FC2ブログ

考える力をつける本 畑村洋太郎

考える力の定義とは周りの状況を自分なりに分析して、進むべき方向を自分の頭で考え、自分で
決める力である。

私たちの生きている世界は日々過去に経験したことがない様々な新しい問題に直面している。
変動性、不確実性、複雑性、あいまい性である。私たちはいままで不確実であいまいな部分を
排除して効率的な運用を目指すことで発展してきました。これら性質を前提に戦略を立てて
いく必要がある。

正解のない問題に対し、そのたびに自分たちが最善と考える答えを出していくことが求められている。
そんな時代を生きていくために必要なことは、アジャイルとレジリエンスである。
アジャイルは俊敏な。とにかく行動してジタバタしながら答えを見つける。
レジリエンスは回復力、抵抗力、つまり窮地になってもへこたれないしぶとさである。

覚悟を決めて自分自身の進み方を変える必要がある。その時に必要なのがアジャイルであり
レジリエンスである。柔軟な発想が必要ですが、自分で観察して自分で考えを状況に応じて
即座につくる能力を持つことが重要である。まず目標がはっきりしなくても動いてみることです。
目標を探索するために俊敏かつ積極的に動くことが大切です。

自分の頭で考え、そのために必要な知識を積極的に獲得しにいくという能動的学習が
重要になる。

経験したことがない問題が次々と起こっているのが今の時代である。
未知の問題に対処するための解を自力で導き出す力が問われている。
そのためには、まず状況を正確に把握することが必要になる。
これには分析力が必要になる。その先に求められるのが、分析したことをベースに
問題点や課題点を明らかにして、それらの解決策を見つけることです。
未知の問題に対処するための全体計画を作る力です。

個別の問題や課題に対処しても、それで大きな問題が解決できるとは限らない。
大きな問題を解決するには、個別の問題や課題に対処する解決法を駆使しながら
全体の状況を変えていくことができる効果的な計画をつくらなければならない。
そのときに必要なのが統合力である。

1.考えるということはどういうことか

考えるとは周りの状況を自分なりに分析して、進むべき方向を自分の頭で考え
自分で決めるための力である。全体像を検討しながら最終的に実現までの道筋
までつくること。考えたことを実際に表に出すことが重要である。
具体的には企画や計画を立てたり、何らかの工夫や創造をしたりということです。

考えるという行為は、自分の頭の中のものを表に出して実行する。
仮説⇒検証を含む行為であり、うまくいかなければやり方を変えて
また実行して自分の考えをブラッシュアップしていく。

考えというものは様々な要素が結びついてある働き(機能)する構造を持ったものである。
世の中の全ての事柄や現象は、いくつかの要素が結びつく形で、ある働きをする構造を
つくり、それらがまとまる形で全体構造をつくっている。つまり、考えるとは考えをつくる
作業なのである。

考える=考えを作る作業は、まず必要な要素(タネ)を自分の中から出してみることから
始まる。これを要素の摘出もしくはタネだしという。次にそれら要素を組み合わせてある
構造をつくる。この作業を要素の構造化という。このときつくられる構造とは一つではなく
複数である。そうしてできた複数の構造をつなげて、それらを包含する全体構造をつくり
あげる。これが考えを作る作業である。

要素とは知識やデータである。重要なのは知識やデータを整理して構造化することです。
構造化できなければ単なる物知りである。新しい考えを作り出してなんぼである。

考えをつくるときは、何らかの外からのキッカケ(刺激)が必要である。
なぜなら何も刺激のないところでは頭が働き始めないからである。
刺激とは興味をもって何かを観察したり、自ら行動しているときは自然に頭が働く。
それによって何らかの課題が見つかり、頭の中で勝手に解決方法を考える。

刺激には三現が有効である。現地、現物、現人である。
目的意識をもって行動し、実際に体験しながら自分の頭で考える。

同じ事象を見ていても視点が違うと違う事実を見ていることがある。
人、モノ、カネ、時間、気(雰囲気・文化)この5つの視点を意識するといい。
また逆算の見方がある。

頭の中でシミュレーションする。仮想演習といい。シミュレーションはたくさん
行うほど観察対象のことがよく理解できるようになります。
客観的視点より主観的な視点が重要である。

人間には見たくないものは見えないという性質がある。

2.考える力をつける準備

考えを作るためには最低限の知識が必要である。最低限とは高校卒業レベルの知識である。
ある事象に出会った場合、その知識がなければその事象を全く理解することができない。

知識は広く浅くではなく、狭くて深くである。
知識というのは分野が違っても、最低限押さえておくべき基礎的知識から、より深い応用、枝葉
の知識、最新情報まで体系が似ている。ある分野を深堀して体系化した知識を身に付けるという
ことは、単純な要素と構造の知識から、複雑な構造の知識まで、様々な層の知識を身につけること
につながる。一度身につけると、違う分野でもどのように知識を吸収していけばいいのかわかるし
複雑な構造の知識を身につけやすくなる。

頭の中に知識が多ければ多いほど考えをつくる作業はスムーズにできる。
仮想の引き出しをつくって整理しておいたほうがいい。
大きく分けて仕事に関するもの、社会経済に関するもの、趣味に関するものと3つ用意するといい。

失敗は知識受入素地をつくるために行動することが大切であることを教えている。
誰でもはじめてのことは失敗します。。最初からうまくいくことはめったにない。
失敗した瞬間に知識を受け入れる素地ができる。知識は自分から取りにいくときに身につく
性質がある。

学校の勉強はパターン認識になる。パターン認識は当てはまらない事象が起こったときには
マッチングしないのでたなかなか対応できない。考えをつくる場合は、頭の中にある要素を
アウトプットしたあとで、その要素を構造化する。そのためパターン認識とは違った作業になる。
パターン認識だけでは限界がある。

人は重大な判断を短い時間で迫られたときほど、過去の成功体験に寄りかかって行動する
傾向が強まる。これがパターン認識の限界である。いくら正確な知識を頭の中に持っていても
実際に起こっている事象は必ずしもそれと同じとは限らない。
こういう場合はマニュアルだけではなく、アウトプット型の学習方法が必要になる。

私たちがある事象を見たり、聞いたりしてわかった!という感覚が得られるかどうかは
頭の中にその事象を理解するためのテンプレート(型紙)があるかどうかで決まる。
頭の中にテンプレートがあるならマッチングしながらその事象を理解することができる。
テンプレートがなければなんだかよくわからないということになる。

わかることを増やすためには、頭の中のテンプレートを増やせばいい。
学校の勉強。パターン認識の勉強法はまさしく頭の中のテンプレートを増やすための
ものである。

テンプレートをつくるということは、要素が集まって構造をつくり、さらにその構造がいくつか
集まることで全体の構造ができる。ですから考えをつくる作業と全く同じになる。
目の前の事象を見て、まずそれがどんな要素でできているか分析し、さらにその要素が
どうやって結びついてどのような構造を形作っていいるかを見る。
自分なりの新しいテンプレートを作っていく。このテンプレートを仮説という。

テンプレート(仮説)が正しいかどうかは、目の前の事象と照らし合わせたり、実際に
働きかけることによって検証する。考えを作るときには自発的な行動が重要になる。
このときの行動の動機はその事象に興味を持った。理解できないことに不満を感じた
人によって様々である。

アイデアの法則。

水平法 考えの構造が同じで違う分野に移せば違った様相になるもの

四則 足し算、引き算、掛け算、割り算

鏡像 対象の前に鏡を置く

縮小・拡大 観察対象を小さくしたり、大きくしたり。

3.考える力をつける訓練

考える力をつけるには頭の中で考えるだけでなく実際にやってみることである。

日常生活の中でちょっと工夫をする訓練は意識さえすればいつでも誰でも簡単にできる。

頭の中に浮かんだことはどんなことでも文字や絵にしてみることが大切である。
そのテーマについて思い浮かんだ時にランダムに書いていく。これらの種を包括して
表題をつけると一段高い上位概念になる。上位概念とは、ある事象に関する概念
から具体的な属性を削ぎ落として、一般化した概念のことです。
例えば年齢や性別、国籍など人についている属性を削ぎ落として40代男性や日本国籍の
女性などになる。

実見記をつける。実際に見たものを書く。見学してから一週間経ってから書く。
あれこれ見えていたものが絞られてくる。アウトプットを意識して観察する。

4.考えをつくる作業

まずタネ出しをやり、次にそのタネを括る。そしてタネの関連付けて(ラベルをつける)
括りから構造化する。こうした作業をしているうちに課題が見えてくる。

➀タネだし⇒➁括り図をつくる⇒③ラベルをつける⇒④括りを切り抜く⇒⑤思考関連図をつくる
⇒⑥課題評価⇒⑦課題設定⇒⑧思考展開図⇒⑨伝達

➁書き出したタネの関連性や共通性を見ながらグループ分けする。括り作業を行うとき重要なのは
  タネのレベルを見分けることである。仮説としてどんな構造をつくるのか考えながら行う。

③括りから構造化へ。思考関連図にまとめる。

上位概念 EX.海外でのトラブルに関連して経営者の頭に浮かんだ事柄

中位概念 EX.予想事象、対応商品企画、今後の方向、組織活動、考え方

下位概念 EX.それぞれの要素を括った構造のもの

課題が決まったら、思考展開図を使ってそれを解決するための方法を導き出す。
材料はこれまで整理した考え、それに足りないものは補う。
設定した課題を分析、分解して課題要素まで落とし込んで、それぞれの課題要素を
解決する手段を導きだす。

5.考える力を高める

考える力は仮説立証の繰り返しである。
頭の中で制約条件が変わったらどうなるか。3つの選択肢があったらどの方法を
とるのが一番良いのか、いろいろ当てはめながら繰り返します。
こだわりを捨てることがポイントになる。そうでないと使える選択しが限られる。

論理的に考えてもうまくいかないことが多い。最も有効なのは当てずっぽうでいいから
とにかく決めることである。それでしっくりいけばいいが、いかなければやり直す。
頭のなかでシミュレーションをしながら、仮説立証を繰り返すのである。

論理が必要になるのは、全体の構造をつくって以降のことになる。

論理で考えをつくることはできないが、作られた考えを論理的に説明できなければ
それはまだまだ不完全な状態です。

他人を使ってブラッシュアップ。

思考展開法は考えをつくる作業を効率よく行うものである。
それを学んだ人は全体を見る視点が養われる。

100回聞くより3回の実践。
これは頭を使ってジタバタしたことで、自分の頭の中に思考回路ができるからだ。

学習方法にはアクティブラーニング(能動学習)とパッシブラーニング(受動学習)とがある。
自分自身が積極的に行動して、そのなかで知識を体得していく学習方法である。
後者は自分自身で行動せず、よそから知識をもらってくる学習のことである。

考えの領域は広く、深く。
考える領域を意識して広くすること。視野を広げるということ。別の方向から見る。
考える領域を深くすること。細かく見るということ。

全体を見直すときには、ヒト、モノ、カネ、時間、気(文化・雰囲気)の視点で見直す。
また実際のシーンを想像することである。

6.創作作業で多くの人が躓くこと

テーマを決めるのは難しい。
テーマとは考える範囲を決めることである。
これを決めないと無制限に考えが広がることになる。

正解は無数にあるので、自分が出した答えが正しいかどうかはしっくりいくかどうか
で判断すればいい。人に説明できるかどうかを判断基準にすればいい。

大切なのは目的であって形ではない。

思考展開完成図は試行錯誤を繰り返すことでできあがった一つの最終系である。

形にこだわると、いつの間にか、形を整えることが目的化して本来の目的を
忘れてしまう。

タネだしから思考展開図づくりまで論理を使うことでかなりうまくいく。
そこから先は課題群から課題を選ぶときは思い切りが必要である。
あてずっぽうでいいから仮説をつくって取捨選択を決定する。

思考展開法では、課題を決めて解決策をいれて思考展開図の形に
まとめると、全体構造が完成する。

業務を継続的に改善するためにはPDCAサイクルを繰り返す。
スポンサーサイト



ハーバードの人生を変える授業 タル・ベン・シャハー

1.感謝する 

ちょっとしたことでもいいので毎日感謝できることを5つ書く。
感謝していた人はよく眠れるようになり、より多く運動をするようになり、身体的不調も減った。
書いていることを目の前に思い浮かべたり、書きながらもう一度経験しているように感じる。

意識を向けるものは拡大します。恵まれた部分を考えれば人生はもっと良くなります。
何が起きようとも感謝できるようになると、チャンスやいい人間関係、お金までももっと
流れてくるようになります。オプラ・ウィンフリー

2.習慣化する

変化するために必要なのは自制心を養うことではなく、習慣を取り入れることだ。

習慣化=確固たる価値観+決まった行動+決まった時間

習慣をつくるには、確固たる価値観に基づいて、決められた行動を、特定の時間に行う
ことが必要である。

習慣にすることを決めたら、スケジュール帳に書いて実行する。

野心的になりすぎて失敗するより、緩やかに変化し続けるほうが好ましい。成功は、それ
自体が更なる成功の源になる。

繰り返し行われることが我々の本質である。さすれば卓越するということは行動ではなく
習慣に現れるものである。アリストテレス

3.運動する

週3回 1日30分運動を行うことは、抗うつ剤を服用するのと同じような効果がある。

運動しないことは憂鬱になる薬を服用しているのと同じようなもの。

運動には自己評価や思考力、免疫力を高める、寿命を延ばす、よりよい睡眠を
得られる、よりよい性生活を行えるという副次的効果がある。

運動のみが魂を支え、そして精神を高揚させる。  キケロ

4.仕事への考え方を変える

仕事⇒没頭(フロー状態)⇒ピークパフォーマンス

人は仕事より遊びを好む。しかし、フローの状態を体験するのは仕事での方が
多い。その行為に完全に没頭し、最高の結果を出し(ピークパフォーマンス)
それを心から楽しんでいる状態(ピークエクスペリエンス)。

幸せになるためにはただ楽しさを感じるだけでなく、楽しさを感じていると
気づく必要がある。

自分のために学び続ける。
常に疑問を持ち、周りの世界に対する好奇心を持ち続けている。
自己啓発と仕事に関連する知識の習得。
毎日決まった時間を勉強に充てる。
自己啓発は自尊心や自信を高める本を読む。

何が天職か本質的に教えてくれるのは、内面からの深い喜びがあるかどうかだ。
仕事を苦しみとみがちな社会のなかで、この考え方は革命的であるが、真実である。
パーカー・パーマー

5.意義を見出す。

最後は幸せな結末が待っていると信じ、信念を見失わない。
1日の終わりに、その日、何にどのくらいの時間を使ったかを書き出してみる。

意義のある些細なことは、意義のない偉大なことより、人生にとってずっと有意義だ。
カール・ユング

6.思いやりの心を持つ

他者の役に立てば立つほど私たちの幸福感は大きくなっていく。

誰かのために思いやりある行動をし、感謝されたときのことを思い出し、心の目でその人の
反応を思い返す。

心から人の役に立とうとすれば結果として自分自身のためになということは
人生において最も美しい報酬の形である。ラルフ・ウォドー・エマソン

7.困難から学ぶ

本当に幸福になるためには不快な感情や辛い体験が必要である。
人は困難を克服することで幸福になれる。

人は困難な時期があるからこそ、より大きな喜びを感じられるようになる。

困難こそが、人生におけるすべての喜びへの感謝の気持ちをつくり、この感謝の
気持ちこそが、真の生きがいや喜びの源になる。

過去の経験を書き出す。
辛かった経験を書き出すことで気持ちの整理がつきやすくなる。

何より大切なのは最も深いところにある感情や思いと向き合うことである。
何が起こり、どう感じたのか、そしていまどう思っているかを書く。

傷ついたことを完全に表現してはじめて私たちは癒される。マルセル・プルースト

8.全てをシンプルにする

するべきことをシンプルにしても成功を妨げられるわけではない。

意義と楽しみの両方を感じられる活動に没頭する時間を定期的にとることにする。

9.プロセスを楽しむ

例え現在の利益を将来のより大きな利益のためにあきらめることになっても
できるだけ将来の役に立つ活動に時間をかける。

ライフスタイルを分類する。
出世競争型、快楽型、悲観型、幸福型

私たちは休むことなく登り続けるようにできています。たとえそこが谷底であっても
山の頂であっても。ジョン・ガートナー

10.理解し、理解される

慣れ親しんだ関係こそがじつは大きな恩恵を与えてくれる。

純粋な親密さを育てるためには評価されたいと思うことから、理解されたいと思うことへ
焦点を移す必要がある。

意義と楽しみの両方揃った共通体験に焦点をあてながら、ふたりの関係のいいところを
書き出してみる。

喜びは分かち合うもの、幸福は対をなして生まれる バイロン

11.失敗から学ぶ

諦めず立ち向かうことは、勝ち負けや、失敗か成功かとうい結果よりも、自尊心にとって
長期的にいい結果をもたらす。

自分は失敗に対処できるという自信は失敗することによって強化される。

実際に失敗したときのつらさよりも、失敗するかもしれないと感じる恐怖の方が
私たちを痛めつける。

失敗から賢く、強くなったということに気が付けば、これからもずっと生き延びている
と自信を持つことができる。人は逆境で試されて初めて、真の自分自身や人間関係
の強さを知るのである。

失敗した経験やその状況について書いてみる。

大胆に行動すれば一時的に足場を失う。大胆さがなければ、自分自身を失う。キルケゴール

12.完璧主義を手放す

失敗は人生の自然な一部分であり、成功につながる欠かせない要素である。
そう考えることが最善主義者である。これは現実を受け入れる考え方である。」

失敗を自然なこととして受入、心配をあまりせずに活動を楽しむ。

冬の真っ只中でも、私の中にまだ見ぬ夏に気づくようになった。アルベール・カミュ

完璧主義者

失敗を拒否する。辛い感情を拒否する。成功を拒否する。現実を拒否する。

最善主義者

失敗を受け入れる。辛い感情を受け入れる。成功を受け入れる。現実を受け入れる。

現実を拒否していると、永久に幸せになれない。

13.価値ある行動をする

20%の時間に努力を注ぐことで、期待する80%の結果は得られるであろう。
80対20の法則。パレートの法則。

自分が大切にしている価値観に基づいて生きているか考える。
優先順位をつけ、80%の満足感を与えてくれる20%を選ぶ。

未来を予測する最良の方法は自らそれを創造することだえる。スティーブン・コヴィー

14.安全圏から出る

人に親切にしたり、勇気ある行動をしたりすれば、自分自身に対する考え方が変わり
自分をより親切で、より勇気ある人間だと感じるようになる。

安全圏(コンフォートゾーン)を超えて冒険をし、人に助けてもらったり、フィードバックを
もらったりして、たとえ失敗しても気にしない。

物事を始めるには、話をやめ、行動を開始することだ。ウォルト・ディズニー

15.感情を味わう

感情を理解したり、変えようとしたりするのではなく、あるがままを受入、その感情に
寄り添うようにする。

思い切り泣けない人は思い切り笑えない。ゴルダ・メイア

16.一貫性を持つ

言ったことを実行する⇒自己の信頼感があがる 一貫性を持てば好循環が生まれる。

その人が自分に言ったことを全て実行しているかどうかではなく、どの程度実行しているか
である。

自分の発言を尊重することは、自分自身を尊重することになる。

自己の信頼感が高まり、人から尊敬されるようになったと気づくまで2週間とかからない。

幸福は美徳のうえに築かれる。そしてその基盤に真実がなければならない。サミュエル・テーラー・コールリッジ

17.最高の瞬間をつかむ

自分という人間について考える最良の方法は、どんな精神的、道義的考え方をしたときに、一番いきいきと
生きていることを実感できるかを探ることだと思う。人はそうした瞬間、心の中の声が聞こえる。これこそが
本当の自分なんだと。ウイリアム・ジェイムス

18.長期的な関係をつくる

長期的な関係にはすべて、いつか行き詰まり状態が訪れる。

自分の信念を守るのか、妥協してパートナーとうまくやっていくのか。そのどちらかを選択させられる。

この行き詰まりを個人的な成長と対人スキル向上のために重要な分岐点である。

お互いに理解しあえる親密な関係をつくりあげるためには、ふたりで問題に向かい合うことが重要
である。

愛は人が噂する以上のものである。戦い、勇気を出し、全てを賭ける価値のあるものである。
エリカ・ジョング

19.親切な行動をする

親切な行動以上に利己的な行動はない。
日頃から親切な行動を心がけていれば、その報酬として、幸せという究極の通貨を常に
得ることが出来る。(充実感・満足感・達成感)

心の寛容さを持つこと、つまり他人と与え分かち合う生き方をすることは、無限に蓄えられた
精神と感情の富を引き出す最良の方法である。

まわりの人と多くのものを分かち合い。
他の人の人生に貢献すること以上に満足感を得られる行為はありません。

1日どこかの日を決めて普段より5つ多く親切な行動をしてみる。

1本のろうそくから何千本のろうそくに火をつけることができる。
かといって、それで最初のろうそくの寿命が短くなることはない。
幸福は分かち合うことで決して減らない。ブッダ

20.いいところを探す

幸福というものは人生における客観的な出来事で決まるのではなく、出来事を
どのように解釈するかという主観的な心の動きで決まるものだ。

悲しみや辛い感情に免疫のある人間はいない。
しかし、どのような状況でもそこに良い部分を見つけられる人はいる。

最高の出来事が起こるのではありません。
起こった出来事を最高のものにできる人がいる。

悲観論者はあらゆるチャンスに困難を見出す。楽観主義者はあらゆる困難に
チャンスを見出す。ウィンストン・チャーチル

21.ありがとうを言う

感謝は最高の美徳であるのみならず、他の全ての美徳を生み出す源だ。キケロ

22.パートナーシップを築く

いざこざは避けられないものであるだけでなく、長期にわたる良好な関係にとって
非常に重要なものである。

カップルに衝突がないとしたら、それはふたりがお互いに重要な問題や相違に
向き合っていないからである。

23.解釈を変える

人は出来事そのものではなく出来事への自分の解釈に反応する。

出来事⇒思考⇒感情

認知の歪みがあることがわかったら、その出来事に対する考え方を変え
違ったように感じれば良い。

気分が悪くなるということは、奇妙なことだ。決して真実でないことを勝手に
思い違いして、みじめな気持ちになっているのだ。デイヴィット・バーンズ

24.これまでを振り返って

たゆまぬ知識の吸収と訓練を通して容易にならないものはない。訓練により
私たちは変わる。自らを変容させることができる。ダライ・ラマ









修羅場の説明力 小野展克 池田聡

修羅場の説明力は4つのポイントがある。
発信力・独立力・情報力・調整力である。
この4つの力は独立しているのではなくそれぞれ相互に密接に関係している。

1.発信力

腹落ちするメッセージを簡潔に伝える。

発信力は伝達力と広報力がある。

・伝達力

情報には形がある。5W1Hと視点、結論、絞込みである。

情報をしばらく寝かせて、冷静な頭で見直す

・広報力

事実を突き詰める。自分自身で腹落ちするまでインプットする。

簡潔に表現する。本質を突き詰める。

ストーリー・場面設定を考える。受手の気持ちを想像する。

メッセージは事実を正確に伝え、着実に伝達することで初めて
期待した効果を生み出す。

真似でもいい。まずは形を身に付けるところから。

・新聞記事は本記、解説、サイドの三つに大別できる。
 5W1Hを柱にニュースの基本的骨格を示す本記。
 ニュースの構造を解き明かす解説。ニュースの背景や舞台裏を
 描くサイドとなる。

言いたいことは1つしか発信できない。
必要なことは伝えたい切り口や視点、結論をひとつに絞込み、それを
伝えるために必要な素材を厳選して記事の流れをしっかり作り込む。
そしてポイントを3つに絞り込む。3つのポイントは一つの結論に向けて
有機的に絡み合いストーリーを形成しなければならない。
あのプレゼンの天才と言われたジョブズも鮮明に結論をひとつに絞った。

結論や視点を定め、伝えたいことをしっかり絞り込む。

求めているポイントを把握して、正確に伝わる報告をする。

発信力の基礎となるのが伝達力である。以上は伝達力のポイントでした。

・他者に効果的にメッセージを伝達する力を広報力といいます。

日常は他者とのコミュニケーションの連続である。
コミュニケーションの伝達先の状況、思考、利害、趣向を踏まえてメッセージ
を発信できるかどうかだ。

広報力は発信するメッセージが相手に正確に伝わり、着実に伝播、さらに期待した
効果をもたらすかまで視野に入れた能力である。

メッセージを1本化する。

メッセージの本質を理解していれば厳しく追及されてもブレない。

腹落ちするメッセージを作成するにはまず真似をすることである。

2.独立力

・独立力の危機

暴走する組織内での他者性。上司への極端な同調。目的化する社内出世。

正常化バイアス。危機に対する過剰な楽観視。

社外世界への無関心。ムラ社会への閉じこもり。

・独立力チェックポイント

スキルと人脈の棚卸。社会でも通じるスキル。会社を辞めても関係を維持できる人脈の把握。

外部目線からのフィードバック。社外へのアンテナで情報収集。

独立力とは言うべきときに、言いたいことを言う。いざとなれば辞表を出すための力。

自由にものを言うためには、それだけのスキルと知見が不可欠。

社外でも通じるスキルと人脈を構築し、クールな外部目線を自身にフィードバック。

3.情報力 自ら信頼に足る人物となれ!

情報力=情報収集力=情報交換力

・モノ(情報)

手元情報そのもの。現状の把握と棚卸。

手元情報の加工。生データに対してひと工夫加える。

交換を予測した情報。ヒト(人脈)から逆算した情報収集。

・ヒト(人脈)

貸し借りができる関係。情報交換はGIVE&TAKE。

点から面への拡大。信頼できるヒトからの紹介による拡大。専門外領域への拡大。

情報は交換してはじめて意味を生み。深まりを見せる。

情報力=モノ(情報)×ヒト(人脈)

材料(情報)が悪ければどうにもならない。
説明力が求められたらものをいうのは材料である。

いかにして相手方に提供する情報に付加価値をつけるか。
こいつの話は面白い。こいつは付き合うに値するといかに思わせるか。

実際のコミュニケーションの場では、確たる答えがない中で自分として
どう投げ返す、あるいは打ち返すか、つまり、相手からの問いに対し
自分の見解や意見を的確に発信できるかが問われる。
情報力とは情報交換力である。相手方は新聞や雑誌に載っている情報
(事実関係)そのものではなく、それを踏まえてこの件についてどう思う?
というコメント(意見や解説)を求めてきている。答えとして自分はこう見る
というキャッチボールになっていないと意味がない。

自分自身を取り巻く状況の中で、相手方がとくに興味を持つ出来事や
領域について思考をめぐらせておく必要がある。

しったかぶりや嘘は言わない。
この人は知らないことについては知らないとはっきりいう人だと認識されることでよい。

気乗りしない電話から逃げない。

情報交換ができる=貸し借りができる関係。
どんなに忙しくても仕事上の重要な約束は守れるか。
相手方と共有した秘密は絶対に守れるか。
貸し借りを忘れても、借りは忘れない人になれるか。

公表データの蓄積が情報収集の基盤になる。
だから公表データをしっかり整理する。
整理した公表データをもとに、人対人のやりとりで積み上げた情報や分析が
付加価値を生むことになる。取材による情報収集の力が情報の付加価値の
大きさを決定する。

情報は交換されなければ深まりを見せない。

取材の目的は読者に新しいファクトや切り口を提供することだ。

信頼できる人を軸に情報源を点から面へと拡大する。
信頼できる人同士が相互に信頼関係を構築できれば、人脈の輪は更に
大きく広がることになる。それに加えて相手の欲しい情報の収集ができれば
キーマンとのやりとりは一方的に相手から情報を引き出すという段階から
情報交換に変わりグッと深まりをみせる。

面的に人脈を広げ、情報交換を継続すれば、情報ストックの袋は大きく
膨らむ。

キーマンの悩みに寄り添い、解決策立案に貢献できるようになれば
情報収集の精度は飛躍的に向上する。

人脈のメンテナンスは積極的に。

4.調整力 あなたの発言力を最大化するための武器

調整力 交渉の相手方に対する調整力+組織内部に対する調整力

あらかじめ対社外での譲り代を確保しておくことでWin-Winの信頼関係を構築。

説明するネタを集めるために相手の組織や自身が所属する組織のキーパーソン
とどのように調整を進めるのかということだ。所属する会社というバックグラウンド
やその中での立場を利用して、情報を引き出すために相手や相手の会社との関係
をどう構築していくのかがテーマとなる。

自身が組織を代表して何かを説明する場面で、どう調整力を発揮するかだ。厳しい交渉
へ向かう際に求められる説明力を向上させるうえで重要なのは、あなたが所属する組織
のなkで、どれだけの権限や交渉余地を与えられているかだ。これを確保するには社内
で調整力が求められる。一方で交渉相手が、組織の中で、どのような立場にあり、どの
ようなモチベーションで交渉に臨んでいるのか、そして相手がどれだけの権限と交渉余地を
もっているのかを見極めることも重要なキーポイントとなる。交渉力を高めるにはどう
調整力を発揮するかがテーマとなる。

それぞれのポジションによって求められる調整力は自ずと違ってくる。

相手がどのような兵力でどの方向から攻めてくるかについて十分シミュレーションを
するのは当然のこととして、あらかじめ上官からこの武器を使っていいという了承を
取り付けておければその後の選択肢はかなり変わる。

記憶力と反射神経が勝負を分ける。

コミュニケーション相手のゴールを見極め、社内力学や相手の立場まで見極める。
そのうえで相手の思いにどう応えるのか。調整力は説明力の強力な武器になる。

交渉・調整の初期段階では厳しい条件や高めの珠を投げつつも、最終的には
最低限死守すべきラインがあり、何とかその手前で着地させたいような局面は
相手も同じなのである。だとすれば、お互いに情報交換を緊密にして、最低限
死守すべきラインを上回った着地点であゆみよることができれば、この交渉は
双方にとってWIN-WINになる。一度、WIN-WINの関係を構築できた相手方とは
その後も継続的に良好な関係を保つことができる。


あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか~論理思考のシンプルな本質~津田久資

競合よりも優れたアイデアを競合よりも速く引き出すうえで真に必要なのは
情報収集や学習でもひらめきの力を磨くことでもない。競合に打ち勝つアイデア
は論理思考から生まれる。

ピタゴラスの定理という既知の知識を当てはめた。公式に当てはめただけでは
考えることに入らない。

学ぶ=既存のフレームワークに当てはめて答えを導く

考える=自分でつくったフレームから答えを導く

当てはめるだけでは競合にかてないから。考える方が競合に勝てる可能性が高い。

学ぶことで獲得した優位は脆い。
結局、ビジネス環境で生まれる差は考えているかどうかの差である。

考える力を本気で磨くメリット。
これまで磨いていない分、思考力にのびしろがある。
知識志向を抜け出せないライバルに対して差をつけやすい。
知識は膨大で複雑。思考の本質はシンプルである。

アイデアの戦場はしまったが9割。
➀自分も発想していたが、競合の方が実行が早かった。
➁自分も発想し得たが、競合の方が発想が早かった。
③自分にはまず発想し得ないくらい競合の発想が優れていた。

➀は実行面の敗北③は完敗➁は逆転可能な敗北これを減らす。

そのためにはアイデアの発想のスピードを速くする。
発想のスピードが遅いと期間内に提出されるアイデアの総量がすくなくなり
結果としてアイデアの質は低下する。

アイデアの質を高めたければ、発想を広げ、発想の総量を増やすことが重要である。

ボツアイデアが多い人ほどクリエイティブである。
自分の直感力に信頼をおいてなく、愚直に考えて発想の数をギリギリまで増やしている。
だからアイデアに対するアカウンタビリティー(説明能力)も高い。

天才ほど多作であり、駄作の山を築いている。
アイデアのアウトプットの総量が異常に多くなる人のことを私たちは天才と読んでいる。

2.思考の幅を広げる

ゼロベース思考は実行に移すのは難しい。
常識にとらわれるなということだが、常識には有益なメッセージも多い。

バカとは自分の馬鹿さが見えていないということ。
バカの壁。壁というのは思考の対象となっている範囲(こちら側)となっていない範囲
(向こう側)とを隔てるもの、馬鹿というのはその壁が見えていない。意識されていない
ことを意味する。

思考というのは対象を意識的に絞り込めた瞬間にグッと広がる。

フレームワーク思考の本質は意識的に狭く考えることである。

発想すると思い出すがしばしば並べて語られるのは、両者が頭の中から何かを
引き出すという点で共通しているからだ。思い出すは頭の中の情報(知識)を顕在化
させることである。発想するとは頭の中に潜在的に眠っているアイデアを顕在化させる
ことである。

忘れるという言葉にも2つの意味がある。
1つは完全に頭の中に情報がない状態。つまり何を忘れているのか自体もわからない
状態である。もう一つは情報やアイデアは頭の中にあるけれど、それが引き出せない
状態だ。

3つの要素で発想の質は決まる。
発送の質=情報量×加工率×発想率

頭の中のものを顕在化する2パターン。
➀アイデアの素材(情報)をそのまま引き出す。
➁情報を組み合わせて、どれくらい潜在的なアイデアに加工できているか。(加工率)

どれくらい幅広い発想ができるか。
➀アイデアの素材がどれくらい頭の中にあるか(情報量)
➁素材をどれくらい潜在的アイデアに加工できているか(加工率)
③潜在的アイデアをどれくらい顕在化できているか(発想率)

3.論理的に考える(天才に近づく思考法)

人が考えているかどうかを決めるのは、その人が書いているかどうかである。
本当に何かを考えたときには、そのプロセスや最終的なアウトプットについて
何かしらかあらず書いてある。

頭の中にアイデアがある。そのアイデアを引き出すということは全く別物である。

優れた思考力がある人ほど、膨大に書いている。
一流のビジネスパーソンはことごとくメモ魔である。
エジソンは生涯3500冊のノートを書きつぶした。
彼は膨大に考えていた。

書かずに考えるのはひと握りの天才だけ。
考える=書くことである。

発想にバカの壁が入らないようにするすのが、思考の質を高める最大の近道
である。そして自分が考えている範囲を意識しなければならない。その範囲を
取り囲んでいる境界線は言葉である。言葉は本質的に対象をあるもの、そうでは
ないものに分ける機能を持っている。

バカの壁が入らないように境界線を入れるというのは、言葉をはっきりさせて
考えるということだ。つまり言葉の定義である。

・磨かれた語彙力は論理思考力に直結する。
 考えるとは書く事である。言葉とは境界線である。

・論理とは筋道があることだけではない。
論理思考の本質とは言葉が本来持っている境界線としての機能を最大限
発揮させて発想を広げ、競合が見落としているアイデアを先に引き出すことなのである。
論理思考の力とは発想の力なのである。

・論理の部品がガタガタだと論理の筋道もグラつく。
論理思考には2つの側面がある。筋道を明確にして考えること。もう一つは言葉を明確にして
考えること。いくら精緻かつ壮大な筋道を組み立てたとしても、その言葉という部品が壊れて
いたら水泡に帰する。

言葉を明確にするとは、対象を言葉にする(イメージでとらえず、言語化する)言葉の輪郭を
はっきりさせる(言葉の意味を曖昧なまま放置しない)

言葉の境界線がはっきりしていれば専門用語や難しそうな横文字は必要ない。
マッキンゼーのプレゼンは非常にロジカルだったが、何より構成する部品(言葉)がしっかり
定義されていた。フレームワーク(境界線)で発想の範囲を分割するというステップが踏まれて
いた。

語彙力こそが思考力や発想力の源泉である。
それは創造性のある企業を見ていても言えることである。

論理思考を含めて4つの発想ルートが存在する。
論理思考とは言葉を部品としながら筋道をつけていく発想法だ。
言葉によらず筋道をつける発想とは何か?それはイメージによる筋道である。
視覚、聴覚、嗅覚、触覚など。何かを発送する際、筋道と直感がある。
直感のみによる発想が可能な人は天才である。筋道はA⇒B⇒Cなどと段階を経ることである。
直感はいきなりCと発想できる。
イメージによる筋道、イメージによる直感、言葉による直感。

4.発想率を高める

発想の広さ=情報量×加工率×発想率

チェックリストをつくる。その際には項目にモレがない。項目ができるだけ具体的であるということ
である。

漏れのない優れたチェックリストをつくるには、段階的に項目を分けていくしかない。
分解を繰り返していくと、一つの大きな項目がツリー状に枝分かれしていく。

ロジックツリーの本質は論理の筋道×直感の飛躍である。
ツリーというのは論理思考によってチェックリストをつくり、直感の適用対象を極限まで広げた
結果にほかならない。

論理思考を高めること。その基礎となる言葉の力(語彙力)を磨くことである。

最後は直感による飛躍が欠かせない。

論理思考を使って発想の幅を広げるのは谷に橋を架けることに似ている。
後ろの猛獣が迫るギリギリまで橋をかけて最後は直感というジャンプするしかない。

MECEはダブりなく漏れなくである。
著者は発想の幅を広げる目的だからダブリを許容している。

ツリーの分解は不完全でも構わない。

良いアイデアを発想するためには、発想を広げる拡散のプロセスだけでなく
その中からどれかひとつを絞り込む収束が不可欠である。

学ぶ=既存のフレームワークに当てはめて答えを導く

考える=自分でつくったフレームワークから答えを導く

フレームワークがあるとバカの壁に気がつきやすい。

5.発想の材料を増やす

どれだけ発想を広げられるかは

➀頭の中の情報量(アイデアの素材)

➁情報が組み合わさって、潜在的にアイデアに加工されている割合(加工率)

③潜在的アイデアを引き出せている割合(発想率)

この3つで決まる。

知識は総量よりも多様性が肝心である。

➀頭の中の情報は絶対量をふやすよりも幅(多様性)を広げるべき。

➁頭の中の情報を知識で終わらせず知恵への深めるべき。

知識に多様性をもたせるには情報流入が必要である。徹底的に受身に
情報を受け入れる。

発想とは加工した知識=アイデアの顕在化である。
知識をそのまま引き出すというのは学ぶことの延長戦上である。

知識の組み合わせを知恵とするなら、その組み合わせを増やすにはどうしたら
いいのか?知識はいったん学ばれると固定化され、他の知識の結びつきづらく
なる。だから初めて学ぶ時が肝心なのである。初めて学ぶときにその知識の
成り立ちまで含めて学ぶのである。

成り立ちあるいは理由まで含めて理解された知識のことを知恵と呼ぶ。
知恵に転化された知識は他の知識と結びつきやすい。知識の組み合わせが多い
人というのは、それぞれの知識が知恵に転化された状態で頭の中に格納されて
いるのである。

知識のない人ほど知恵をもつチャンスが多い。
新しい事象や知識に直面したときはWHY?が欠かせない。

WHY?WHEN?
WHY?WHO?
WHY?WHERE?
WHY?HOW?

6.発想の質を高める実践知

➀ツリーを作るときの具体的手順

・WHY型ツリー 問題を分解し、原因を探る。

起きている問題の原因をMECEに分解していき横方向に因果関係を展開していく。

・HOW型ツリー 課題を分解し、解決策を探る。

ある課題に対して解決策別にMECEを分解していき、横方向へどうやってという手段を展開していく。

・WHAT型ツリー 集合を分解し、要素を洗い出す。

MECEに考えたいときには
ステップ➀ひとまず直感だけでアイデアを出す
ステップ➁大きなカタマリからMECEに分解
ステップ③下流からも考えてみる

足し算アプローチ 何と何の和なのか?

引き算アプローチ 

掛け算アプローチ

割り算アプローチ

➁言葉の力を高める具体的方法

力をたかめたいのなら意識(心構え)を変える。

正しい文章をインプットする。論理的な文章を書き写す。

箇条書きメモは必ずノート化する。

7.結論思考の情報収集術

情報収集する人には隠れた結論仮説がある。

とりあえず情報収集は無価値である。いくら精度の高い情報を
効率的に集めたとしても、そこから組み立てられる結論の質が
低ければ、その情報収集は失敗である。

結論思考を意識し、仮説⇒検証を繰り返す。
まず情報ではなく思考である。集めるべき情報を明確にする。

情報が不完全でも自分の答えはみつかる。

論理思考のシンプルな本質は言葉を明確にして筋道をつけて
いくことである。発想を広げたいのなら、何よりも言葉の力を
高めることである。言葉の力は意識によって大きく変わる。
論理思考力が高まらないのは言葉への意識が低いからだ。

天皇にとって退位とは何か 本郷和人

天皇陛下の生前退位と皇室の歴史が簡潔に書かれていてわかりやすい。
現代を生きる私たちが行動する上での基準は法律や憲法である。
では天皇の行動とはどういうものが判断基準になるのか。それは
先例主義を非常に重視している。

生前退位を可能にするため今後、皇室典範を改正していく場合、本来
なら先例が大切になってくる。これまでの歴史を顧みる作業が欠かせない。
当然歴史学者が発言する必要性がある。世間一般で天皇家の伝統に
ついて言及する際に明治維新以降150年ほどの歴史を前提にしただけの
発言が多い。しかし平安京へ遷都してからも一千年の歴史がある。

歴史的に考えた場合、権力者にとって何が一番大事な権利や権限で
あるのかと考えると、自分自身の判断で後継者を決めることである。
後継者を誰にするかは非常に大きな問題である。自分の意思で退位
することができれば必然的に後継者問題が発生し、それに対して発言力
を持つことになる。やめた場合に誰が次の天皇になるのかという問題が
非常に大きい。そういう際に政治利用されないようにするというのが
皇室典範を作成する際の思想的な本質である。それが意味するものは
明治政府を作った元勲たちがどのような天皇像を求めていたのか。
位を巡って政争が起きることは絶対に防ぎたいと考えた。

皇室典範を改正するということは、皇室について様々な考えの人がいる
状況で、女性天皇や女系天皇についてなどタブー視せず広範かつ国民的
議論をし象徴天皇制のあり方を模索していくことにつながる。

日本は江戸幕府の統治のもとでは各藩バラバラで一つの国家という
意識は非常に弱かった。その日本をひとつにまとめるためのシンボル
として明治政府は天皇という存在を守り立てていこうとした。
明治政府としてはもう一度朝廷の力や権限を担ぎ出されたくはない。
天皇が政治利用されることを極端に恐れた。

明治政府には、これまでの日本権力者と異なる姿勢が一つだけあった。
それは世襲をしなかった政府であるという点です。自分たちの権力を
子孫に移譲しなかった。彼らなりに日本の国をどう繁栄させるか真剣に
考えた結果だった。そこで唯一世襲が認められたのが天皇である。

実在が確認されている天皇のほとんどが生前退位している。
むしろ終身天皇の方がめずらしい。第50代くらいまでだと女性と高齢
な天皇が多い。しかるべき人を無事に即位できる時期がくれば生前
退位をして譲位することを前提にしている。50代以降になる藤原氏
の台頭が影響しており、その後の院政政治のための生前退位となる。

南北朝時代、持明院統と大覚寺統とに天皇家が分裂する。
その背景には鎌倉幕府という全く異なる立場の権力が天皇家に影響
を与えていた。伝統に支えられた天皇家はいまだに厳然たる脅威だった。
それならば二つに割ってしまおう。お互い争わせよう、そのうえで鎌倉幕府
は双方へ影響力を強めていった。この頃は生前退位が定番化した。

その後、戦国時代は生前退位は許されなかった。日本の歴史において
最も天皇家が経済的苦境に立たされていたからだ。それまで室町幕府の
足利家が最大のスポンサーだったが、それが傾いてしまったためスポンサー
不在の時代だった。その後、江戸時代は幕府に権限が集中し、天皇の権力
は無力化されていった。唯一、元号と暦を制定する権限があったが
それも渋川春海の登場により幕府発で暦や天体を見る方法をつくってしまう。

生前退位の4パターン➀摂関政治のなかで対藤原氏対策として退位
➁天皇家の中の争いで後継者を定めるための退位③武家や幕府の影響
で退位を求められる④女性や高齢者が中継ぎ的に即位し、後継者が定まる
と退位のケースに分けられる。

乙巳の変、大化の改新より天智天皇、天武天皇、持統天皇のあたりで
天皇家は他の豪族より優越する絶対的な存在なのだと理論武装が
なされる。それが日本書紀や古事記などの神話である。
聖武天皇仏教にも祝福される天皇ということで国分寺、東大寺などを
つくり、神と仏を車の両輪のように働かせて日本の国は守られている
神仏を祀る存在としての天皇の地位を確立していく。また統治方法に
律令制を導入。天皇家を中心に一つの言語を使う、一つの民族が
一つの国家を形成するということになっていく。

時代を追って生前退位が多くなったのは天皇の傀儡化が進んだ。
また武士が圧倒する軍事力を持ちながら天皇家を滅ぼれなかった
のは、朝廷が行っていた土地所有の仕組みを否定して、独自の
土地所有の仕組みを作り出すことができなかったことにある。
土地所有をはっきり認める公権力はなく、天皇、貴族、自社、幕府
など細切れに保障する状態だった。

国家権力がどう表れていくのか考えると、代表は軍事である。
日本が攻められたとき誰が戦うのか。誰が外交をするのか。そうする
とどう考えても朝廷ではなく幕府に外交権があった。

天皇が再発見されたのは江戸時代の儒学の発展である。
儒学は上下関係を重視する。名分論はその上下関係や身分秩序
を確定するための理論に過ぎない。儒教を学ぶと、藩主の上に将軍
がいて、そのうえに天皇がいることを認識する。

水戸朱子学を中心とする尊皇の考え方も普及していく。
尊皇の考え方が広まっていくと、将軍は一時的に政治を預かって
いるにすぎない。大政(日本の政治を行う)を預かっている存在に
すぎないという考え方も出てきた。尊皇攘夷とは天皇を掲げて
外国に対抗しようという概念が生まれてくる。

古代の天皇のように自ら兵を率いて軍事行動をとっていれば
どこかの戦に敗れ滅ぼされていた可能性は高い。
ですが、武力を持たない権威や別次元の存在として君臨できた
からこそ万世一系が保たれた。

日本人は世襲が好きだ。世襲のいいところは権力争いが激しく
ならないため、非常に穏やかに権力継承が行われる。

天皇について非常にわかりやすく簡潔にまとまっていていい
本だと思います。

2017年世界最終戦争の正体 馬渕睦夫

世界を戦争の渦に巻き込もうとしている国際金融資本。
そして復活する、その実行部隊のネオコンたち。
世界を混乱させ、民主化の名の下、その渦に日本は
世界は巻き込まれてはいけません。毅然とそれに立ち
向かえるのがプーチン大統領、安倍首相であると著者
は主張している。確かにロシアによるクリミア併合、中国
の南シナ海での人工島建設、そして今年に入ってからの
北朝鮮による挑発行為。世界がきな臭くなっているのは
事実だと思います。

著者は世界をグローバル市場化によって統一しようとして
いる勢力と国家や民族文化を重視してグローバル市場化
といった世界の画一化に反対している勢力との間に熾烈
な争いが現在進行形で繰り広げられているという著者の
説明には一定の説得力がある。

日本もロシアも国家の発展を図るうえで伝統文化の果たす
役割が重要であることを認識している。マネー至上主義の
グローバル市場化の行き過ぎを是正しなければならない。
グローバル化勢力にとってはナショナリズムは市場を歪める
敵でしかないとしています。世界は一触即発の危機にある。
世界を巻き込むような戦争の火種は見え始めている。
現在の日本は世界の厳しい現実から隔絶した議論がまかり
通っている。憲法9条を振りかざしても戦争は我が国を
バイパスしてくれない。

安全保障の論議は我が国の安全をいかに守るかに尽きる。
この基本認識すら国内のコンセンサスにない。
野党やメディアの無責任な姿勢は自らの存在を危機的状況
に貶めていることすら気が付いていない。

世界の歴史が教えてくれていることは、国家は外敵の侵入に
より滅ぶこともありますが、国内秩序の乱れによって内部から
崩壊することもある。危機的状況とは内部秩序の乱れのこと
である。世界で起こっている紛争の現実と反日メディアや
知識人の世界認識のギャップを埋めることから始めなければ
ならない。

2013年11月ウクライナとEUとの連合協定への署名をヤヌコ
ヴィッチ大統が土壇場で拒否したことで、親欧米派によるデモ
による反政府デモによって大統領が追放された。これは事実
上のクーデターである。ウクライナ憲法は弾劾による手続きが
あるにもかかわらずである。どうみても民主主義的手続きに
よるものではなかった。

ウクライナ危機を演出したのはビクトリア・ヌーランド国務次官補
であり、彼女の夫はネオコンの理論家ロバート・ケーガンである。
またジョージ・ソロスはオープン・ソサエティという財団をつくり。
東欧や旧ソ連諸国の市場活性化を推し進めてきた。
そしてロシア経済を牛耳るに至った。そこで登場してきたのが
プーチンである。プーチンは新興財閥を締め上げ、次々と
追放していった。その仕上げが石油会社ユコスのトップだった
ホドルコフスキーの逮捕である。ホドルコフスキー逮捕を決定
づけたのはユコスの株をエクソン・モービルとシェブロン・テキサコ
に売却しようとしたからだと言われている。

ソロスのオープンソサエティ財団はウクライナの市場経済化を
担う人材育成に力を入れ、有能な人物を政権中枢へ送り込む
に至った。ティモシェンコ内閣で副首相になったミネリア副首相
などがそうである。

輸出入貿易の三割を対ロシア貿易が占め。とりわけ天然ガスなど
エネルギー供給をロシアにほぼ全面的に依存していたウクライナ
にとっては、ロシアとの関係を断絶するが如き反露政策は自殺
行為だった。ロシアとの関係修復に動いたポロシェンコ大統領は
国家崩壊の危機から救った。

アメリカは中国の改革開放を支援しながら、アメリカ企業の中国
進出を促進し、中国国営企業を牛耳る共産党幹部とのビジネス
関係を重視する政策をとってきた。今回、中国での経済的利益
とアメリカ覇権への挑戦の危険を秤にかけて、中国膨張抑止へ
動いた。

中国の経済大国化や軍事力強化などの報道は、中国の脅威を
私たちに感じさせる役割を担ってきた。なぜ実態以上に誇張され
たかというと、日本国民の間に中国に従うのはやむを得ない
という諦めの雰囲気を醸成するのが目的だった。
中国の得意とする謀略宣伝工作である。

憲法とは国体、つまり国のあり方の原理をその時代の言葉で
表現したものです。従って、憲法の個々の条文は我が国の国体
に依拠していなければならない。

わが国体の安全保障原理は専守防衛である。
専守防衛の精神は古事記に遡ることができる。
大国主命が天照大神に国を譲った国譲りこそが我が国の
国防思想の根幹に存在するものなのです。
他国を征服するのではなく、話し合いによって国を譲らせた。

ただし、憲法9条論者の決定的な間違いは、武力を持たなければ
他国は侵略してこないという勝手な幻想を抱いているだけでなく
例え外敵が攻めてきても、戦わず国を明け渡せば日本人は損害
を被らないという点にあります。このような無抵抗主義は悲惨な
結果を招くことになる。憲法9条論者は歴史に学んでいない。
新疆ウイグル自治区のテロ掃討作戦、チベット人弾圧。
日本人の男子は人民解放軍に徴用され、最も危険な地域へ
送られることになる。かつての欧米の植民地における被支配民
は徴兵され皆最も危険な前線へ送られた。

平和というのは戦争に巻き込まれない備えを積み重ねた結果の
状態に過ぎない。学校の教育現場は戦争の悲惨さだけでなく、
戦争が起こった原因を客観的に教えなければならない。

9条主義者は外交に日本侵略を許す戦争主義者である。
戦前各国の共産党が指導した人民戦線の歴史を見れば
平和主義者の欺瞞がよくわかる。人民戦線とは当時少数派だった
共産党が反政府運動の指導権をとるために反政府勢力の大同団結
を訴えた戦術だった。共産党が入った人民戦線が一時期政権を奪取
した国々では、反政府派や市民に対する過酷な弾圧政策のため
かえって国民の反発を招き内戦を招来する結果になった。

ジャーナリストのウォルターリップマンはネオコンの一人だった。
もともとは社会主義者であり、のちにリベラリストになり、晩年は
ネオコンだった。ネオコンと社会主義者は右翼と左翼という矛盾
したイデオロギーではない。両者の共通項は国際主義なのである。
この点がネオコンを理解するうえで極めて重要である。
彼らは一国社会主義を主張するスターリンに敗れたトロツキーの
永久革命路線を支持するトロツキー主義者なのである。
共産主義革命による世界統一ではなく、グローバル市場化による
世界統一を目指している。

グローバル市場化の推進勢力の理論的中心的人物として
ブレジンスキーがいる。アメリカ主導下で世界のグローバル市場化
を達成するという戦略目標を推進する。
グローバル化とは世界経済への参入が自由に、各国政府の規制
なしに行われる。世界経済への自由な参入とは、企業の経済活動
が世界を一つの市場として共通のルールの下に行われる。
つまり、国境によって市場が分断されるわけではないということです。
国境管理がなくなるということは、国家が存在しなくなることと同義
である。これをグローバル市場化という。
グローバル市場化による世界の統一を目指すイデオロギーを
グローバリズムという。

各国をグローバル化するためにアメリカはまず民主化を求める。
次に民営化を求める。そして最後のグローバル化を強要する。
民主化すれば選挙へ介入することが容易になる。
民営化すれば外資(米国企業)が民営化された現地企業を買収
することが容易になる。民主化→民営化→グローバル化の
三段階のレジームチェンジ方式なのである。

ジャック・アタリは市場の力はマネーの力である。マネーが市場を
支配している。マネーの威力は個人主義と結びついている。
マネーを支配するものは世界を支配する。
個人主義とは個人が通貨を発給することが確立されたことを意味
する。マネーを創造するものが世界を支配するという意味である。
マネーを創造する民間中央銀行が世界を支配する体制が築かれた。

国家の私人によるマネー供給に依存している。
ジャック・アタリは国家の歴史とは国家に金を貸すものの歴史である。
歴史上出現した様々な国家は、国家の債務者によって栄えさせられ
衰退させられてきた述べた。アタリは世界各国が抱える膨大な債務
問題を解決するには、地球中央銀行や世界財務機関の設立しか
ないと強調している。これは事実上世界統一政府が樹立される
ということである。

ロックフェラー銀行がFRBの株主の一人であると考えますと、
世界各国の中央銀行のネットワークが世界統一政府構築のため
の推進グループといえる。その頂点に位置するのがIMFであり
BISである。

移民の自由化、国境を越えた人の移動の自由化がグローバル市場
の完成に必要な最後の要件である。

中国の行動は国家というより市場と認識した方が理解しやすい。
中国人の国民性、国家の性格は自己中心的である。
徹底した個人主義といえる。彼らの発想には国家という概念がない。
自分と家族と親族が帰属する集団である。個人の行動を縛る共同体
意識といったものもせいぜい親族までである。中国人の発想は
ジャック・アタリの市場観に通じるものがある。

アメリカが今も恐れる軍事大国ニッポン 菅沼光弘

兵とは国家の大事なり、死生の地、存亡の道、察せらるべからずなり。孫子
いくさを起こすということは、国家の一大事であり、人々の死活が決まるところで、国家存亡の
分かれ道になるのだからよくよく熟慮が必要である。

そもそも戦争はなぜ起こるのか?
➀人間の本性による。性悪説で人間の本性は争う。
➁国家というのが内部的に非常に不安定な状況になると、国内で激しい対立が起こる。
  そうすると、国家は敵を外に求めて国内の統一を図ろうとする。
③国際秩序がアナーキーな状況になってしまった場合。

いままでの軍事学、戦争論、戦略論はいかにして戦争に勝つか、戦って勝つにはどうすれば」
よいのかそういうものでしたが、現在はいかに戦争を起こさせないかです。核の抑止が働くのは
相互認証破壊という概念である。

戦争は他の手段をもってする政治の継続にほかならない。クラウゼヴィッツ

戦略とは政治目的を達成するために軍事的手段を配分・適用するアートである。リデル・ハート

戦略論というのは相手があって組み立てるもので、相手は常に想定外のことばかりやって
くる。それにどう対応するのか。これはサイエンスではないアートである。

現在の世界の現実に日本の憲法があわなくなった。
国際秩序が維持されなければ戦争が起こる。これは歴史が証明している。
世界情勢がアナーキーになれば戦争が起こる。だから戦争を防止するためには世界秩序
国際秩序の維持が必要になってくる。ただ憲法に書いてあるような理想主義的なことを
叫んでいるだけで日本の国の安全、生存を達成することができるのか。サバイバルできるか
真剣に考えないといけない。集団的自衛権は戦争をおこさせないためのキーワードになる。
米軍と集団的自衛権という形で共同で対処する。集団的自衛権が中国に対する抑止力に
なるということである。ただ、共同作戦をする際に誰が指揮をするかなど具体的な細部が
決まっていないという課題がある。

北朝鮮はミサイルの体系を確立したと受け取れる。
スカッドミサイルは射程300~500キロで韓国向けである。ノドンの射程は1300キロで
日本向け、ムスダンは最大射程3500キロで米軍基地があるグアムまである。
光明星2号は宇宙観測衛星と言っているが13000キロとアラスカまで届くICBMであり
潜水艦発射ミサイルSLBMの発射に成功したと発表された。
ムスダンは宇宙空間までいったものがマッハ3.5というスピードで落下。6000度~7000度
という高熱に耐え得る素材を開発できたかどうかがキーになる。

北朝鮮の核ミサイルはほぼ太平洋全域にある米軍基地を攻撃できるように開発されて
きたものである。

北朝鮮の核開発は➀どうも朝鮮半島に使うためのものではない➁核兵器を持つことは大国に
なることである③一つの外交交渉の手段として使うものである

米国が北朝鮮の核開発について執拗に反対するのは日本、韓国、台湾三カ国の核開発を
誘発し、核拡散防止条約の体制が一挙に崩れる。アジア全域に核が拡散され、手がつけられない
状況になってしまうからである。

米国が南シナ海の航行の自由を主張して軍艦や飛行機を派遣するのは、海南島に基地がある
中国の原子力潜水艦が太平洋に行くのイヤなのである。一番の目的は軍事的なものである。
中国のSLBMを積載した潜水艦の基地は海南島の基地である。射程距離は7000キロなので
太平洋に出ないとワシントンまで届かない。米国から先制攻撃された場合、第二撃として米国へ
報復することができない。第二撃をできる状況があれば米国は先制攻撃しない。
相互認証破壊と同じような状況を米中の間に確立できれば中国の安全が守られるという
ことである。

韓国は李王朝の頃まで中国からずっといろいろな形で支配を受けてきて、中国が宗主国であって
その下に従属してきた。華夷秩序の下で朝鮮半島の国々は中国の秩序体系の中にすっぽり入って
いたということです。中国にとっても朝鮮半島は中国のテリトリーという感覚を持っている。
地政学的に見ても中国には常に支配され、侵略され、大変な恐怖感がある。
一方で大変な敵対心、憎しみもある。朝鮮民族の中国に対する感情は複雑である。

THAADミサイル問題はミサイルよりもXバンドレーダーである。
このレーダー波は非常に強力な電波を出すので2000キロメーター先まで届く。
青森県にあるXバンドレーダー波は朝鮮半島だけでなく極東ロシアまでカバーしている。
日本には青森県の車力と京都府の丹後半島の先端にある。
中国が猛反発しているのは韓国に設置されると中国の内陸部分はほとんどがカバー
される。そうすると中国内陸のどこかからミサイルが発射される。それをXバンドレーダーが
瞬時にキャッチすると同時に、これが核弾頭を装備したミサイルか、そうではないミサイルか
識別すらできる。そして米国海軍の巡航ミサイルを搭載した戦略潜水艦が瞬時に飛んでいく。
そうなれば中国の発射したミサイルや基地が消滅する。中国の核戦力が無力化する。
だから中国も北朝鮮もロシアも反発している。

日本に配備されているSM3やPAC3はミサイルが飛び上がった初期の段階もしくは
放物線の中間地点で迎撃する。しかしムスダンは高度1400キロまで上昇する。そうなると
THAADしか対応できない。

アメリカの原子力空母の動向は全くもって不明である。不明だからこそ中国などは対応
できない。空母には70機の戦闘爆撃機が搭載されており、蒸気式カタパルトにより次々と
飛び立つことができる。また離発着が同時にできる。中国の工業施設は沿岸部に集中して
おり、そこへ一斉攻撃をされたら中国経済は一瞬にして崩壊する。

戦略的に朝鮮半島は米国にとって対ロシア・中国が最大の脅威なので大変重要である。
反対に北朝鮮は中国、ロシアにとって対アメリカの橋頭堡ということになる。

中国の兵器は米国の供与に始まる。
その始まりは中ソ対立からである。だからアメリカは中国の手の内はみんな知っている。
中国経済についても金融システムをつくりあげたのはゴールドマンサックスであるから
中国の金融システムの弱点はどこにあるのか、どこをどうすればよいのか知っている。
だから中国経済を潰すのは簡単である。

第一期のオバマ政権時代の対中政策は協調主義的関与政策であった。
中国は責任あるステイクホルダーになって欲しい。民主化の方向へ進んでいる。民主主義
の国になれば戦争は起こさない。中国は様々な問題を抱えた脆弱な国家である。
中国はアメリカのような民主主義で覇権国になりたがっている。こういうことを前提に
関与政策を推し進めた。

しかし2014年秋頃から南シナ海へ進出し、人工島の建設をはじめた。
この頃から対中認識が変わり始めた。その象徴が米国国防総省顧問を勤めるマイケル・
ピルズベリーが書いた世界覇権100年の戦略である。習近平が2つの百年目標を
掲げた一つは中国共産党成立百周年。2021年に国民総生産を2010年と比べて2倍
にする。もう一つは中華人民共和国成立百周年2049年までに中華民族の偉大な復興
中国夢を実現する。世界制覇を実現するというものである。

中国は日米同盟を含む、アジアとアメリカの様々な同盟システムの活力を削ごうとしている。
孫子の兵法でも優れた軍人は最初に謀を討つ。敵の謀略を暴き、交わりを討つ。同盟を
断ち切る。城攻めは準備に労力と時間がかかり兵を失う危険がつきまとう。
なぜ中国が執拗な安倍攻撃をやるのかというと、日米同盟を遮断する方へ持っていきたい
というのがある。

だからまず第一にアメリカとアジア諸国の同盟システムの活力を削ぐ、第二にアジアの安全
保障はアジア人で作る。アメリカは出て行け、第三に東アジアのバランスオブパワーを根本的
に変えるということである。中国有利に変えていく。第四にアメリカをアジアの指導者から
引きづり下ろすということである。米国外交問題評議会は中国の対米戦略をこのように分析
した。

中国の南シナ海における人工島造成の目的は米国空母の南シナ海通過を常に見張っていたい。
自分が南シナ海を通って太平洋にでて、ワシントンを射程に入るところまで自由にいきたいという
目的がある。

中国も北朝鮮も核戦力の先制攻撃はしませんと言っている。
しかし持っていることは事実である。それをバックに日本にいろいろな形で圧力をかけてくる。
戦争とは手段をもってする政治である。中国や北朝鮮が政治的目的を達成するため核で
威嚇する。そうなると日本は何もできない。

中国経済を生かすも殺すも鍵は全部アメリカが握っている。
日本が再びアジアで覇権を握る状況を何とかして阻止することである。
覇権を握る状況というのは中国が不安定化して弱体化するときである。
そうすると日本が台頭してくる。

日本は高度な工業国で大国ですが、原材料全てを輸入に頼っているという脆弱な
大国である。米国が南シナ海への中国進出に神経をとがらせるのは、日本のシーレーン
を中国が妨害した場合、日本は海軍力の大幅な増強をするだろうと見ているからだ。
東アジアの均衡と安定はアメリカ、中国、日本のバランスにより成り立っている。
そのなかで米国が重要視しているのが韓国である。
韓国は日本を牽制し、中国を牽制する一つのツールとして使っているし、これからも
そうである。

北朝鮮の最大の目的は南北統一である。
北朝鮮は南北統一について様々な形で戦略的に考えている。
核兵器開発も、北朝鮮主導の南北統一実現のための一環である。
南北を統一するために一番の阻害要因は在韓米軍の存在である。
これが出て行ったら平和的な統一ができると考えている。

日本の政治家は国際問題、軍事戦略的な問題に無知である。
日本にとってシーレーン防衛がどれほど重要なのか、日本という国はどれだけ脆弱
なのか全くわかっていない。

資源、食料を全て外国に依存する日本ほど脆弱な国はありません。その日本が石油や
天然ガスなど輸入をストップされるような状況になったら、日本民族の生存に関わる
重大な問題になってくる。福島原発事故の影響で停止していた原発が少しずつ稼働を
始めたが、いろいろな妨害にあって思うように稼働できない。
シーレーンが外国に押さえられれば日本には何もこなくなる。我々はそんな時代が70年
前にあったことを忘れてしまった。

台湾の安全をどうやって守るか。日本人もよく考えないといけない。
台湾海峡を封鎖され、食料の輸入がストップするとみなさん干上がってしまうのですから。

国際政治とは暴力団同士の切った張ったと同じである。
国境を接してる隣国というのは、とにかく相互に一番警戒するし、一番恐れる。



イスラムというのは神に対する絶対服従という意味である。
絶対服従というのはアッラーの神に無条件に従うということである。
宗教であるばかりでなく、生活の隅々まで浸透し、法律や政治全て包括するシステム
として機能している。




ようやく日本の世紀がやってきた 日下公人・馬渕睦夫

経済評論家の日下公人氏と元外交官の馬渕睦夫氏の対談本

いずれ共産中国は崩壊する。自分とは何かというアイデンティティ
が持てないので困っている。反日運動だけであの大きな国は
もたないいずれ行き詰まる。

イギリスのEU離脱はグローバリムとナショナリズムとの戦い
でナショナリズムが一応勝利した。トランプ現象もその戦いの
一つである。ただ先行きはわからない。

現在は世界を統一しようというグローバリズム勢力と民族的な
価値を守ろうとするナショナリズム勢力とのせめぎあいの最終
段階にある。

ヨーロッパ共同市場は一体化すれば米国、日本並みに大きく
なって規模の利益では負けないという説明だったので駄目だと
思った。規模は良い仕事をした結果であって、ただの統合では
いずれまた弱者救済の統合が必要になる。

危機のときは安全な資産として円を買う。平時の時はちょっと
冒険するために危険な通貨を買う。乱高下するから買う。
金儲けをするのは安定したときではなく不確実性の世界である。

中国経済はとっくに壊れている。
常識的に考えれば共産主義体制と社会主義市場経済は両立
するはずがない。いままでなんとか両立できていたのは米国が
支援をしてきたからです。それによってウォールストリートは
大儲けをした。被害者はというと中国の民衆です。労働者へ
還元するものを共産党のエリートが自分のポケットへ入れた。

世界の欧米以外の国が、どういう経済発展モデルを採用したら
いいのかということについて、まだ答えがない。そこに対して
答えを与えるというのが日露協力である。日本は明治維新の
ときに欧米近代化と日本の伝統を両立させて経済発展に
成功した。

プーチンはグローバル市場を潰そうといっているわけではなく
グローバル資本がロシアの富を奪うことに反対している。
共存できればいい。日本がロシアに協力することによって
どううまく共存するかという知恵をロシアが手にいれれば
史上初めて安定国家になる。発展途上国がいかに
グローバル化という問題と自分たちの伝統と結びつけて
発展するかということである。

今は市場の力が国家をむしろ上回っている。
EUも国家というよりも市場である。イギリスが離脱を決定
したというのは国家的な要請に基づいてEUという市場が
離脱したと解釈できる。国家が市場の上に立たなければ
いけないのは、市場が金儲けの場なので道徳がないから
である。人間生活において共同体がないと道徳は取り戻せ
ない。だから国家という共同体が必要になってくる。

ロシアで言えば普遍的価値とスラブ的な価値とを融合する
ことである。普遍的な価値とはグローバルな価値ですが
それをローカルな価値と共存させてロシアのハイテク化を
図る。日本には明治維新の例がありプーチンはそこに
興味がある。

資本家とくに金融資本家はお金をまわして利益をあげる
にはどうしたらいいかだけにしか関心がない。いい製品を
作ることに関心がない。関心があるのは人が作った製品
やお金を右から左へ動かしてどう自分が儲けるかだけです。
だから世界経済はどんどん悪くなっていく。実際jに実質賃金
は低下しつづけている。彼らは雇用や消費に関心がないから
です。

共産主義もサプライサイドエコノミクス、供給力を強めることで
経済成長を達成できるという経済学であり、供給側の企業や
生産者だけを考える経済である。

国家の歴史は国家に金を貸す者の歴史である。
誰が貸しているのかというとユダヤ金融勢力である。
ユダヤ金融勢力は国を持っていないから、国家に金を貸して
その国家を牛耳る。

政府が通貨を発行すれば、その国の借金問題は全部解決
する。勝手に増刷したらインフレになりますが、生産性の
範囲内で増刷すればいい。

戦争は金貸しの金儲けのため。
勝海舟は何度も外国から金を借りてはいけないと言っている。
フランスが幕府へ金を貸そうとしたが、それを断った。
金を借りていたら英仏の代理戦争になっていた。
戦争をするには膨大なお金がかかる。資金が足りなくなるから
誰かがお金を貸す。

我々が西洋思想だと思っているのはほとんど西洋思想ではなく
ユダヤ思想である。共産主義や社会主義、リベラル思想も
ユダヤの思想である。

ユダヤ人も大きく二つに分けられる。ユダヤ人はセム族である。
スファラディとはディアスポラのユダヤ人の中で15世紀前後に
スペイン、ポルトガル、イタリア、トルコなど南欧諸国に住んでいた
子孫であり、その後、南欧、中東、北アフリカなどオスマン帝国の
領域へ移住した人たちである。言語はラディーノ語である。

現在の金融関係のユダヤ人はアシュケナジムです。
アシュケナジムとはディアスポラのうちドイツ語圏や東欧諸国へ
定住した人たちの子孫です。ラディーノ語とは異なるイディッシュ
語を話す。イスラエルではスファラディが中東系ユダヤ人であり
アシュケナジムがヨーロッパ系ユダヤ人である。

アシュケナジムのルーツはユダヤ教に改宗したハザール人
であるという説がある。7世紀から10世紀にハザール王国が
カスピ海から黒海沿いにあり、そこのブラン王がキリスト教国
とイスラム教国との板挟みにあって、間をとってユダヤ教へ改宗
したという。

ロシア革命を起こしたのは亡命ユダヤ人である。
トロツキーは両親がユダヤ人。レーニンも1/4ユダヤ人の血が
入っている。その他指導者もほとんどがユダヤ人である。
そのほとんどがハザール系ではないかと言われている。

結果的にグローバリズムをユダヤ人が主導している場合が
多い。グローバリズムとはユダヤ人というよりもユダヤ思想
である。グローバリズムは国境をなくすという思想であり、
ユダヤ人がずっと唱えてきたことである。

金融の本質は信用である。
日本は信用社会と欧米的な社会をうまく合体させた。
日本は信用社会という前提で、近代法を含めて、欧米的な
ビジネスを受け入れた。明治維新以降、欧米的な契約社会
を日本的な信用社会とうまく融合してきた。だから明治以降
日本は独自に発展することができた。これが契約社会だったら
全て奪われていた。

結局、日本的な信用取引をやめさせるためには、横文字の
訳のわからないコーポレートガバナンス・コードとか、ガバナンス
が重要だということを言って外からその会社を支配できるような
システムに作り替えようとしている。

経営陣もコーポレートガバナンス・コードに縛られていて、とにかく
利益を出さなければ、株主総会が乗り切れない。海外の機関
投資家も含めて、いやらしい質問をする。とにかく少しでも利益
を出していくとなったら中長期投資なんて考えていられない。
良き日本式経営がなくなってきた。株主資本主義はひどい話
である。

派遣社員の制度は会社の一体性が崩れた。

明治維新以降日本が急激に欧米文化を輸入して発展する
ことができたのは日本が太古から文明を積み重ねてきたから
だといいます。伝統文明があったから、新しいものが入って
きても土着化、日本化して発展してきた。

まともな国とは倫理観の高い国である。

本来はグローバリズムで日本人が得をすることはない。
あたかも得をするかのような錯覚を与えている。
TPPの目的は関税自主権という国家の主権を奪うことなのに
それが隠されて、どんどん国内に入ってきてしまうのは
やはり危ない。目先の利害にとらわれずにそこのところを
きちんと見極めるべきである。

あなたのチームがうまくいかないのは、結局、部下にやらされ感を植え付けているからだ。近藤浩三

部下にやらされ感を植え付けない。
リーダーになるには3つの鉄則がある。
1.ブレないこと
2.自ら率先して取り組む
3.人を重んじること

いいからやれ!ではもはや結果はつくれません。

ありがとうを言えない上司では結果をつくれない。
部下にありがとうを言えるリーダーか、そうでないかは結果を出せるリーダー
かどうかの分岐点である。

人と人との自然な関わりを大事にする。それだけですべてが前向きになります。
組織の原点は人と人であり、自分と相手です。目の前の相手を人として認め、人として
尊重していればありがとうの言葉は何かの折に自然に出てきます。

いいからやれ方式でもマーケットがどんどん拡大している時代では結果は出た。

結果を出し続け、他社に勝ちながら成長していく力は馬力ではなく人間力です。
人間力の中心は知恵です。知恵は人間の人間たるゆえんであり、体力のような限界
はありません。知恵という人間力が発揮されるには絶対条件があります。
それは気持ちです。一人の人間が自ら知恵を出そうという気持ちにならなければ
表には出てきません。知恵とは普段は潜在化している人間の力なのです。

知恵の条件はポジティブな気持ちを持つこと。もたせることである。

人はやらされていると感じているときは知恵は出てきません。
やらされ感で仕事をしている人たちはいつもネガティブです。
受身になっているときは前向きな知恵はどこからも出てこないのです。

やらされ感=馬力からは創造力は生まれません。
知恵力は創造力のベースとなる力です。何か新しいものをを考え出し工夫し、次々と
出てくる問題を解決し、粘り強く結果を創り出していく。新しいものを創造したとき
人間は最高の充実感、幸せ感に浸ることになる。やらされ感ではこのプロセスは
生まれてこない。

人間の知恵力や創造力は他人との関わりの中で刺激されて目覚めて表に出てくる
ものです。

リーダーが部下を支えているのではありません。部下がリーダーを支えている。

・やらされ感からやるぞ感に変える7つの取り組み

➀部下と目線を合わせる。

➁まず聞くという姿勢で向き合う

最初に相手の話を聞くことは相手を認めていること。尊重している証になる。
人は自分に関心をもってくれている相手に心を開き、自分から積極的に話そうとする。

③一個人として部下に関心を持つ(私生活を含めた関心)

④感謝の気持ちを持ち続ける(ありがとうの一言)

⑤求めるのではなく与えるを選ぶ

性格は変えられませんが選ぶことはできる。
人が集まる道を選ぶか、集まらない道を選ぶか。
成功する人および会社には共通点がある。周りに人が集まることです。

笑顔と感情のままどちらを選ぶ?

⑥相談・報告・連絡のルールを徹底する

仕事の組立や出口を決めるときには上司に相談するプロセスが必要になる。
会社の仕事は一人ひとりが勝手に進めるものではありません。
仕事は組織として行うものであり、各部門に分かれた組織がベクトルを合わせ
協力関係を保ちながら目標に向かって進めていく。

自分勝手な独善は連携・協力のない仕事の進め方ですから会社は成り立たない。

自分の失敗、部下の失敗の原因として独りよがり、思い込み、勝手な決めつけが
なかったでしょうか。その原因全て相談がなかったという事実に置き換えることが
できる。

まず相談。相談とは2人以上の人間が一つのテーマについて知恵を出し合い
絞り合い、そのことによってベストの目標や方法を編み出す機能である。

相談のプロセスが自主的な報告をうむ。

⑦嫌いな部下をつくってはいけない。

・人と人との関係にメスを入れれば人間力は飛躍する。

人間の知恵力に限界はない。

キーワードはみんな。みんなとは人と人。自分と相手。リーダーとフォロワー。
すなわち組織です。

ひとりひとりの人間力は人との直接的な関わりの中で育っていくものです。
生身の人の話を聞く。生身の人の話をする。生身の人と一緒に笑ったり
悲しんだり、泣いたり、怒ったりする。そうした関わりが人間らしい知恵を
育んでいく。

人は皆求めるから出発している。赤ん坊は求めるのみの存在。
だから人の成長=与えるを選ぶことである。

共に喜ぶ営みが人を成長させる。

大事なことは関心を持って向き合うこと。

人間力は無限の可能性を秘めている。人と人の関係の中で
刺激を受ければ受けるほど開発されていきます。
会社は開発された社員たちの人間力(中心は知恵力)を活用しながら
物を生産し、あるいは有用なサービスを創り出し、社会に役立つ活動を
継続的に行っていきます。社員はこの社会に役立つ活動をすることによって
自己実現をし、生きがいある人生を送っていく。

リーダーは開発されていく人間力を会社の成長につなげていかなくてはならない。
ベクトル合わせをしなくてはならない。

経営理念が好循環を生むには
➀我が社にとってお客様とは
➁若者にとって商品サービスとは
③我社にとって共に働く社員とは
④我が社にとって社会貢献とは

ビジョンとは将来の青写真です。
こうなりたい。こうなることを目指す。目指すべき未来像である。

リーダーや社員たちにとって力の源泉となりうる経営ビジョンは
次の4つのポイントが不可欠。

➀3~5年の売上はおよそどの程度か。
➁売上の中身はどう変わっているか
③利益(経常利益)はどの程度か
④社内の組織はどのように変わっているか。

キーワードはシンプルでわかりやすく具体的にです。
みんなで頑張れば手に届くというイメージの沸くものでなければ
ならない。手が届きそうだという感触が社員たちの知恵の源泉
になり、がんばろう感やるぞ感の根っこになる。

日頃の言動から共有感をつくる。

やるぞ感を維持するにはコミュニケーション以外にない。
緻密なコミュニケーションによって共通認識化を常に図っていく。

組立書

・仕事全体の出口(目的・期日・程度・・・何をどこまでやるか)

・担当責任者および個々の仕事の担当者。

・具体的な仕事の対象や方法。

・個々の仕事の期日

・個々の仕事および全体の仕事の進捗チェック

組立書の最大の目的は仕事の見える化とそのことによる共通認識化である。

知恵を集めるポジティブミーティング。

失敗は必然。それでも前を向いて正道を歩むことです。

会社における人の成長は2つの分野においてである。
実務能力と現場力そして人間力と組織力(育成力)である。

失敗を反省し、学習中から成長得られる。

人間の行動やモチベーションはモノの見方、考え方一つで180度変わる。
➀目的思考

仕事の意欲・モチベーションは目的を明確化するかどうかで全然違ってくる。

➁仕事の組立

部下の知恵、みんなの知恵を集めて仕事を組み立てよ。

③相手の側から組み立てる

コミュニケーションギャップ。わかったわからないは相手側の問題である。
部下を育てるには部下の立場から組み立てることが必要である。

決めてはなぜ?どうして?の風土づくり。

松平家 心の作法 松平洋史子

・姿勢を正せば心が変わる

・人様にとって見苦しくない自分を意識する。

・質素倹約は本質を見極める

・入口あれば出口がある。それを明確にすることが人生において幸せの鍵となる。

・掃除は心の整理。

・人生とは上手に感情を自制する技である。
 感情そのものを自制することに、精神を鍛えるという意味がある。
 生きていれば、恨みや妬み怒りや苦しみなど様々な感情が生まれる。
 それをいかにして自分の中で抑えるか。感情をうまくコントロールすることが自分を
 生かす技なのです。

・誰かに優しくするだけで救われる。

・心に自分だけの城を持つ。何かを達成するために自分はこう生きると覚悟すること。
 こう生きるという信念。守りたい人やもの。誰にも攻め込まれまいとする強い心が
 心の城なのです。心の城を持つことで何があっても揺るがない意志ある人生を歩く
 ことができる。

・言うべきひとつを見つけられる人になる。
 物事の本質をすぐに見つけられる目を持ちなさいという意味でもある。
 そうやってひとつのものを見つけられるようになると、他の大事なものを見つけやすく
 なります。

・精神の改善は食から。

・表向きの顔をつくりなさい。本気で体裁を取り繕えば心だってついてくる。

・一日ひとつ良いことをする。

・愚痴や不満は心を乱す。
 人はいろいろな関わりを持って生きています。そんななかで自分を通そうと
 すると摩擦が起きる。摩擦は相手を傷つけ、自分も傷つけます。ですから
 摩擦の原因になるようなことは口にすべきではない。愚痴や不満を口にする
 表情は決して美しいものではない。

・誇りが人を強くする。
 どんな状況であっても誇りを失わず、こうありたいという自分のイメージを崩さないこと。
 それは一つの美しい生き方である。

・嫌なことがあったらその場から離れる。

・忙しい時こそ贅沢な時間をつくる。

・重荷が辛いと思ったら自然の摂理に任せる。自分で人生を無理な方向へ動かそうと
 するから苦しい。

・人の話を途中で遮ってはいけない。

・人を悪く言わず、見返りを求めず、羨まない。

・もてなしの心とはその方の心に添うこと。

・貧乏とは人のために何もできないこと。

・さぼれば錆びる

・本当のもてなしとはその方に合わせた気遣いができること。

・心を耳で聞きなさい。

・間は心眼で計りなさい。

・ひとりでも寂しいそうにされている人がいることはあってはならない。

一流の男になる松平家の教え 松平洋史子

一流と二流を分かつは心のあり方です。社会的地位や名声、財産は関係ありません。
一流たらしめているのは心をどう構えているかなのです。

1.一流の男の心得

・一流は心眼を持つ。心眼とは観察力、洞察力、想像力など見抜く力です。

・普段から一流のものを触れておく。
 一流のものに触れておくと感性が磨かれる。研ぎ澄まされた感性は見えないものを
 見える目。すなわち心眼を養います。一流の芸術や一流の文化に触れなぜこれらは
 美しいのか、一流たるゆえんはどこにあるのか、自分なりに解釈してみましょう。

・富がなくても誇りがあれば生きていける。人を人たらしめるのは誇りです。

・腹八分目の精神は自分の二分を人のために役立てなさいという献身性を説いたものである。
 手元から二分の富がなくなったとしても、誰かの為の生きるという喜びは二分以上の価値と
 なって心に返ってくる。

・自分の心に城を持つ。
 一流の人は他人をいたわる気持ちを持っている。相手の心を察し、相手に
 合わせるしなやかさを持っている。他に報いるため自分を捨てることさえある。
 けれど決して他人に流されて生きているわけではない。一流は何かを達成するために自分はこう
 生きるという強い覚悟をもっている。自分の生き方を定めることを心に自分だけの城を持つといいます。
 こう生きるという強い信念が心の城です。心の城を持っていれば他人の評価に一喜一憂することも
 他人の目を気にすることもない。自分の心に従って生きていくことができる。だから強い。自分を見失
 わない。厳しい状況に立たされても流されることもなく、心折れることなく踏ん張ることができる。
 しなやかかさと強さその両方を併せ持つ。他人を思いやる優しい心と自分を曲げない強い心。それが
 一流の条件である。

・一流になるために一番になる必要はない。
 一流の男性は他人との比較で自分を位置づけることはありません。一番を目指す人生は他人と自分
 を比較する常に足りていない人生である。一流を目指す人生は自分の心を磨き、他人にやさしくする
 満ち足りた人生である。一流を目指す人同士が集まればお互いに心を開き足りないものを分け合い
 高め合うことができます。一番は一人しかなれませんが、一流は誰にでもなれます。

・運がいい人も運が悪い人もいない。
 運があるとしたら自分で引き寄せるものではないだろうか。
 突然やってきたり、降って湧いてきたりするものではない。

・相手と同じ目線になればどこにいても浮かない。
 一流の人はどこにいっても相手に合わせられます。その場に溶け込み、その場に合った振る舞い
 が出来る人である。

・相手のミスをとがめない。相手のミスをやり過ごす。

・むやみに頭を下げない。謝らない。
 失敗や失言をしたら謝るのが当然のことである。ですが謝れば済まされると思っている人は
 何度も同じことを繰り返す。謝るだけでは全てを清算することはできない。だからこそ感謝の
 気持ちをしっかり腹の中におさめ、その過ちに答えを見出すことが大切である。

・かっこよさを徹底的に求める。

2.一流の男の仕事

・一流の人は仕事の順序を想定するのが上手です。目の前の仕事を片付けるのではなく、
 実現したい未来から逆算して順序をつけることができます。先を見据えて日々の仕事に
 取り組むことができる。

・未来を見据えて今の仕事をする。

・二流は仕事を作業と捉え。一流は夢と捉える。
 仕事とは新しい価値を生み届けることである。作業とは人に言われた通りに実行すること
 である。仕事のために作業をすることはあっても、その逆はない。作業を繰り返しても新しい
 価値は生まれない。こんなものがあったら、多くの人が喜ぶのではないかと夢見ることが新しい
 価値を生み出す源泉である。

・切腹=辞めることではない。人生では予期せぬことが起こります。自制して振舞っても、失敗
 することがあります。そんなときは失敗を認め、受け入れる覚悟が必要です。
 失敗の痛みや屈辱、悔しさから逃げてはいけない。自分の失敗を誰かのせいにしたり、言い訳
 をせずに全て自分の心に飲み込むのが一流です。人は自分の間違えを認めたくありません。
 自分の非を認めなければ先の成長や成功はありえない。間違えを認めない人は自分を正当化
 するために更に間違ったことをやり続けてしまいます。再挑戦のチャンスは間違えを認め、受入
 痛みに耐えた人だけです。

・他人の評価より自分自身の評価を大切にする。
 仕事における努力や成果を認めて欲しい、評価されたいという思いが強い人は依存心が強い人
 である。もちろん自己愛を満たすことも、他者承認を得ることも、悪いことではありません。
 ですが、人に何かをしてもらおうと思うと、他人の目から逃れることができません。
 一流の人は自分で自分を認める力を持っているからだ。一流は自分の意思や夢や目標を拠り所
 に仕事をしている。判断基準を自分の内側に置いているので誰からも認められなくても、誰からも
 気づいてもらえなくても、自分はここにいる。という言い切れる強さがある。

・二流は決断を重責と感じ、一流は醍醐味と捉える。
大事な判断、決断を他人に委ねてはいけない。他人に委ねると流された決断になる。
自分のことは自分で決める。物事を決められない人は他人の意見に乗ることで、あるいは結論を
 先送りにすることで自分に責任が及ぶことを回避しようとする。
 自分で決断できない人生など生きる意味がない。男として一番楽しいのは決断する時である。
 決断できない人は失敗する結果を思い浮かべて恐れます。
 自分の決断によって多くの人が幸せになると思えば、決断は怖いものではなく、楽しいものに
 なります。世のため、人のため、未来のためにつながれば、覚悟の一服を飲むこともできる。
 最後は必ず自分で決める。自分の人生を自分で決めてこそ一流である。

・間違うのが当たり前と考えれば決断はしやすくなる。
 正解のない世界で信じられるのは自分自身のみです。間違いを恐るのは、間違うのが当たり前
 だと思っていない。人間は間違えるものだと考える。決断の正しさは考えた時間に比例するとは
 限りません。早く決断して前に進み、間違えたら正せばよい。失敗が続くと何をやってもうまく
 いかないのではないかと不安になります。それでも勇気を出してひたすら前へ進んでいく。
 間違ってこそ人間、失敗してこそ人生と思える胆力があってこそ一流です。

・安請け合いはしない。自分にできる小さなことに最善を尽くす。
 自分の分がわかっていればむやみに安請け合いせず信頼を失うことはない。
 分とは身分ではなく、自分にできることである。自分にできること、できないことをわきまえて
 いる人は一流である。できないことはできないという。それでもできないで終わらせず
 自分に出来ることは何かと考え、それが小さなことでも最善を尽くす。そうすれば相手との
 信頼関係は強固になり、仕事も円滑に進めやすくなる。

・一流は先出しジャンケンで勝負に出る。
 白い紙に絵を描ける人が少なくなった。白い紙に描けるとはゼロから1を生み出せること。
 何もないところから自分のアイデアや考えを具現化できることです。
 増えてきたのが誰かが描いた絵に赤字を入れる人である。こういう人が評論家である。
 文句やダメだしは得意だが、自分は安全地帯にいてリスクを伴う行動をしない。
 勝つか負けるかわからなくても自分が先に手を出すのが一流である。後出しジャンケンでは
 なく先出しジャンケンをする人の方が強い。

・人を幸せに導くために道しるべとなる仕事をする。自分の利益よりも他人の利益を優先して
 決断をする。他人の幸せに導く道しるべとなる。

3.一流の男の時間

一流の人は、どんなに忙しくても時間に追われません。どんなときにも心のゆとりを持ち
限りある人生の時間を味わうように大切にします。心に余裕がある人にこそ人もモノも
集まります。一流の人はそうしてより充実した時間を作り出します。

・時間通りは遅刻。5分前を定刻に設定する。
定刻に100%の力を発揮するには、時間的、精神的余裕を持って事にあたり、あらゆる
 準備を整えておく。

・物事の入口と出口を知ればムダな時間はなくなる。
 身の回りの整理整頓はムダのない生活への第一歩である。
 整理整頓が行き届いていれば忙しさに追われているときも、時間を短縮することができる。
 モノやコトには入口と出口がある。何かをする前に終わったときのことを考えておくことが
 時間の余裕につながる。あとではなく今片付ける。モノの置き場所・しまい場所を決めておく。
 整理整頓を習慣にできればムダな時間を上手に減らすことができる。

・出口の見えない残業はしない。最終的な仕上がりイメージがない、出口が見えない残業は
 しない。

・忙しくて余裕がないときほど、他人をほめる。欠点だけをあげつらねても親密な人間関係は
 築けません。相手のできないことに目くじらを立てて指摘し、叱る人は多い。褒めることが
 できないのは心に余裕が足りないからだ。時間に追われ、効率重視の生活を送っていると
 心も殺風景になります。人のことに関心をもたなくなる。だから褒めない。相手の心を暖める
 ことも必要。

・腕時計は見ない。

・節目を刻んで前へ進む。一週間、一ヶ月と節目をつくって気持ちを切り替える。

・反省はしない。抱負を口にする。いつまでも失敗にとらわれていると後悔や悲しみといった
 負の感情に引っ張られてしまい前へ進む力が弱くなる。

・一人の時間に感性を磨く。一人の時間は感性や想像力を育む時間です。

・あと何回桜が見られるか意識する。

4.一流は形から入る

・一流は形から入る。
 茶道、華道、武道などの世界では形を重んじます。形が決まれば心も定まるからである。
 形から入って心に至る。それを繰り返し行っていると、形を支える心が育っていくという
 考え方です。毎日、基本の形を繰り返していけば、それはやがて習慣として身に付きます。
 習慣になったとき物事の本質が見えるようになる。教えられたこともなるほどそうかと理解
 できます。心という見えないものを整えるには心とつながっている形を覚えることが一番
 近道である。

・型にはまり型は壊す
 守破離という教えがある。「守」基本を守り身に付けること。「破」その型を少し破って応用すること。
 「離」師から離れ独自のスタイルを確立すること。自由になることである。自由とは型にはまらない
 ことであるが、自由になるためには型を覚えなければなりません。自由は型があってこそである。
 型がある人間が型を破ると型破り、型がない人間が型を破ったら形なし。型のなかで違いを出す
 ことでその違いが個性になるのではないでしょうか。

・懐で相手を受け入れる。

・正しい姿勢で歩くことは心を整えることである。

・心の距離は握手で縮める。

5.一流の男の会話

・一流の人はどんな相手とも素直に会話することができます。
知らないことは教えを請える。嫌味なくきちんと褒められる。
目上の人とでも堂々と意見できる。そしてなにより相手の話に
素直に耳を傾けられる。

・語尾にこそ細心の注意を払う。語尾を崩さずはっきり伝える。

・相手と同じ言葉を使う。相手の使った言葉をそのまま受け入れて、同じ言葉を
 使うことが相手に対する一流の気遣いである。

・声は人となり。思いが伝わる発生を。
 声は人の心を如実に伝えるコミュニケーションツールである。

・去り際の挨拶に褒め言葉を添える。元気をいただきました。話題が豊富なので
 楽しい時間を過ごせましたなど添える。

・愚痴はもらさず丹田におさめる。
 愚痴の心は道理をわきまえない愚かな心のこと。愚痴をもらすことは自分の愚かさ
 を認めること。自分で自分の品性を貶めることである。

・すぐに反論してはいけない。

・必要とあらばおかしいと主張する。

・何を話すかより、いかに聞くかである。
 会話の基本は聞く。人の話を最後まで聞かず自分の話ばかりするようでは一流とは
 いえない。相手の気持ちを吐き出させることに徹してこそ一流である。

・会話中は相手の目よりも相手の心を見る。

・すみませんはありがとうに言い換える。


シンプルに考える 森川亮

あれも大事、これも大事と悩んではいけない。
表面的な価値に惑わされるのではなく、何が本質か考え尽くす。
そして、もっとも大切なことに全ての力を集中させる。
僕がやってきたことはこの一点に尽きます。

会社にとって一番大切なことは何か?
ヒット商品を作り続けること。これしかない。
ヒット商品を作り続ける会社が成長し、ヒット商品をつくることが
できなくなったら滅びる。古今東西、ビジネスを支配しているのは
このシンプルな法則です。利益も、社員の幸せも、ブランドも、ヒット
商品が生まれた結果として生み出されるものであり、ヒット商品が
なければ戦略やビジネスモデルも絵に書いた餅にすぎない。
ビジネスの本質はユーザーが本当に求めているものを提供し続ける
ことである。

そのためにはどうすればいいのか?
ユーザーのニーズに応える情熱と能力を持つ社員だけを集める。
そして彼らが何ものにも縛られることなく、その能力を最大限発揮できる
環境をつくり出す。そのために必要なことだけやり、不要なことは全て捨てる。

結局、人間ができることは一つだけ。結果を出すためには、一つのことに
全力を集中しなければならない。だから悩んでいてはダメなのだ。

大切なのは考えること。人が悩むのは表面的な価値に惑わされているから
です。だから何が本質なのか考え尽くさなければならない。

・熱こそ成功の条件である。
 自分よりその分野に強い人に仕事を任せること。方針・ビジョンに一切口を挟まない。
 その人がリーダーになり、必要なメンバーが集まって全力プレーする。彼らの邪魔するもの
 を取り除くこと。何か必要なものを用意すること。彼らの熱を守ることこそ最大の使命である。

・ビジネスのシンプルな本質とは、求める人と与える人のエコシステムである。

明日、何が起こるかわからない。不安を消そうとしても消えない。それよりも、それが現実なんだ。
それが自然なことなんだと受け止めることが大切だと思っています。不安だからこそ、自分なりに
先を見通す努力をして、何か変化があったときに素早く準備をするからです。

ビジネスとは何か?求める人と与える人のエコシステム(生態系)である。
お腹のすいた人においしい料理を出す。冬の寒い日に暖かい衣服を出す。
大切なのは、人々が本当に求めているものを感じ取る能力と、それを具体的なカタチをする技術
を磨き続けること。そして人々が求めているものが変化したときには、それをいち早く察知して新しい
ものを差し出すこと。そこにひたすら集中すること以外に不安から離れる方法はない。

他社が優れたプロダクトを出せば、それを上回るものを出さなければならない。
しかしそれはビジネスの本質ではない。ビジネスとは戦うことではない。
それよりもシンプルにユーザーのことだけを考える。ユーザーが本当に求めているものを生み出す
ことに集中する。結果として勝利がもたらされる。

・経営は管理ではない。自由こそイノベーションの源。大量生産大量消費の時代は高度な経営管理
で先人のつくったプロダクトを延々磨き続けていく。そういうときは管理こそ重要になる。
しかしイノベーションは自由が重要になる。

・お金中心に考えない。価値を生み出すことに集中する。
 会社は何のために存在するのか。世の中に価値を提供するためである。
 価値を提供すれば自然と利益はついてくる。利益を目的とすると危ない。
 世の中に価値を提供したい。たくさんの人に喜ばれる価値を生み出したい。

 ユーザーを愛する気持ち、自分が携わる商品やサービスを愛する気持ち。
 これがビジネスを成功させるために一番大切なものである。

・会社は人が全て。すごい人がすごい人を引き寄せる。
 どんな人が働いているかによって企業文化が決まり、企業の栄枯盛衰は決まる。
 何事も量が質を決める。間違った目的を持つ人の割合が多くなれば、徐々に企業
 文化は変わりはじめます。

・仕事は自分でとりにいく。やりたいことを仕事にする。
 仕事は与えられるものではなく自分でつくり出すもの。これこそが仕事において
 根源的に重要なことです。受身なら嫌な仕事が集まるだけである。
 はじめは小さくてもいいからやりたいことをやってみる。そのために勉強をして
 結果を出していれば、必ずやりたい仕事は手に入る。

・仕事はしんどくて当たり前。結果が出た時の幸せを知っているのがプロ。
 人は誰でも、誰かに認められたいと願っている。だから、仕事を通じて世の中の
 人々に喜んでもらったときに、自分の存在価値を認められたと感じる。
 それが幸せなのです。その幸せのためにならば身を削る努力ができる。

・何もないから鍛えられる。リソースが足りないからこそ人は考える。
 リソースはいつも足りない。それがビジネスの現実である。
 大切なのはそのなかでいかに知恵を絞って結果を出すか。その試行錯誤のなかで
 本物の仕事力を鍛えられる。

・確信が持てるまで考え抜く。考え抜いた末の失敗は成功のもととなる。
 重要なのは仮説の精度である。仮説を立てて何らかの手応えがあれば
 さらに絞り込む。ロジカルな商品開発である。確信が持てるまで考え抜く。

・不安を楽しむ。未来が不確実だからこそ、可能性は無限大。

・成功は捨て続ける。自分の市場価値を高める唯一の方法。
 成功を捨て続けることが、その人の成長につながる。
 新しいことに挑戦すれば、当然、失敗のリスクは高まる。だからこそ過去の
 成功にしがみついてしまう。守りに入ってしまう。そして同じことをやり続ける
 ことに執着してしまう。その間にも新しい技術は生み出され、ユーザーのニーズ
 も変化してしまう。

・率直にモノを言う。曖昧な表現が仕事をダメにする。
 正しい目的達成するために必要なことであれば、自分がどう思われようが、率直に
 相手に伝える。

・優秀な人ほど喧嘩はしない。勝ち負けにこだわる人はダメな人である。
 あくまでいいものをつくりたいために働いているという目的を忘れない。

・人事評価はシンプルがベスト。複雑にすればするほど不満が高まる。

・偉い人はいらない。本物のリーダーは自分の夢で人を動かす。
 リーダーシップとは何か?リーダーとは夢を語る人である。
 ユーザーはこんなものを求めている。だからそれを実現しよう。
 ユーザーにこんな価値を届けよう。問題はそこに周囲の人たちの共感を
 集めるだけの説得力と情熱があるかどうか。あるいは覚悟かもしれない。
 自分ひとりでもやり遂げる。そんな覚悟がみんなの共感を集め、夢を実現
 する一つのチームを生み出すことがある。そのチームを動かすエンジンと
 なるのが夢に共感するメンバーの自発性です。偉い人の指示に従うのでは
 なく、夢の実現のためにそれぞれの領域で持てる能力を発揮しようとする。

 自立したメンバーの先頭をきってチームをリード出来る人こそ本当のリーダーである。

・統制はいらない。現場こそが最高の意思決定者。
 現場がフルスピードで走っている。そのときリーダーに求められることは何か?
 的確かつスピーディーな意思決定である。的確かつスピーディーにするには
 数を絞ればいい。意思決定には2つある。自分で決める。決める人を決めるである。

 意思決定は現場に近いところで行った方がいい。
 彼らこそユーザーに最も近いからである。ユーザーターゲットに近い感性を持ち
 常にユーザーの気持ちを考えている彼らこそ最高の意思決定者である。
 だから決める人を決めるのである。

・ビジョンはいらない。未来を予測するより、目の前のことに集中する。
 目の前のニーズに応えることに集中する。常にニーズに変化の兆しがないか
 神経を鋭敏にしておくことの方が重要である。人間は不安だからこそ神経が
 研ぎ澄まされる。

・シンプルでなければ戦略ではない。わかりにくいメッセージは現場を混乱させる。
 経営はわかりやすさが大切。

・守ると攻められない。覚悟を持って過去の成功を捨て去る。

・計画はいらない。計画があるから変化に弱くなる。

・計画者と実行者は分けない。

・仕組みでは成功できない。マニュアルが創造性を破壊する。

プロフィール

FC2USER934313IYM

Author:FC2USER934313IYM
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR