去最大規模の投資を行っている。

しかしながら、中国の経済成長を支えているのは不動産バブル
と公共投資です。この不動産バブルが崩壊すれば300兆円の
不良債権が発生すると言われている。中国経済はGDP47%
が不動産関連投資だ。中国の工業団地は7700ヶ所、うち700
ヶ所はゴーストタウン化している。

中国政府は2010年から金融引き締めに動き、国有銀行からの
融資を絞った。中小企業はシャドーバンキングから融資を受ける
ようになった。地方政府は不動産開発のため、投資会社をつくり
このシャドーバンキングから資金調達を行うようになった。
シャドーバンキングは国有企業から資金調達を行い、その際に
理財商品と呼ばれる金融商品を発行。定期金利なら3.75%ですが
理財商品は10%、13%の利回りだ。しかしながら元利は保証
されていない。こうした理財商品の発行残高は320兆円に及んで
いる。実際は500兆円とも言われている。

中国経済は自由主義を主張していながら、自由市場でも、市場経済
でもない。企業もほとんどが国有企業。四大国有銀行の貸出先の
98%は国有企業です。民間企業といっても結局外資が主になる。
だから中小企業は地下銀行を頼ることになる。

韓国は事大主義の国である。仕えていた国より強大な国が現
れたら、強い方になびく。韓国というのはどこかの国にくっついて
生き延びようとしてきた国で、いまどこの主人になびいたら得か
と極めて短略的で他律的なものの見方になってしまう。

中国人が拝金主義に走るのは共産主義が無宗教というのもある
が、伝統的な宗教でも儒教や道教といった、極めて実利的な現世
ご利益を重視するものしかないためだ。

反日の深層にあるのは中華思想である。
中華思想とは中華こそが天下の中心であり、それ以外の周辺国は
夷狄(野蛮人)として扱う。漢人にとっては日本は中華の東にある
東夷という野蛮人であり、現在でも自分たちの方が優れていると
考えている。韓国も1500年にわたって中華王朝の属国であり続けた
偉大な中華の文化を受け継ぐ東方礼儀の国だとして日本を野蛮視
していた。儒教を日本に教えたのは自分たちだと思っている。

韓国のアメリカでの反日運動は在米コリアンが孤立していて軽蔑
されてきたという歴史にある。韓国人は自分たちより下だと思って
いる日本人が、もっと酷いことをしたと喧伝することで、アメリカに
おけるコリアン・アメリカンの地位を高めようとしている。

韓国の政治の特徴は右派も左派も固定した部分の比率が高い
ということです。どんな失政があっても朴クネ支持と、どんなに
いい政治をしても朴クネ不支持のグループがある。だから両者
に共通するのは反日のみだから、朴クネ大統領はその反日に
乗っかっている。

韓国や中国においての歴史認識というのは、客観性や科学性
というものは全く関係なく、ファンタジーだということ。
自分たちのつくりあげたファンタジーをお前も信じろというのが
彼らの主張。

告げ口外交ですが、告げ口は日本人の感覚だと卑怯な行い
ですが、韓国人が海外で言っていることは日本を貶めるため
の事実ではなくデマなわけですから、讒言です。
讒言は韓国の伝統文化ですから。自分たちの文化は絶対に
正しいと思い込んでいるから、彼らは海外で恥じらいなく声闘
し、讒言をするのです。

反対に中国のインテリは中国共産党の出してくる歴史認識など
ほとんど信じていない。文化大革命や天安門事件など、中国
共産党は人民を騙してきたから、そこらへんはみんなわかって
いる。そこらへんが韓国人とは違う。

韓国大統領の盧武鉉が訪米した際にブッシュ大統領との共同
記者会見で、ブッシュが盧武鉉のことをティスマン(この男)と
呼んだ。ラムズフェルド国防長官との会見で、盧武鉉は日本を
共通の仮想敵国にしようと提案した。ラムズフェルドは5分で
会見を打ち切って、側近に「このバカ、何言っているいのか」と
言われるくらいのキチガイじみた大統領だった。

日本における儒教では様々な人たちが著作を残した。
江戸後期から陽明学になって、中江藤樹、熊沢蕃山、吉田松陰
朱子学でも林大学頭から山崎闇斎までいる。これらは非常に質
が高い。対して韓国の儒学者たちは自分たちは優れている
中国を抜いたと考え、選ばれた人を日本への朝鮮通信使として
おくるのですが、日本の儒学者と討論しても勝てなかった。

中国人と韓国人はお互い心の底では毛嫌いしている。
儒教国として韓国人は中国人を超えたと思っているが、中国人は
自分たちの属国だった人が何を偉そうにしているのかという意識
がある。

ペテン師の国 ヤクザの国

ペテン師の国 ヤクザの帝国 国家破産へのスロープ編―政・官・財・ヤクザが日本を吸い尽くすペテン師の国 ヤクザの帝国 国家破産へのスロープ編―政・官・財・ヤクザが日本を吸い尽くす
(2005/07)
ベンジャミン フルフォード、早見 恵 他

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この頃のベンジャミン・フルフォード氏は日本社会のアンタッチャブルな部分を
よく取材していて面白かった。最近は国際的な陰謀論で話が大きすぎて真偽
がよくわからない・・・

日本の失われた10年(実際は20年)と言われたバブルに群がった政官財+
ヤクザ、崩壊後それを先延ばしにして傷口を広げたそれらの無責任体質
について鋭く追求している。

バブル崩壊後、財界エリートの不審死が相次いだ。
93年8月阪和銀行頭取射殺 94年2月富士フィルム専務刺殺 9月住友銀行
名古屋支店長射殺 97年 第一勧業銀行会長首吊り自殺 98年1月大蔵省
銀行局管理官首吊り自殺 3月大蔵省銀行局課長補佐首吊り自殺 5月
日本銀行理事首吊り自殺・・・

もともとはバブル期、担保不動産にはヤクザ絡みのものが大量にあり
居座って立ち退き料を請求する。債権者の一人として乗り込んでくる
あらゆる競売の成立を妨害したあげく買い叩くなど行った。
そして不良債権回収のために暴力団の力を借りたり、回収に暴力団
が介入する。暴力団を身近に近づけた結果、金融機関は弱みを握られる
ことになった。暴力団は企業内で誰の責任で損を出したのか、どう粉飾
したかまで把握した。そうした情報を背景に暴力団や総会屋は企業へ
侵食を続けた。

日本はゼロ金利政策を続けている。(この本が書かれた時点)
普通預金の利子0.001% 国民の預金は1500兆円 1%なら15兆円ついて
いたことになる。10年なら150兆円。低金利の目的は中小企業への
貸出を意図したのですが、そちらへは貸さず、銀行の不良債権処理の
原資に化けたとフルフォード氏は指摘している。

不良債権10億円の物件がある。
これを銀行と関係がある住宅販売会社が5億円で買取、銀行は5億円を
損失として計上。住宅販売会社は銀行のノンバンクから融資を受ける。

米国において80年代後半S&L(貯蓄貸付組合)や商業銀行が2590も
破綻して大量の不良債権が発生した。米国では6450人もの人間が
告発され、そのうちの96.5%が有罪判決を受けている。
米国は貸し手の責任が追及されている。
日本は有罪判決を受けたのは借手がほとんどで、貸手の人間は告発
すらされていない。

大蔵省は住専問題の処理を延ばしに延ばしてきた。
結局、問題化して破綻が決まった時点では時効が成立していた。
大蔵官僚は銀行へも住専にも天下っている。
大蔵官僚上級幹部6名の接待費の合計は2700万円にも及ぶ。
地検特捜部は動いたものの、結局、ノンキャリア3名と若手キャリア1名
が逮捕されただけだった。これは職務権限でお金をもらったことと、仕事
をしたことに間に因果関係を証明できなかった。

日本のメディアは政官財暴の鉄の4角形に取り込まれている。
記者クラブは中央官庁だけでなく、警察署や市役所にも記者クラブは
置かれている。記者クラブ用の広い部屋が用意され、加盟者ごとに
ブースに分かれていて、テレビや電話など必要機材が設置されている。
電話代は各社もちだが、部屋代、電気代はもちろんタダ!
おまけに専属の女子職員まで配置されているという高待遇。

中央官庁の記者会見は記者クラブのみ参加できる。
何かあれば省庁の方で資料まで用意してくれう。
だからこそ、権力の都合の悪いことは書けない。
機嫌を損ねれば記者仲間から外されて情報もとれなくなる。
読売新聞の渡辺恒雄氏、NHKの海老沢勝二会長など政治部の記者で
政治家の力を背景にして社内の権力闘争に勝ち残ったと噂されて
います。

日本のメディアは多くの特権をもらって、自分の手を縛っている。
理不尽なことがたくさんあるのを横目で見ながら。

小泉総理大臣は改革派か?とんでもない。彼のための改革であって
国民のためのものではない。国債30兆円に抑えることを公約にした。
しかし補正予算で5兆円積みました。国会で公約違反と追及された
ら、これくらいの公約違反はたいした問題じゃない。

道路公団改革で6つの会社と独立行政法人が1つできる。
独立行政法人になって政府の監視が届きにくくなる。税金を使った
公的な機関なら資料請求は拒めない。"民営化"したにもかかわらず
官僚のやりたい放題。年金でも社会保険庁がゴルフ練習場を建設
したり、公用車の購入に至るまで58年もの長期にわたって5兆6千億
円の年金を使いまくっていた。

道路公団改革は40兆円もの借金を返して、有料道路の運営を健全化
することが目的だった。高速道路のような有料道路を政府の融資で
建設し、完成後には通行料を徴収して融資を返済していく。

最終的にはドイツのアウトバーンのように無料化していくべきものだ。
ところが日本では優先順位が高くないものでも無計画に道路を作った
結果の借金だ。日本道路公団(4公団の一つ)は26兆円もの借金があり
毎年の返済額は2兆5千億円、政府から毎年2兆円融資を受けている。
日本道路公団は1兆7千億円収入がある。維持管理費を引いても
7~8千億円は残る超優良企業です。にもかかわらず建設計画を続け
借金が積みまされていく。

改革によって作られた道路公団新会社は金融市場から資金を調達で
きる。その借入金には政府の保証がつくことになっている。
つまり民営化されて政府が介入できず、損をしたら税金を投入できる
もちろんたくさんの天下り役人が送り込まれる。
さらにサービスエリアなどの関連系列会社は全て黒字。関連事業を
独占しているのだから当然です。もちろんここへも役人は天下っている。

道路建設に政府保証をつけて政治家の顔を立てる。自分たちの天下り
先も確保する。官僚の官僚による官僚のための道路公団改革だった。

小泉政権が誕生した2001年70ある特殊法人に40兆8億円もの税金が
投入されている。国家予算の半分。このうち7兆5000億は補助金や
出資金という名目で返す必要のないお金である。残りの32兆円は
財政投融資という郵便貯金や厚生年金から政府の保証で借りたもの。
特殊法人の赤字は250兆円と言われている。

小泉改革でこれら特殊法人は、より"民営化"されて独立行政法人に
なり、給与の高さも役員の数も自由に決められるようになり、天下り先
は以前の特殊法人と比べて5倍になった。まさに焼け太り。

最後に天下りをなくせば、中央政府だけで20兆円、地方自治体まで
含めると30兆円の行政支出を削減できる。

経済は世界史から学べ

経済は世界史から学べ!経済は世界史から学べ!
(2013/11/22)
茂木 誠

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1.お金 円・ドル・ユーロの成り立ち

お金を支えるのは発行者の信用。
民間の金融業者が金銀の預り証として発行したのが紙幣の成り立ち。

世界最初の紙幣は北宋の交子です。
政府が保有する銅銭を準備金(担保)として、発行額に上限を設けた。
政府というのは戦争や公共事業、宮廷の浪費など無駄使いに走る。
上限を超えて紙幣を乱発し、信用が一気に失われます。
紙幣乱発による通貨価値の下落。インフレが発生する。

北宋の交子、南宋の会子、元の交鈔いずれも同じ経緯で紙くずになり。
インフレ→農民暴動→王朝崩壊の経過を辿りました。

通貨発行権を握る中央銀行が登場します。
この権利を持っているのは政府ではありません。
前述の通り、大量の紙幣発行の繰り返しで国が滅んだ。
この結果、国ではなく第三者である銀行がお金を管理するようになった。

ドルを発行しているのは連邦準備制度理事会(FRB)です。
ワシントン大統領の右腕だったハミルトン財務長官が合衆国銀行を設立し
統一通貨ドルの発行権を与えた。出資金は連邦政府が2割、残りはニューヨーク
の国際金融資本が負担した。

これに対して南部諸州は北部の金融資本が連邦政府と結託し、各州の自治を
脅かしているという不満から、南部出身のジャクソン大統領が合衆国銀行を
閉鎖に追い込む。

南北戦争の勃発により、戦費調達のためリンカーン大統領は政府紙幣の発行
を行います。政府統制下のナショナルバンクに通貨発行権を与え、その代わり
に国債を引き受けさせました。リンカーン政権の通貨発行権の独占により
金融資本がリンカーンを暗殺したという説がある。

金融資本は金と等価交換される兌換紙幣を発行するシステム(金本位制)採用を要求。
1907年モルガン、ロックフェラーらの金融資本が中央銀行設立と出資について合意。
ウィルソン大統領の認可を得て発足したのがFRBである。

FRBの執行機関である理事会のメンバーは大統領が指名するが、全米12ヵ所に置かれる
連邦準備銀行の出資者は全て民間の金融機関です。

ケネディはベトナム戦争の戦費と福祉予算の財源捻出のため、ケネディは大統領令で合衆国
紙幣を財務省に発行させた。そしてケネディも暗殺された。

江戸時代、西日本では銀貨が、東日本では金貨が高額貨幣として流通していた。
元禄時代に荻原重秀が貨幣価値が金銀の含有量で決まる本位通貨から、政府が
通貨価値を決定できる信用通貨への転換を表現したもの。
明暦の通貨改革(田沼意次)小判1両(金貨)=一分銀(銀貨)4枚のレートに固定。

大隈重信はリンカーンのナショナルバンクをモデルに第一国立銀行を設立。
円の発行権を与える。全国153箇所国立銀行を設立。第一国立銀行の出資者は三井だった。
西南戦争でインフレが発生。松方正義によって中央銀行である日本銀行を設立。
日本銀行券が発行され、国立銀行は純粋な市中銀行になった。

日銀の出資者は半分は政府、半分は民間(三菱・三井・安田財閥)です。総裁には
大蔵官僚か、三菱財閥、三井財閥の出身者です。

第二次大戦下に制定された日銀法により大蔵省の一部局になった。
旧日銀法により、事実上、日銀を支配していたのは大蔵省だった。
しかし、米国は対日貿易赤字の増大にいらだち、円買いドル売りの協調介入を求め
日本の金融政策に対する干渉を強める。日米貿易と投資の不均衡は日本経済の
閉鎖性にあるとして、構造改革を求め、金融の自由化、郵政民営化と並んで日銀の
独立性を求めた。1997年の日銀法の改正により大蔵省から独立。
通貨の安定と中央銀行の独立をタテに政府の金融政策である金融緩和に抵抗し続けた。

ユーロを発行しているのはECBです。
ECBは金利の決定や為替介入など金融政策はECBが決定します。
各国中央銀行は通貨発行権も金利決定権も失った。
国家が行える政策として①紙幣の流通量を増やす②減税する③公共事業を増やす
①をECBがコントロールしている。

中央銀行の独立を極限まで強めたのがECBだといえます。

ドルが世界共通のお金、国際通貨(基軸通貨)としての地位を手に入れた。

日本は金本位制の採用で世界市場と結ばれた。

第一次大戦により米国の軍需生産がフル稼働になり、欧州からニューヨークの銀行に
貿易決済のドルが振込まれる。こうして国際金融の中心はロンドンのシティから
ニューヨークのウォール街へと移った。
また戦時国債の引受をしたのがJPモルガンであり、アメリカは世界最大の債権国となり
ドルが国際通貨になった。

連合国が敗北すれば国債が紙くずになる。ウィルソンの米国が参戦を決断したのはそのときです。
(ロシアが戦線から離脱して、フランスが攻勢を受けたときから)

世界恐慌で各国が金本位制を離脱し、貿易がストップしたから日本とドイツが暴走した。
戦後は貿易を自由化しよう。関税を引き下げ、金本位制へ戻そう。
世界の金の総額380億ドルのうち、実に200億ドルを米国が保有していた。

ブレトンウッズ体制 

①金1オンス(30g)を35ドルとして固定する。

②米ドルと各国通貨との交換比率を固定する。(固定相場制)
  日本の場合は1ドル=360円

結果、為替リスクがなくなり貿易が促進される。

いわば、世界最大の経済大国アメリカが、日本円の信用を担保してくれた。
(1ドル=360円の固定相場)

日本もドイツも安い円、安いマルクで輸出を促進した。

IMF(国際通貨基金)の役割は、国際収支(貿易・投資・外貨準備のプラスマイナス)が
極度に悪化した国へ、米ドルの緊急融資を行うことです。

日独の輸出攻勢に金の流出阻止を目的として1971年に金とドルの交換を停止すると
発表、さらに輸入品に一律10%の輸入課徴金を課すことになった。これをニクソンショック
といいます。これによって、通貨の価格は為替市場における売買で決まるという変動相場制
へ移行された。

貿易赤字と連邦政府の財政赤字という双子の赤字に苦しんだレーガン政権は各国の協調
介入により、円高ドル安の流れをつくろうと画策します。
1985年G5の中央銀行総サイト財務大臣による合意の結果、円高ドル安へ向けての協調介入
が決定される。(プラザ合意)

このプラザ合意によって輸出産業が打撃を受け円高不況になる。
日銀は国内市場活性化(内需拡大)のため金利を引き下げますが、利子がつかなくなった
銀行預金が引き下ろされて株式や土地に投資された。バブル経済が始まる。

発展途上国は財政難なので独自通過を発行しても暴落するリスクがある。
だからドルとの固定相場制を維持することで通貨を安定させ、インフレを防ぐ
とともに外国からの投資を促進しようとした。これをドルペック制という。

90年クリントン政権は自動車などの産業界より、ニューヨークの金融資本の意向に
従うようになり、海外への投資のためにドル高政策をとります。
このあおりを受けたのがドルペック制をとる各国で、ウォンやバーツなどが急騰。
国際市場で日本製品と激しい競争にさらされます。ウォン高やバーツ高不況が到来。

ドルペック制はまもなく崩壊し、アジア諸国の通貨は暴落する。
暴落する前に叩き売り、暴落後買い占める。ヘッジファンドはそれを目論んだ。

チェンマイでのASEAN+3の会議で通貨スワップ(チェンマイイニシアチブ)が実現。
日本銀行がアジア諸国の通貨保証人になった。

2.貿易

ナポレオン戦争においてナポレオンは大陸封鎖令でイギリスとの貿易を禁止します。
安価なイギリス製品の流入を阻止し、フランス製品の市場を確保するという目的です。
大陸封鎖令でイギリスへの穀物輸出が制限され、ロシア、ポルトガルが大損害を被ります。
これらの国々がイギリスと同盟をしてナポレオン打倒へ動きます。

発展途上国が先進工業国に転換する過程において、保護主義の採用が効果的です。

3.金融

金融とは、貸し手が借りてに資金を融通すること。



頭のいい人のコミュニケーション仕事術

頭のいい人のコミュニケーション仕事術頭のいい人のコミュニケーション仕事術
(2010/01/29)
佐藤 孝幸

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お役に立ちたいがコミュニケーションのカギだった。

仕事とは、ほとんどの場合、人との関係で成り立っています。最初から最後までたった一人で完結できる仕事はありません。
仕事において人間関係は非常に大きな比重を占めているのです。人間関係に意識を向けてそこに働きかけたほうが
よりダイナミックに仕事の効率化を図ることができるのです。

人間関係に働きかけることは、要するに、相手を満足させることです。
相手の役に立つことです。それが社外だろうが、社内だろうが、次につながります。
自分の仕事はサービス業だと割り切ってしまうことです。サービス業とは相手が欲するサービスを提供し、
その対価として報酬をもらう仕事です。満足や納得をクライアントに提供できるか。
それができれば仕事が次々に舞い込みます。

相手にはそれぞれ欲してるものがあります。サービス業に徹するとは、相手が欲しているものをつかみ
あなたのできる範囲で、それに応えていくことです。そうしていくことで、コミュニケーションへの苦手意識
もいくらか払拭できます。更に仕事の効率化も進んでいくでしょう。

1.相手の欲していることをつかめば仕事は一気にはかどる

①全ては相手をヒアリングすることから始まる

相手の欲していることがわかれば仕事は一気に進む。
売れる人は相手の満足を掴むのがうまく、売れない人は相手の満足をつかめていない。

相手の欲していることが切り札になる。
それを提示できれば相手は説得に乗ってきてくれます。

相手の本音を探るヒアリング。
本当に手に入れたいと思っている解決法を探るところから始める。
その際に重要な手法となるのがヒアリングです。

②ムダを生み出さないためのヒアリングの3つのコツ

1.事前にあいての状況をよく知っておく。

2.こちらの本音を最初に言う。

3.質問で思い込みのワナを排除する。

③自分に興味を示さない相手に人は多くを語らない。

ヒアリングとは聞くということです。主導権を握る大前提となるのが事前の準備です。
相手のことや、相手の置かれている状況、相手の専門分野のことなど事前に調べ
理解しておくことが大切です。

事前に準備しておくことのメリットは

・相手に話してあげたいと思ってもらえる。

・本当に聞きたいことを聞き出せる

相手に話してあげたいと思ってもらえるかどうか。
私はあなたに興味がありますというアピールをする。そのためには下調べは不可欠。
事前に本を読んでいるのか。

ヒアリングで無駄な努力を回避する。
事前に相手のことを調べ、知っておくことで、主導権を握ることができます。
そして、こちらが知りたいことを聞き出しやすくなるのです。

④最初にこちらの本音を言うと、相手も話しやすくなる。

なぜヒアリングをするのかといえば、自分の仕事に結びつけるためです。
相手の話を聞きながら、相手の本音、つまり、相手が欲していることを見極め
それと自分にできることを結びつけていくのです。それができなければヒアリング
する意味がありません。

自分に必要な情報は何か考える。
人間とは不思議なもので、建前で話す人に対しては相手も建前でしか話してくれません。
心を閉ざしたままの人には、相手も心を閉ざしたままです。逆に心をオープンにして腹蔵
なく話してくれる人には相手も心を開きます。

自分の出来ること、相手の望むこと、その仕事の現実などズバリ言ってしまっていいのです。
相手の本音を聞き出すにはそれくらいの覚悟が必要なのです。

⑤どんどん質問して思い込みの罠をはずせ

2.7倍の余裕が仕事の効率を上げるカギだった

実際の作業時間と納期までの時間とか1:7の関係になるように、仕事の段取りを組む。

余裕がないと、段取りよく仕事を進めていくことなどできない。

②仕事は即日着手し、スピードをもって処理していく。

余裕を持つのはあくまでリスク回避のため。

どんな仕事であれ、とにかく即日着手する。

③すぐやるで、見通しの立った仕事ができるようになる。

すぐやると、その後の段取りが把握できる。

とりかかってみてはじめて、実はかなり骨が折れる仕事だったということに気がつく。
実際やってみてはじめて、処理のために必要な材料が見えてくる。

・気がかりなことはつくらない。

即日着手するという仕事の進め方をしていると、今取り組んでいる仕事に全力を注ぐ
ことができるというメリットがある。

④一度寝かすことでいい仕事になる

7倍の時間には一度寝かす。そして見直すという時間も含まれている。

⑤早く片付けるを常に意識する

仕事の効率性とスピードを重視する。

かけた時間と結果は比例しない。

⑥案件によっては時間をかけた方がいい仕事もある。

・大きな決断は慎重にする。

交渉やクレーム処理など、相手の動きを見ながら進めていかなければ
ならないものや、経営に関わってくるような大きな案件は、あまりパッパと
進めていくのはいかがなものかと思う。

相手の状況によっては何もしない方がいいこともある。

⑦リスクを洗い出す余裕の有無が仕事の出来を決める。

・リスクを洗い出し、その対処法を事前に考えておく。

自分にも不慮の出来事は起こりうるという意識でいないと、いざ、困った
事態が発生したとき、たいがいのひとはパニックに陥ってしまいます。
冷静さを失っている分、やることなすこと裏目に出て、どんどん状況を
悪化させる。

どんな仕事であれ、最初の段階で、考えうるリスクを全て洗い出し、それに
対してどういった対応をしていくべきか考えておくのです。

3.仕事の優先順位の決め手となる。ライブとレコーディングとは?

①レコーディングの仕事よりライブの仕事を優先する。

仕事の順位の付け方は、歌手の仕事にたとえて、ライブなのか、レコーディングなのか
です。ライブは日程が決まっている。レコーディングは何度でもやり直しがきく。
動かせないものを優先する。仕事で優先すべきはライブです。

ライブの仕事 自分で調整できないもの

レコーディングの仕事 自分で調整できるもの

②次々と仕事が降ってきたら

どのようなスケジュールなら処理できるのか具体的に伝える
スケジュールと相手の都合が合わなければ、それならば他の人にお願いします。
ということになるでしょう。それはそれで良しとします。

③納期が遅れるときは余裕を持った日程にずらしてもらう

・できるだけすみやかに伝えるべき

遅くなりますという場合、相手に悪いなという気持ちが働くのか、かなりギリギリな
あるいは無理な見通しを相手に伝えがちです。5分で行くといって10分でいったら
遅いなと思われる。反対に15分でいくといって、10分で現れたら早いなと思う。

④相手のスケジュールを考慮して、こちらの段取りを決める

・出来る人は相手のことを考える

納期ギリギリ、あるいは納期を守れないというのは、自分の段取りにしか目が
いっていない証拠です。仕事を進めていくには常に相手を見て、相手を考慮
した段取りを考えていく必要がある。

・心配りの積み重ねが高い評価となる

⑤相手に連絡をとる前にはひと呼吸が肝心である。

・連絡をするのにも、優先順位がある。

最初に連絡を取った方がいい相手と、最後に連絡をした方がいい相手がいます。

事後報告だったらスムーズだったはずが、事前に報告してしまったがためにちょっと
待ってくれとストップがかかってしまう場合がある。

連絡する優先順位やタイミングを間違えると、仕事が進まなくなってしまう。

4.断った方がいい仕事もある

①自分の能力を超えた仕事は断る

自分や会社にとってマイナスになる仕事はできるだけ断っていい。
そのためには受ける、受けないの基準をはっきりさせる。

・自分の力ではこたえられない仕事は断る

・難しくても出来る仕事は受ける。

②欲張りな人とは仕事はしない

相手との信頼関係が築けなくては、いい仕事はできない。
欲張りな人、こちらを信頼してくれない人。

お金をごねる人とは仕事をしない。

③信頼関係が築けない相手は去っても追う必要はなし。

信用されていなければ努力も無駄になる。

こちらを信頼していない人は、こちらが何をしても、信用してくれません。

縁を切る場合には、これまでかかった費用を回収しようなどと思わないこと。

④一見さんより付き合いのあるお客様を大切にする

優先順位は長くおつきあいのあるお客様

長期的な視点を忘れずに。

人間は一度自分のものになってしまうと、あとはしらんぷりしてしまいがちです。
お客様だって、ほったらかしにしてしまえば疎遠になり、いつしか関係も自然消滅
になってしまいかねません。メンテナンスをしっかり行い、堅固な信頼関係を築く
ことに注力すべきです。

メンテナンスは決して楽な仕事ではありません。
労力の割に、すぐに結果が出るわけでもなく、虚しさも感じる。
新たな収入が増えるわけでもないので会社から評価されるわけでもない。
たとえそうであってもメンテナンスに力を入れた方がいいと思う。
長い目で見れば、それが必ず生きてくる。

いずれ新しいお客さんを紹介してくれるかもしれない。もっと有利な条件で
契約してくれるかもしれない。メンテナンスをしっかりすればするほど、無駄な
努力を減らしていくことができる。

⑤お金の話は一番最初にしておく

お金を明確にしておけば、あとあと揉め事は回避できる。

⑥金額は最初は厳しく、あとは緩く。

無理な金額で仕事を引き受けない。

正確な見積もりを出せなかったのは自分のミスです。

正直な額を請求する。

⑦いい関係のうちに最悪な事態への対処法を共有しておく

実際には最悪以下になることは少ない。
ひとたび紛争になってしまったら、別途協議することは難しくなる。

最初の段階でおいしい話ばかりをして、実際にその通りにならなければお互い
に嫌な気持ちになります。

5.仕事のスピードを上げる前例活用法

①どんな仕事でも前例に習うことから始める

過去の見本に頼って時間を効率化する。

一見、はじめてに見える仕事でも、よく探してみると、大概前例があるものです。

過去の書類には、自分が抱えている問題解消につながるヒントが満載です。

型がわかればあとはそれに従っていくだけです。

②前例から何を読み取ればいいのか

・複数の前例にあたる。

人間の場合は特に思い込みによって失敗してしまう。

前例と今回の仕事との違いを見比べる。

③経験者から教えてもらうが100%は信用しないこと。

新しい仕事に着手するとき、自分のアタマで考えるのが王道。

自分である程度リサーチしてみて、それでもわからないところを教えてもらう。

本当だろうか、足りない情報はないだろうかと考えながら聞く姿勢が大切。

④仕事に役立つ情報収集のコツとは

情報は多角的に見る。

情報収集のモットーは幅広くです。

情報収集においてはこれと限定せずにいろいろあたっていくことが大切です。

⑤情報収集の蟻地獄にハマらないために

・何のための情報収集なのか

情報集数はあくまで手段であり、何かを達成したいことがあり、そのために
情報収集をしているということを忘れてはならない。

情報収集は目的達成のための手段にすぎない。

⑥自分の失敗も前例としてどんどん活用する。

・失敗したらきちんと検証する

失敗を検証するときに大事なのは、全て自分が悪いのだという前提で
原因を分析していくこと。

自分が悪いという前提に立てば、失敗をおかさないための様々な方策が
出てきやすくなります。

⑦失敗は常に目に見える形に残しておく

・失敗と予防策は徹底的に頭に叩き込む

失敗を検証し、解決策が見つかったら、それは自分の目に見える形に
しておくことです。

失敗事例やその解決策を書いた書面は、職場のメンバーと共有できる形
にしておく。

6.仕事を人にふることで、時間を生み出す

①仕事を人にふることで、自分の時間を確保できる。

・人にふることは、自分の時間を増やすこと。

長い目で見れば、人に仕事を振った方が、自分の時間を増やすことができるし
また、余裕をもって仕事を進められるようになる。

・本当に重要な仕事に集中する。

自分がもっとも集中すべきことに時間を使えるようなります。

②仕事は誰に振ってもいいわけではない

・スキルが優秀なだけでは不十分

こちらの意図を、少ない言葉でもきちんと理解し、それを的確に実行してくれる人かどうか。

意図するものを共有できるか。

③このタイプには仕事を振るな

仕事を振るを避けたほうがいいタイプ。そのひとつが暇な人。

やる気がない人。チームで仕事をしていると、こういう人がひとりでもいたら、仕事が
うまく進んでいかなくなる。やる気は伝染する。

・日頃から周りのメンバーを知っておく。

④仕事の全体像を語ると相手のやる気を引き出せる

・いい仕事をしてもらうコツ

お願いしたい仕事だけ細かく伝える方法は相手を道具としてしか見ていない。
しぶしぶからいい仕事は出てこない。

その作業が仕事全体でどの部分に当たるのか、あるいは、どういう目的で
あるのかまで説明してお願いするタイプ。

⑤仕事のゴールがわかることの大きなメリット

・仕事のゴールがわかれば創意工夫ができる

ある情報のリサーチなら、その情報をどう使っていくのか説明する。

相手のやる気を引き出す効果と、より効果的に処理していくために、自分なりに
創意工夫をするようになる。

仕事のゴールがわかれば、作業の無駄がなくなる。
ゴールに合わせた作業だけに集中できる。

⑥あなただから頼むというスタンスが大事である。

相手の自尊心を満足させる言葉をかけてあげる。

・相手のやる気を削ぐ頼み方

この仕事は簡単だから、誰にでもできるよ。

⑦相手が失敗したときにはどう対応する。

・相手の心を閉ざす叱り方

だからお前はダメなんだといった相手の人格を否定する言い方

なぜこうしなかったのだとくどくど言い続ける人。

・相手の反省を深める叱り方

大切なのはこれからどうするかです。

事実関係を話してもらいミスが起きた原因を一緒に分析していきます。

7.頭のいい人の人を動かす交渉術

①膠着状態のときこそ、コミュニケーション力がモノを言う

・人を動かす国は戦略が必要

人間関係に働きかけるとき、その方法は利害関係を調整して、折り合いをつける
ということ。

利害を調整し、折り合いをつけるには戦略が必要です。

②相手の立場に立って次の動きを予測する

自分の言い分ばかりでは、いつまでたっても相手と折り合いはつかない。

交渉で大事なのは、相手を見ることです。

どうすれば自分の目指す方向へ動いてくれるのか検討する。

・両者が納得できる選択肢を探す

敵はどの選択肢だったら動きやすいのか検討し、その中でこちらが受け入れられるものを
選んでいく。

敵を知るためにはヒアリングが必要です。
さらに敵が今置かれている立場や状況についてのリサーチも必要です。
そうした情報を材料にして敵がなぜその意見を選択したのか推測していきます。
そうした推測を続けていくことで、自分がどう動けばベストな折り合いがつけられるのか
みえてくるはずです。

③人は報奨がなければ動いてはくれない

人は結局モチベーションがなければ動いてはくれない。

報奨は具体的でなければなりません。

具体的にイメージできるものを報奨にする。お金、次のチャンスを提示する。

④報奨はどうやって探せばいい

相手の立場になってみる。相手を見るということ。

⑤確実に与えられる報奨でなければ信用を失う

約束をした報奨は必ず渡す。

報奨を提示するときは決して無理をしないこと。

信頼関係を築くことが一番大事。

強固な信頼関係を築ければ、多少の無理も聞いてくれる。

⑥相手の欲しているものをあげないという戦略

餌をあげないことで相手を動かす。

タイミングを見る柔軟性。
相手の様子を見ながら、いつ与えるのがベストか、コントロールしていく。

⑦最初に話すべきは悪いこと。

最初から相手の期待値を下げていく。

相手に期待をいだかせない。

⑧物事を話すベストタイミング

相手を疲れさせる。

クレーム対応にも応用できる。
怒りはずっとは続かない。

⑨損して得取れという交渉術

その勝ちは本当に必要か。むしろ不要か。

相手に勝たせたほうが実は先々で自分にとって有利になることもある。

何事にも柔軟性を持とう。

⑩うまくいかないときはひと呼吸をおく。

現状を客観的に見つめ直してみる。

8.幸せになる働き方

軍師の戦略

1人で100人分の成果を出す軍師の戦略1人で100人分の成果を出す軍師の戦略
(2014/04/14)
皆木 和義

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戦略立案の仕方を知らなくても優れた戦略は立てられる。
多くの場合、それは自分の信念をもとに実行することから始まる。マイケル・ポーター

1.黒田官兵衛 敵の強みを弱みに変える

・リーダーにふさわしいのは誰か

会社や組織はトップの器以上になりません。
立派な会社や組織にしたいのなら、まずリーダーが自分の人間性、人格を高めることが何より大事です。
稲盛和夫

・逆境に陥っても決して諦めない

人間は負けたら終わりなのではない。
辞めたら終わりなのだ。リチャード・ニクソン

・自分の信念を貫く

信なくば立たず。論語

もともとは民信なくば立たず。社会は政治への信頼なくして成り立つものではない。
孔子が政治を行う上で大切なものとして、軍備、食生活、民衆の信頼の3つを挙げ
中でも重要なのは信頼であると説いた。

・官兵衛の戦略 敵の強みを弱みに変える

百戦百勝は善の善なるものにあらざるなり。
戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり。孫子

・想定外の事態に逆転の発想をする。

辛抱強さや冷静さは知能指数より重要かもしれないと
私は思っています。ウォーレン・バフェット

これを亡地に投じて然る後に存し。これを死地に陥れて然る後に生く。孫子
絶体絶命の窮地に自らの軍を追い込む。それでこそ、初めて活路が開ける。

上善水の如し。老子
上善とは理想的な生き方のこと。そのように生きたいならば、水のあり方に学べというもの。
水の特徴は次の3つ。

第一は器に逆らうことなく形を変える柔軟さ。

第二は人が好まない低い位置へ流れていく謙虚さ。

第三は水は時に硬い石をも砕く強い力を持っていること。

治を居て乱を忘れず。易経
世の中が治まり平和なときも、常に乱世になったときのことを考えて準備を
怠ってはいけないということ。

人が第一、戦略は二の次と心得ること。
仕事でもっとも重要なことは適材適所の人事であって、優れた人材を得なければ
どんな優れた戦略も実現できない。ジャック・ウェルチ

2.竹中半兵衛 国のためなら主君に逆らうことも厭わない

要害がいかようにも堅固であっても、人の心が一つでなければ、要害堅城でも物の用をなさない。竹中半兵衛

努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それは努力と呼べない。王貞治

命に逆らっても君を利す、之を忠と謂う。説苑
本当の忠義とは上司や主君の命令、たとえ国家の命令であっても、それが主家のため、国家のため
にならなければ、あえて逆らうことあるべし。

チャンスは周到な準備をした者だけにやってくる。小柴昌俊

故にこれをはかりて得失の計を知る。孫子
敵がどのような意図を持っているのか、見抜くようにする。

・第三者の意見を用い、反感を持つ人間を動かす。

3.小早川隆景 目先の利益ではなく長期的な視野で考える

百万一心 毛利元就
百万の文字を分解すると、一日一力になる。
日々皆が力を合わせ、心を一つにして事にあたる重要さを説いた。

・結果を出すための観察力

衰退滅亡の原因をまとめると

①過度の驕奢

②政治(経営)を人任せにし、自ら行わないこと

③諫言に耳を傾けないこと

④政治(経営)において、好き嫌いで判断すること。

⑤主君が人望を失し、家臣の心が離反していること。

⑥迎合を喜ぶこと

⑦讒言を見抜けないこと。

⑧上下一体となっていない(上下のベクトルが統一されていない)こと。

信言は美ならず、美言は信ならず。老子
信頼に足る言葉には飾り気がなく、飾り気のある言葉は信頼に足りない。

大義があるなら、なりふり構わずやれ。孫正義

・先を読む思慮深さ

本当に大切なのは、知識を丸暗記したり、教えられた通りのことを答案に
書く事ではない。先を見る洞察力だ。ビル・ゲイツ

凡そ用兵の法は、国を全うするを上となし、国を破るはこれを次ぐ。孫子
戦争における最善のやり方は、敵国を無傷のまま手に入れることである。
敵国を打ち破るのは、次善の策にすぎない。

おまえさんな一体何が一番欲しい。あれもこれもじゃだめだよ。
いのちがけでほしいものを、ただ一つに的を絞っていってみな。相田みつを

意見をしてただちに請け負う者に、その意見を保つものなし。
合点できぬことは何度も聞き返すものこそ、真の理解者なり。小早川隆景

自分の心に合うことは、皆、体の毒になると思え。
自分の心に逆らうことは、皆、薬になると思え。小早川隆景

4.直江兼続 義を重んじ率先垂範する

義を見て為さざるは勇なきなり 論語
正しい人の道と知りながら実行しないのは、勇気がないからだ。

君子は何事に臨んでも、それが道理に合っているか否か考え、そのうえで
行動する。小人は、何事に臨んでも、それが利益になるか否かと考えて、その上で
行動する。吉田松陰

アップルと関わりを新たにすること、これはすごく刺激的だ。ビル・ゲイツ

経営者は、事を誤って事業が失敗したような場合には、自分が破産しても、たとえ
1円でも従業員に渡すということを考えなくてはいけない。それが経営者の心構え
である。松下幸之助

5.山本勘助 不遇に負けない遅咲きの人

我、人を使うにあらず。その業を使うにあり。武田信玄
自分は人を使うのではなく、その人の技を使うのだ。

男は一生で一度でいいから、子孫に自慢できるような仕事をするべきである。
藤原寛人

アイデアを実行することは、思いつくより難しい。イーロン・マスク

原石に過ぎないデータが情報となるには、目的のために体系化され、
具体的な仕事に向けられ、意思決定に使われなければならない。ピーター・ドラッガー

十のサービスを受けたら十一返す。
その余分の一のプラスがなければ社会は繁栄していかない。松下幸之助

6.太原雪斎 巧みな根回しと外交戦略

一流の漫画家になりたかったら、一流の映画を観て、一流の音楽を聴いて、一流の本を読め。手塚治虫

いかに戦うかは大局観にかかわるが、その具体的な戦略は事前研究が決め手になる。事前にしっかり
準備して万全の態勢で対局に臨んでくる人は手ごわい人だ。羽生善治

危機管理の基本は、悲観的に準備し、楽観的に対処すること。佐々淳行

・目的を達成するアライアンス戦略

いつの時代も将来の成長戦略を描き、良い戦い方をするには、利害が一致する良いアライアンス(同盟)
が原動力となり、また、必要だということだ。

相手を説得するために正論など持ち出してはいけない。
相手にどのような利益があるのかを話すだけでいい。ベンジャミン・フランクリン

7.片倉景綱 時に主君の手本となり、盾となる

君子は人の美を成し、人の悪を成さず。論語
君子とは、人の成功を願い、困っている人に手を差し伸べられる人です。

仁にすぎれば弱くなる。義にすぎれば固くなる。
人を思いやる気持ちが強くなると意見を言えなくなる。正道ばかり強調すると頑固になる。

礼に過ぎればへつらいとなる。知にすぎれば嘘をつく。信にすぎれば損をする。
礼も過ぎれば失礼になる。   弁の立つ人はともすると騙そうとする。信用しすぎると裏切られる。
伊達政宗

仕事は命懸けでやれ。丸くなるな。尖れ。渡辺捷昭 トヨタ自動車社長

8.本多正信 出戻りでも信頼を得た徳川一の嫌われ者

一芸は万芸に通ず。世阿弥 
ひとつのことを極めていくと、他の事柄にも通じる精神を理解できるようになる。

天才には99%の努力と1%のひらめきや才能が必要というけれど、自分には1%もない。
それを知っているのは自分の強みだ。北野武

俺と藤沢のことを水と油だとか、太陽と月だとかに例えて言っているようだけど、若い頃
腹をぶち破って話し合い、互いの長所を心底認め合ったんだ。ちょっとやそっとで壊れる
仲じゃない。本田宗一郎

自分で怒りを抑えるには、他人の怒る姿を静かに観察することである。セネカ

・諫言を喜ぶ家康の反省力が天下を獲らせた。

およそ主君を諌める者の志、戦いで先駆けするよりも大いに勝る。徳川家康

・慢心の怖さを知ることがリーダーの器を作る。

反省するべきだが後悔はしなくてもいい。
反省は未来に繋がるが、後悔は過去に縛られているだけだ。ゲーテ

動機善なりや、私心なかりしか。稲盛和夫

9.石田三成 豊臣政権No.1の非凡なマネジメント能力

実行こそが全て。これが私の持論である。
アイデアの善し悪しは、どのように実行するかによって
決まるといっても過言ではない。カルロス・ゴーン

絆がもろければ、どんな大軍でも烏合の衆である。
いかに絆を強くするか。モチベーションを高め、結束力を高めるかが将の力量である。

どれだけの備えをしたかで結果は決まる。野村克也

戦争で最も計算できないものは戦意である。ベイジル・リデル=ハート

寄せ集めの、いわば様子見の烏合の衆のような軍も混じる中、理屈抜き
に全軍のモチベーションを高め、一致団結させるリーダーシップやアライアンス力
士気を高めるコミュニケーション力、義と利を絡めた総合的な発信力が弱かった。

優れた人材には、束ねる重力なものが必要だ。スティーブ・ジョブズ

未来を予測する最良の方法は未来を創ることだ。ピーター・ドラッカー

他人の利益を図らずして自ら栄えることはできない。人は受けるより与えることの
方がもっと幸せなのである。アンドリュー・カーネギー

謙虚なリーダーだけが、協調性のある集団を築き、その集団を調和のとれた永続する
成功に導くことができる。稲盛和夫

万事尽きたと思うな。自ら断崖絶壁の淵に立て。その時はじめて新たな風は必ず吹く。松下幸之助

俺はソニーで働けて幸せだったと思って、死ぬようにしてあげることが、社員に対する最大の努めだと思う。
盛田昭夫

10.真田幸村 逆境でも諦めない日本一の兵

我は尾形様に厚意を受けるものなので、尾形さまの大事の時は、真っ先に進んで討ち死にしよう。武田信繁

まず生き残れ。儲けるのはそれからだ。ジョージ・ソロス

二者択一にこだわるよりも、全く読んでいない手の方が可能性は広がるのだ。羽生善治

死んだあとのことは引き受けてやるから、死ぬ気でやれ。土光敏夫

夢中で日を過ごしておれば、いつかわかるときがくる。坂本龍馬

世界には君以外誰も歩むことができない唯一の道がある。
その道がどこに行き着くのか、と問うてはならない。ひたすら進め。ニーチェ

人生における大きな喜びは君にはできないと世間が言うことをやることだ。ウォルター・バジョット

永遠のノックアウト

永遠のノックアウト  《戦勝国史観の呪縛》について英国人記者も交えて語らった永遠のノックアウト 《戦勝国史観の呪縛》について英国人記者も交えて語らった
(2014/08/28)
ヘンリー・S・ストークス、中丸 薫 他

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公安調査庁幹部だった菅沼光弘氏とフィナンシャル・タイムズ東京支局長を
やられていたヘンリー・S・ストークス氏、中丸薫氏の対談本。

中丸薫氏の話は私はクレオパトラの生まれ変わりだとか、韓国セヴォル号
には盧泰愚元大統領の金塊を積んでいたなど、客観的に分析できない
確認しようがない話ばかりなので読み飛ばしましたが、菅沼氏、ストークス氏
の分析は面白かった。

英国の植民地統治と日本の朝鮮、台湾統治は全く別のものである。
それは植民地という概念には全く当てはまらない。英国から見れば
日本は植民地を奪った憎き侵略者だった。(ストークス)

戦後すぐに中国と韓国で反日教育が始まった。それを指示したのは
アメリカであり、戦勝国だ。竹島も尖閣も含めて日本とアジアが決して
まとまらぬように手を打った。それがわからないのではお話にならない。
(菅沼)

第一生命ビルにGHQの司令部が置かれた。マッカーサー元帥は
皇居、つまり天皇を見張れるところに総司令部を置いた。天皇を威圧
し、自分の権力を誇示する目的ですね。(ストークス)

安倍総理が靖国神社へ参拝されることをキッカケに、NY・タイムズが
安倍さんの考えなり、行動派いわゆるリビジョニスト(歴史修正主義)
という烙印を押した。東京裁判が侵略だと定義づけて、東京裁判史観
は戦後秩序を形成するうえで確立した史観だと思います。
リビジョニストという言葉は大変深い意味がありまして、本来これは
ある歴史家がナチスドイツのホロコーストでユダヤ人虐殺の数字は
おかしいのではないか、これを書き直さなければいけない。
私はリビジョニストだと主張したところからきている。
リビジョニストというのは非常に悪い言葉なんですよ。(菅沼)

中国という国の特徴は4000年の歴史を持つ、日本とは全く違って
いつも新たな王朝が前の支配者を倒し、自分たちの正統性を捏造
するというてっちあげの歴史の連続だった。南京事件でも、同様の
捏造が行われていて、大虐殺などなかったということが数字でも
あがってきています。前提として当時、日本軍が南京を攻略する
ということは、全世界が注目する首都攻略戦であったことがあります。
世界中が注目する中で各国ジャーナリストがスクープを狙って山ほど
南京で取材している中で、中国が主張するような大規模な殺戮が
行われるとはとても考えられない。(ストークス)

南京大虐殺について国際的に一番情報を流していたのはドイツ人
なんですよ。なぜドイツ人が情報操作で指導的な立場をとったのか
というと、実はドイツは蒋介石に武器を売っていたわけです。南京が
陥落すれば蒋介石軍はこれで終わりになる。そうすると中国に対して
武器を売ることができなくなる。だから、国際世論で非道な日本軍の
進撃を抑えよう、そういう世論をつくるという別の意図があった。
(菅沼)

昔、CIAに行って中国の共産党政権はいずれ崩壊するんでしょうかね
という議論をした。CIAの人は決して近い将来崩壊しませんと言って
いた。なぜかというと、インテリジェンスの観点から言うと、例えば
中国国務院の秘密文献はどんどん外へ出てくるのですが、人民
解放軍、中国共産党の秘密文書は一切出てこない。
要するに内部規律がまだしっかりしている。だから当分中国は
潰れることがないという分析をしている。(菅沼)

中国の軍といいますのは、毛沢東の時代から今日に至っても、
人民解放軍は全部陸軍なんです。そして、陸軍こそ、政治的な
力を持っている。例えば政権を潰すには一番簡単なのは、北京
の政治中枢である中南海地区を軍が占領すれば終わりですよ。
そうなるとバラバラになるでしょう。そういうことですから、今、
中国の軍の改革めぐって陸軍と海軍・空軍が猛烈に対立して
いる。(菅沼)

今、中国の海軍増強に対して、日米海軍が一体化しつつあります。
日米の海軍、海上自衛隊は世界最強なんですよ。イギリスの
ロイヤルネイビーより強いんです。その日米海軍の2つの海軍が
合同しますと、1プラス1ではなく、5にも10にもなる。
それほど強力な海軍を持っている。中国がいくら空母を作っても
そんなの勝負にならない。にもかかわらず中国は海の軍備ばかり
増強している。これは利権です。海洋開発。石油を含むいろいろ
な開発を南シナ海、東シナ海でやっている。これは全部海軍の
利権なのです。(菅沼)

朴大統領は要するに韓国主導の南北統一をやるべく、北朝鮮に
一番影響力のある中国に近づくというのが、いまの常識で、その
ために、習近平に安重根記念館と光復軍の記念碑を設置する
ことを要請した。光復軍は上海に大韓民国臨時政府があり
上海が日本の手に落ちると、重慶に行って総司令部を設置した。
今の大韓民国は日本に対して反日戦争をしていた光復軍の
系統を受け継いだ政府だというのが政権の正統性の根拠であり、
今の韓国憲法なのです。ところが、北朝鮮は金日成の抗日戦争
から始まったとしており、光復軍など関係ない。
中国はいままで北朝鮮の言い分を認めてきた。
中国共産党と金日成の軍隊は一緒に抗日戦争をやってきたと
なっている。この光復軍記念碑に中国がオーケーしたということ
は、韓国政府が朝鮮半島の統一の正統性を持っていることを
中国が認めたことになる。(菅沼)

ウクライナ問題の背景には、ガスとか石油をめぐる争いがある。
西側がウクライナに手をつけようとしたでしょう。これはウクライナ
ではなく、プーチンに対する圧力ですね。
プーチンが石油を、あるいは天然ガスの開発を全部国有化した。
エリツィンの時代にソ連が崩壊したとき、アメリカあるいはユダヤ人
は全てロシアの天然資源を確保しようとした。それにプーチンが
反旗を翻して国有化しはじめた。(菅沼)

クリミアの軍事占領はいいんですよ。そればかり問題にしている
けど、クリミアのオフショアでヨーロッパ最大のガス田を掘削して
いたわけです。BPとかそのほかの欧米資本が。おかけでみんな
ストップしたわけ。アメリカがロシアをやっつけるには石油の値段
を下げればいいというけれど、シェールオイルをアメリカはやって
いる。ブーメランのように返ってくる。要するにドンパチやれば
石油がストップするとかなんとかいってだんだん石油が高く
なっていく。(菅沼)

日韓併合を推進したのは誰か。大蔵省です。軍じゃないですよ。
当時の大蔵省が、あの時代に、それこそ日本の円を国際通貨に
したかったわけです。日本国内だけで流通している円というのは
国際通貨にはならない。日本の他にサブシステムが必要だった。
そこで朝鮮に注目した。それを一番強力に推進したのが渋沢栄一
だった。まず貨幣改革をやり、日韓併合を踏まえて朝鮮銀行を
つくり、朝鮮半島を日本通貨圏に収めた。1945年8月15日現在
どうなっていたのかというと、朝鮮半島全域、満州も全域、北支
中支に至るまで朝鮮銀行の支店網があった。中国大陸の半分
が円経済圏になっていた。中国大陸半分の利権を独占した。
これが欧米の人は許せなかった。(菅沼)

オウム真理教の信者というのは、大体いろんな宗教団体を
遍歴して、最後にたどり着いたのが麻原彰晃なのです。
創価学会にいた人も大変多いんですよ。それに満足しないで
統一教会へ行った人もいる。もっとも、統一教会の場合は
今でもそうですけれども、韓国の武器商人なんです。武器の
売買をやっているわけですよ。それで、例えばウクライナから
ヘリコプターを買ってきたときに、ウクライナには統一教会の
人がたくさんいたんですよ。武器を売買するために。
オウム真理教も、統一教会の人を通じて武器を買っているん
です。(菅沼)

石原慎太郎氏は関係があったんです。(オウム真理教と)
彼が国会議員を辞めた理由はそこですよ。自民党の人は
みんな知っている。あのとき、本会議場で演説したわけ
ですよ。あの演説だけ聞いていれば、石原慎太郎という
のはなんと立派な政治家かとみんな思うけど、自民党の
人はしらけていた。何でといって、やっていることはオウム
真理教からお金をもらったわけだから。オウム真理教に
たかっていた議員はその他いっぱいいるんです。
1990年にオウム真理教が衆議院に立候補したでしょう。
僕らは衆議院に立候補したからこそ調査を始めたんです。
非公式にはいろいろ調査をやっていた。政界に出るという
ことは政治団体じゃないですか。宗教団体ではなく政治
団体として調査しろと。だけど時すでに遅しだった。
ソ連の援助とか何かというのがどんどん加わって、ああいう
ふうになってしまった。(菅沼)

今でも防衛省の人は世界情勢の本質がわからない。
なぜかというと、専守防衛が基本でしょう。
専守防衛なもんだから、自ら進んで外国の軍事情報のほか
例えば中国の政治経済について情報を収集するとか、
北朝鮮の内情について研究するとか、そういうことをやらない
んですよ。やれないんです。
だから、結局どういうことになるかというと、情報はアメリカから
いただく。アメリカからいただくということは、アメリカは自国の
国益に反するような情報は出しませんからね。
そうすると、結局はアメリカの国益に従属するような考え方しか
出てこない。(菅沼)

この前、我が国の国家安全保障戦略の方針みたいなのが出た
じゃないですか。あれなんか読んでがっくりきた。
まるでアメリカ政府の論文ですよ。あんなもの日本政府の政策
ではない。(菅沼)

カーネルサンダースの教え

カーネル・サンダースの教え 人生は何度でも勝負できる!カーネル・サンダースの教え 人生は何度でも勝負できる!
(2012/09/07)
中野 明

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カーネルサンダースの教え 人生は何度でも勝負できる 中野明

カーネルサンダースは目まぐるしく職業を変え、65歳で無一文になり再出発して
ケンタッキーフライドチキンを創業した。

カーネルの仕事哲学

できることは全てやれ。やるなら最善を尽くせ。これが何かを達成するための唯一の流儀だ。

カーネル二つのモットー

ロータリークラブのスローガンから得たモットーである。
最も奉仕するものが最大の利益を得る。我が身の前に他人に奉仕せよ。
物事を行う際にこれら2つのモットーに従うように努めてきた。

4つのテスト

1.嘘偽りはないか

2.関与するすべての人に公正か

3.信用と信頼を築けるか

4.関与するすべての人に利益があるか

営業術 友達づきあいするくらい顧客と親しくなれ。

品質にこだわらないならば商品を選んでもらう必要はありません。
これが効果的な販売手法だ。こうした手法をネガティブセールスマンという。
この手法は自分が販売する製品に対して全幅の信頼を持つことが前提になる。

徹底した顧客サービスを目指す。

ハードワークは割に合う。

クチコミを重視する。

全てをルール化する。

自分に厳しく人にも厳しい。

錆び付くより擦り切れる方がマシ。

最も奉仕するものが最大の利益を得る。

人は60や65になると人生これで終わりと思うものだ。
しかしその人の年齢は、自分が感じた年、思い込んだ年で
決まるものだ。年がいくつであろうと、やれる仕事はたくさんある。

安易な道は効率的だし時間もかからない。
困難な道は骨が折れるし時間もかかる。
しかし時計の針が進むに従って、容易だった道が困難になり、困難な道が容易になるものだ。

その生涯は自ら決めたルールに従って真摯に生きた男の物語だ。
つまるところ、どう生きるのか、自分なりのルールを決めて、それに真摯に従え
これがカーネルの生涯から得られる最大の教訓だ。
プロフィール

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