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頭のいい人のコミュニケーション仕事術 佐藤孝幸

1.相手の欲していることをつかめば、仕事は一気にはかどる。

・すべては相手をヒアリングすることからはじまる。
売れる人は相手の満足をつかむのがうまく。売れない人は相手の満足をつかめていない。
 相手の欲していることをつかむことが大切になる。

・ヒアリング上手になるには
 ①相手の状況をよく知っておく。
 ②こちらの本音を最初に言う。
 ③質問で思い込みのワナを排除する。

・自分に興味を示さない相手に人は多くを語らない。
①の相手の状況をよく知っておく。相手に話してあげたいと思ってもらえる。
本当に聞き出したいことが聞き出せる。事前に相手のことを知っていれば
相手の話を聞きながら何を欲しているのか、どうした選択がベストなのか
見えやすくなる。事前に相手のことを調べ知っておくことで主導権を握る
ことができる。

・最初にこちらの本音を言うことで相手も話しやすくなる。
建前の話だけでは前に進めない。

・自分に必要な情報は何かを考える。

・どんどん質問して思い込みのワナをはずせ。
気になることを次々質問することで、自分の思い込みがはずれ、相手の本当に
欲していることが見えてくる。自分の知識や経験による思い込みを排除できる。

相手が本当に欲していることを見極めたうえで、自分にできることを考え、仕事へ
結び付けていける。そのことで相手の満足を得られる。次の仕事へ結びつく。

2.7倍の余裕が仕事の効率を上げる鍵だった。

実際の作業時間と納期までの時間が1:7の関係になるように仕事の段取りを
組む。今日中にできると思った仕事でも1週間後にする。1か月後に提出して
くださいといわれたならば実働22日を7で割る。そうすると3~4日で処理する
必要がある。実際に3~4でできると判断したのなら受ける。

余裕がないと段取りよく仕事を進めていくことはできない。

好印象のポイントは納期前の提出。

余裕をもつのはあくまでリスク回避のため。

・仕事も即日着手しスピードをもって処理していく。

どんな仕事であれ即日着手する。
納期が3日あるから3日かけて処理するのではなくすぐやる。
覚えているうちにやる方が効率がいい。思い出すのに時間がかかる。

・すぐやるで見通しの立った仕事ができるようになる。
 すぐやると段取りを把握できる。やってみて骨の折れる仕事ということは多々ある。

・実際にやってみて、処理のために必要な材料が見えてくる。

即日着手することでいまやっている仕事に全力で取り組むことができる。
先延ばしにしていてはどこか気になってしまう。

7倍の時間には一度寝かせる。そして見直すという時間も含まれている。
それがいい仕事になる。

7倍の余裕で得られるメリット
①割り込み案件が発生してもきちんと対応できる
②納期前に提出すれば、相手の印象もよくなる。
③仕事を一度寝かせて、見直す時期がとれる
④不慮の事態が発生してもパニックにならない。
⑤仕事に予想以上に手間取ってもあせらない。

・早く片付けるを常に意識する

かけた時間と結果は比例しない。

・案件によっては時間をかけたほうがいい仕事もある。
大きな仕事は慎重にする。

交渉やクレーム処理など相手の動きを見ながら進めていかなければ
ならないものや、経営にかかわってくるような大きな案件について
あまり早く進めていくのはいかがなものか。

相手の状況次第では何もしない方がいい場合もある。

・リスクを洗い出す余裕の有無が仕事の出来を決める。

リスクを洗い出し、その対処法を事前に考えておく。

3.仕事の優先順位を決めるライブとレコーディング

・レコーディングの仕事よりライブの仕事を優先する
 ライブとは日程が決まっていて動かせないもの。レコーディングとは伸ばそう
 と思えば伸ばせるもの。

動かせないものを優先する。会議、法廷、講演など。

ライブの仕事は自分では調整できないもの。
期日が決まっているもの。
自分の都合で変更できないもの。
ライブの仕事の準備

レコーディングの仕事は自分で調整できるもの。
期日が決まっていないもの。
決まっていても自分の都合で変更可能なもの。

仕事が次々ふってきたら、分量の軽いものからこなしていく。
それでもできない場合は、どのようなスケジュールならできるか
具体的に伝える。それでもダメならできる人を紹介するなどする。

・納期が遅れる時は余裕を持って日程をずらしてもらう。

・相手のスケジュールを考慮してこちらの段取りを決める。
 心配りの積み重ねが高い評価になる。

ミスが起こるのはだいたい視野が狭くなっている時である。
何かに着手するときは雑談をするなど、一呼吸置くことが重要である。

4.断った方がいい仕事もある

・自分の能力を超えた仕事は断る

自分や会社にとってマイナスとなる仕事はできるだけ断っていい。

難しくてもできる仕事は受ける。

・欲張りな人とは仕事はしない。

相手と信頼関係が築けなくてはいい仕事はできない。

お金をごねる人とは仕事をしない。

・信頼関係を築けない相手とは去っても追う必要はない。

信頼されていなければ努力も無駄になる。

・一見さんよりつきあいのあるお客様を大切にする。

・お金の話は一番最初にしておく。

・金額は最初は厳しくあとは緩く。

・いい関係のうちに最悪な事態への対処法を共有しておく。

5.仕事のスピードを上げる前例活用法

・どんな仕事でもまず前例にならうことからはじめる

過去の見本に頼って時間を効率化する。

過去の書類には自分の今抱えている問題解消につながるヒントが満載である。

型があればあとはそれに従っていくだけ。

・前例から何を読み取ればいいのか。

人間は思い込みによって失敗してしまう。

複数の前例をあたり違いに気がつくことである。
違いがわかれば共通するところはパッパとこなし、違うところに時間を
かける。仕事をスピーディーに処理するにはまず前例を当たることである。

前例と今回との違いをしっかり意識すること。

・経験者から教えてもらうが100%信用しないこと。
 本当だろうか、足らない情報はないだろうか考えながら聞く姿勢が大切。

・人に聞かないとわからないことはある。だけど、自分である程度リサーチしてみて
 それでもわからないことを教えてもらう。

・仕事に役立つ情報収集のコツとは

情報は多角的にみる。情報収集のモットーは幅広くである。

情報収集はあくまで手段である。目的にしてはならない。

・自分の失敗も前例としてどんどん活用する。

失敗したらきちんと検証することが大切である。

自分が悪いのだという前提で原因を分析していく。
自分が悪いという前提に立てば、失敗をおかさないための
様々な方策が出てきやすくなる。

・失敗は常に目に見える形で残しておく。

6.仕事をふることで時間を生み出す

・仕事を人に振ることで自分の時間を確保できる

・本当に重要な仕事に集中する。

・仕事は誰に振ってもいいわけではない。
 こちらの意図を、少ない言葉でもきちんと理解し、それを的確に実行してくれる人かどうか。

意図するものを共有できるか。

暇な人ややる気のない人に仕事をふってはいけない。

・仕事のゴールがわかれば創意工夫ができる。
 仕事は大きな全体像を示すだけでなく、それぞれの仕事についてゴールも伝える。

仕事のゴールがわかれば無駄な作業もなくなる。

あなただから頼むというスタンスが大事である。
相手をやる気にさせる頼み方である。

この仕事は簡単だから誰にでもできるは相手のやる気をそぐ。

7.頭のいい人の人を動かす交渉術

・膠着状態のときこそコミュニケーション能力がモノを言う。

人を動かすには戦略が必要。

人間関係に働きかけるとき、利害を調整して、折り合いをつけることが
重要になる。

・相手の立場になって次の動きを予測する

相手の靴を履いてみることが大切である。

交渉で大事なことは相手を見ることである。

自分の言い分ばかりいっていては相手と折り合いはつかない。

両者が納得できる選択肢を探す。

敵はどの選択肢だったら動きやすいのか検討し、その中から
こちらが受け入れられるものを選んでいく。

・人は報奨がなければ動いてくれない。

人はモチベーションがなければ動いてくれない。

報奨が具体的でなければならない。

具体的にイメージできるものを報奨にする。

確実に与えられる報奨でないと、相手から信用を失う。

信頼関係を築くことが一番大事である。

相手の欲しているものをあげない戦略。
タイミングを見る柔軟性。つまり相手の様子を見ながらいつ与える
のがベストかコントロールしていく。

・最初に話すべきは悪いこと。言うべきことにも順序がある。最悪のシナリオを示す。
 最初から相手の期待値を下げておく。

・物事を話すベストタイミング。相手を疲れさせて、気持ちが変わるタイミングを見る。

・損して得取れという交渉術。

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日本人が知らない日本の道徳 田中英道

日本人の宗教観というのはどういったものなのか?
日本人は古事記、日本書紀の時代以前から、神も
自然から生まれてきたと解釈してきました。
この世界観を著者は自然道と呼んでいる。
自然道とは神道であり、日本の宗教なのです。
自然が人間に教える道は、ひたすら自然に従って
生きるということの重要性である。

古来、人の生き方として、力の支配ではなく、秩序に
従うほうが大事であることを日本では教えてきている。
そこからして西洋とは考え方が違う。自然道では人生
の時間的な長さによって、敬うか敬われるかが決まる。
独りの人間は絶えず敬う存在にも敬われる存在にも
なる。1つ年上なら先輩になる。そういう自然な感覚が
基本となって日本の道徳はできている。この秩序感が
一番自然であることを日本の神話は強調している。
これは年功序列という秩序倫理観につながっている。

自然道という思想を日本人が身につけてきた背景は
日本の自然のあり方の影響が大きい。日本の場合は
人工的な都市をつくる必要がなかった。自然を探求
しながら、自然に従って暮らしていれば、一人でも
生きていくことができた。国土は海に囲まれ、海の幸
山の幸にも恵まれ、外敵の脅威もない。自然とともに
いきる縄文時代が15000年も続いた。自然にどうやって
従うか日本人が生きる規律を学んだ。また農業が入って
きて、自然に従いながらも自然を変えていくという視点が
加わった。農地を皆で耕す作業が必要になって、人との
関係ができる。お互い助け合わなければ生きられなく
なった。そこで共同体の営みを円滑にするための感情
が生まれる。そのもっとも象徴的なのが人に迷惑をかけ
ないである。独りで生きられるという前提がないと、この
ような感情は出てこない。

他人のお世話になって生きる。共同体のお世話になる
他人は経験豊富な年長者である。年長者を敬い、尊重
する年功序列の秩序感が生まれ、日本の道徳になった。
日本では共同体そのものの機能が年功序列によって
出来上がっているため、言葉、文化すべてがこの秩序感
を反映している。天皇が偉いのは現代まで125代続いて
いる一番長い家系であるから。年上のポジションには
長、先生がつく。日本では年功序列の秩序が守られている
最小単位が家族であるために、共同体のサイズが大きく
なっても人間関係を家族意識でとらえる傾向がある。

家族を中心とした共同体、家族を中心とした国家。
共同体メンバー皆を家族として捉えれば、自ずと無私の
愛情が基本となって道徳ができあがっていく。規律にも
情がある。おかげ様という言葉は、今を生きている人間
だけでなくご先祖様にまでまっすぐ伸びている。

日本には道理というものがある。
道理というのを世の中を支配する概念として論じたのは
慈円による愚管抄であるとされている。源平合戦の大きな
戦乱を経て残ったのは皇室である。その皇室こそが道理の
基本である。そして道理に基づいて北条泰時によって
御成敗式目が制定された。道理とは日本の自然道と関連
し、もともと名付けようもなく存在していた生きる規範の
ようなものだったを道徳としてとらえ道理と名付けた。

自然道に基づく道徳観を説明したのが聖徳太子によって
定められた十七条の憲法である。共同体を優先せよ。
個人を優先して調和を乱してはならない。人にはおのおの
の役割分担がある。適材適所を心掛けることで初めて和
を作り出すことができる。仏教の教えは日本人の自然観
に合致している。分を守るという態度が日本をつくるため
の基本となる。民を治める官僚は礼を持って根本とせよ。
自然の中では人はすべて平等である。真心を持って事
に当たれ。人は皆凡夫に過ぎない。賞罰を間違っては
いけない。公平でなければならない。これらに示されて
いるのは民主主義の概念である。重要なことを決める
には多くの意見を聞かなければならない合議制を
重視し、その合議をするのを衆としている。
共同体の運命を重視している。共同体の和を維持する
ために独裁者を生まないシステムをとっている。

十七条の憲法は必ずしも道徳律ではなく日本の共同体
の理想のあり方を示す法であった。道徳と言えば善悪の
判断基準を示す、正義を説くというのは西洋的な考え方
であり、日本人は善悪は相対的なものであり、状況に
よって変化する流動的なものを言葉で定義しても意味が
ないと考える。善悪や正義よりもまず和を尊ぶ。
具体的には人間関係を大事にすることで、自ら正義なり
秩序が共同体に生まれてくる。その人間関係を大事に
するために上も下も和らぎ睦ましく話し合うに象徴される
ように自然道の平等観に基づく上下関係を重視する
態度が尊重される。常に年齢を意識することで自ずと
人々の関係が円滑に維持されるというのが、日本人が
それまで経験を積み重ねて身につけてきた知恵である。
十七条の憲法をコンパクト化したのが五箇条の御誓文である。

吉田松陰に学ぶリーダーになる100のルール 沢辺有司

1.人がついてくるリーダーの行動原則

・優れたリーダーというのはまず腹を決める者である。
 リーダーの腹が決まれば部下がそれに従わないわけがない。

・実際に行動しないとわからないものだ。
 行動しない人は人とはいえない。

・意味もなく保身ばかりに走る者がどうして国を守ることが
 できようか。

・チャンスが訪れたときに仕事を成し遂げられず、そのチャンスを
 逃してしまうのは人として罪だ。

・励んで努力すればできないことはない。

・どんなことでもできないということはない。できないというのは
やらないだけである。

・リーダーなら決断しろ。
 決断は一時的に激しく心を奮い起こせばできるというものではない。
 水が自然にしみこむように強い心を少しずつ養い育てる必要がある。
 普段は学問をする。正しい行いとは何か、君臣の関係とは何かを学ぶ
 また礼儀正しく、潔く恥を知る。心を鉄や石のように鍛え上げるべきである。
 普段の鍛錬あって修羅場の決断力が生まれる。

・自分の身に降りかかる労苦をなんとも思わない人でなければ人々を
 幸せにすることなどできない。

・自分で苦労を招いているだけだ。
 自分の尊厳を傷つけ、道徳性を欠いた行動をすることがある。
 そうやって自分を見下して行動していると、どんどん負のスパイラルに入る。
 自分はできないと思っているから、本当にできない。
 自分はどうせ苦労すると思っているから本当に苦労する。
 自分のことをバカにしているから、人からバカにされる。

・私は人を信じて失敗するとしても人を疑って失敗することなないようにしたい。
 学問のある人は人を疑いすぎるという欠点がある。

・人々にさげすまれ、しいたげられたときこそ、本当の英雄かどうかがわかる。

・過ちをしない人が立派なのではない、過ちを改める人が立派なのである。

・普段の行いが遺命となっている。

2.深い知性を得るために

・思い立ったその日から、学問でも何でもやるべきだ。年齢がどうとか考える
 必要はない。

・学問というのは、自分の才能をみせびらかして人を従わせるためのもの
 ではない。人を教育していっしょに善人になろうとすること。
 それが学問だ。

・特定の人の意見ばかり聞いていると偏った考えになってしまうものだ。
 これは昔の人が戒めとしたことである。

・学ぶというのは人間が人間たるゆえんを知ることである。

・簡単にできあがったものはもろく簡単に壊れる。kろえは永久不変の
 法則である。日々、地道に続けなければ本物になれない。

・立派な人の本を読むとき、もっとも大事なことはバカみたいに鵜呑み
 にしないことである。

・だから私が常に言っているのだ。昔の立派な人だって今の私どもと
 なんら変わらないと。

・先生のもとで学ぶときにはまず、心から先生と付き合いたいという
 真摯な心があって、何を学びたいのか具体化すべきである。
 先生につくのはそれからだ。

・手本とすることはそばにある。遠くに行く必要はない。

・いま学問をする人には2つの欠点がある。1つは考えないこと。
 もう一つは本当に学問をしないことだ。

・だいたい読書の効果というものは、昼となく夜となくちょっとした
 時間を惜しんで励むものでなければ、その効果はあげることはできない。

・井戸は湧き出る水が多い少ないが大切であって、掘ることが浅い深い
 はどうでもいい。同じように学問は道が得られたかどうかが大切で、
 どれだけ勉強したかが問題ではない。

 1日努力すれば、1日の功績がある。1年努力すれば1年の功績がある。
 人を教える者はこのように教え導くべきである。それに対して松陰は
 結果が伴わなければ意味がないとしている。

・自分がバカで劣っていることを忘れて、いつもいつも勉強に励み
 昔の賢人を先生として努力しなさい。

3.人を導くときのルール

・細かな煩わしい規則を作るより、リーダーが自ら模範になって教えた
 方がよい。

・上司が部下の意見を聞き入れるとしても、部下が意見を言わないので
 あれば、それは本当に意見を聞き入れている上司とはいえない。

・君主というものは人々の生活の苦しみ、悩みをよく知っておかなければ
 ならない。

・理解しようと悶え苦しむのを待ってから、教え導いてやるつもりだ。

・何が正しく何が間違っているか、その心は誰もが持っている。
 他人がちょっと違う意見を言っているからといって、強制的に自分の
 意見に引き入れる必要はない。

・世の中に才能ある人がいないのではない。それを用いる人がいない
 だけだ。なんとも残念なことだ。

・同じではない人を同じにしようなどとせず、それぞれの才能を育てる
 ことに努めるべきだ。

・人の精神は目にあらわれる。だから人をみるときには目を見よ。

・立派な人が尊ばれるのはその言葉ではなくこれまでの実績である。

・仁愛がなければ人が集まることはない。

・その人の長所を取り上げ、短所を見ないようにすし、気持ちを察して
 結果を見ないようにする。そうすれば、どこであろうと人に慕われる。

・世の中には賢い人と愚かな人がいるとはいえ、誰でも一つや二つの
 才能はあるものだ。それらを開花させ成長すれば、完璧で素晴らしい
 人物となるだろう。

・たった一つでも意見が合わないのであれば、自分の意見を変えて
 までも人に従ってはいけない。また、人を強要して自分の意見に
 従わせようとするのもいけない。

・言うべきではないのに言うのは人の心を引き付けようとしているだけだ。

4.機能するチームの作り方

・人との付き合いにおいて、もし相手に怨みや怒りがあるならば
 すぐに自分の信じるところをまごころを持って言うべきである。

・すべてにおいて大切なことを決めて行うときは、必ずみんなの意見が
 一致したものを採用すべきである。

・誰かひとりが切り出せば、それは10人になり、やがて100人1000人に
 なる。千人が意見を言うようになれば、一つの意見も聞き入れられないという
 ことはないはずだ。

・ひとそれぞれ自分の境遇がある。それを無視してほかを望むことは
 あるべき生き方ではない。

・つまり簡単にすることだ。
実際に役立つことを行う。それだけ行う。ずっと行う。この3つを合わせて誠という。
何事を成し遂げるにもこの3点が重要である。
これを実践するための工夫は簡単にすることである。

5.プロジェクトを成功させる極意

・将来にわたるよい計画を捨ててしまって目の前の手近な効果をとる。
 その弊害は言葉にするのが恐ろしいほど大きい。

・もっぱら敵を知り、己を知ることが大切である。

・一時的な挫折は将来に成長するための源である。挫折など気にする必要はない。

・苦しみが大きい時はその後にくる喜びも大きく、苦しみが小さい時は喜びも小さい。

・学問でも仕事でも決して急いではいけない。

・いくらやってもできなければ、できるまでやめなければいい。

・事業をはじめることは簡単でも、続けることは難しい。

・将来に対する大きな志を持つのだ。そうしないと眼前の小さな成功・不成功に
 とらわれ結局自ら墓穴を掘ることになる。

・自分の目標が定まり、やる気を失ったり、迷ったりしなければ、必ず助ける人が
 あらわれる。

・つまり目標があるかどうかだ。
 目標があればやる気が出てくる。目標とやる気があれば、どんな高いレベルでも
 到達できるし、どんな難しいことでもできないことはない。

・何もしないで過ちを免れるより、仕事を熱心に務めて過ちがない方がいいに決まって
 いるだろう。失敗を恐れているようでは、大事な仕事など勤まらない。
 困難なことがあるときこそ、人に先立ってその任務にあたる。煩わしいことがあれば
 最後まで残ってその任務を全うする。誇りをもってその仕事についているのなら
 人が嫌がる難しい任務を進んで買って出るべきだ。

・手に入れるのは難しく、失いやすいのは時間である。

・お前はお前、俺は俺。他人には何とでも言わせておけ。

6.リーダーとしての心の磨き方

・たとえ生きていても心が死んでいては意味がない。魂がこの世に残るのなら
 体は死んでも無駄ではない。

・心というのは本来生き物である。生き物はどんな弾みで動くかというと、何かに
 触れて感動することによって動き出すのである。

・災いや幸せは天から降るのではない、神様から与えられるものでもない。
 すべては自分が招いているにすぎない。


感情を整えるアドラーの教え 岩井俊憲

感情は自分で使うかどうか決められる。
このことを自己決定性という。
人は自らの選択で感情を使う。感情はコントロール
できる。感情は思考や行動と同じ、人間が備えて
いる心の機能の一つであり、私たちの意思と無関係
に働くものではない。

感情をコントロールして自分を変えることができる。
自分を変えることは今からできる。自分が変われば
人生を変えることができる。これがアドラー心理学の
感情に関しての強い信念です。

感情にはプラスの陽性感情とマイナスの陰性感情
がある。現在の感情、過去に向かう感情、近未来・
未来に向かい感情など時間軸がある。感情の一部
は目標(理想)と現実(現状)の落差から生まれる。

感情を向ける相手と目的を自覚していない。
それを把握すれば自在に感情をコントロールできる。
相手とは怒ったり、嫉妬したり、喜びあったり感情を
向ける対象。目的とは感情を出す狙いである。
相手より優位に立ちたい、相手を支配したいなど。

結合的感情。自己と他者を結びつける、他者を受け
入れる感情。喜び、共感、同情、羞恥心。
離反的感情。自己と他者とを引き離す、他者に敵対
する感情。怒り、悲しみ、不安、恐怖など。
感情に振り回される人とそうでない人との差は
理性的回路と非理性的回路のバランスの差が出て
いるせいである。基本的に理性的回路を使って
論理的に話を進めつつ、時には感情回路を開放
して情熱的な話しぶりで参加者の気持ちを徐々に
高揚させる。理性的な回路は自責と他責のバランス
を保つ。五分と五分がよい。このバランスが崩れる
と感情を適切にコントロールできない。

人が怒る目的は

①他者を支配する
  怒りの感情は自分より下の立場の人に対して発揮される。

②主導権争いで優位に立つ
  口論などで力が拮抗している状況になると、主導権を握ろう
  と考えて怒りの感情が発動する。

③自己の権利擁護

④正義感の発揮。

怒りの感情を出すことで3つの結果を得ようとする。

①自分の優位を証明する。

②相手を屈服させる

③達成感を得る。

ただ怒り癖がついてしまうと問題解決できない。

心配こそが一次感情であり、怒りは二次感情である。
あくまで怒りの背景には隠された一次感情がある。
怒りではなく受容、共感的な態度を表しメッセージを
伝える。

注意を与える。
①現状に注意を与える
②現状を打破するために注意を与える
注意を与える場面は原則として1対1のシチュエーション
がよいでしょう。

建設的、非建設的の判断軸で考える。
怒りが湧くのは仕方がない。だが、怒りをもって相手との
争いに発展っせるかどうかは自分次第。自らの怒りを
認めつつ、争わないという選択肢を選べる。
争わないことを選んだ時から怒りをコントロールできる。

恨みは弱者が復讐を目的として、相対的強者を相手役
にして表れる感情である。恨みの感情を持っている人は
自分は正しい、自分の権利が侵害されている。
自分は傷つけられていると考える。恨みが継続しやすい
条件として、強者の側にデリカシーが欠けている。
強者の側が際限なく謝罪し続ける。両者を調整する
第三者がいない。いくら相手に恨みつらみをぶつけた
ところで自らが恨みから解放されるということは
ありません。恨んでいる自分自身を許し、恨み続けた
ところで何か改善するのか。自分自身が幸せになれる
のか、恨みに向けていたエネルギーを別の対象に向
けることで人生がうまくいくようになれば、恨みとの距離
も完全に遠くなる。

不安が人生の課題を教えてくれる。
不安は未来(近未来)のことであり、明確ではなく充分
な対処ができない。内的要因が強い。恐怖は現在直面
しており、対象がはっきりしていて、それなりの対処を
している。外的要因が強い。
依存的不安とは不安を訴えて誰かに依存するため
に使われる不安の感情である。実存的不安とは
よりよく生きようとするとき、不確かな人生の前途に
対して抱く不安のことである。
不安と心配の違いは支配性にある。
心配は支配性の強い人が抱きやすいという特徴がある。

近未来果たさなければならない課題(目標)があるにも
かかわらず現状が準備不足であるとき、何らかの対応
をするよう警告する感情が焦りである。

不安は未来への行動のきっかけである。
まず行動ではなく準備。不安を感じる元となっている
課題について、できるだけ具体的な対策プランを立てる。
どんな形であれ、誰かに相談することで、自分の立ち位置
が整うことに役立つことがある。不安に対する準備をする
際に重要なのは優先度思考である。緊急度は低いが
重要度が高い項目は準備に着手すべき課題である。
着手すべき対象が明確になったら、あとはとにかく行動
あるのみである。

不安をコントロールするには、未来をポジティブに考えれば
よい。不安は期待や信頼へと置き換えることが大切である。

尊敬、信頼、共感が勇気づけのキーワードである。

あせりとは人間に準備不足を警告する感情であり、その
目的は準備を促すことにある。せっかちと完璧主義が
焦りを生む。不安が焦りにになると課題が見える。

進んでいるという小さな実感から始めることが大切である。
少しずつでも準備への着手を心掛けるようにする。
焦りから生まれる力を信じる。

劣等感こそがあらゆるマイナスの感情が絡み合った
最も重要なものである。

人は劣等感があるからこそ、それを補いたいという優越性
の追求を行う。

劣等感は自己を高めるために味方につけるべき感情。

建設的か否かで劣等感を人生最良の友にできる。

劣等感は目標を持ち、よりよく生きようとすることに伴う
感情である。

他者の劣等感を代理で感じる必要はない。

大きな課題は小分けにして、少しずつ前進させる。

言志四緑 西郷隆盛を支えた101の言葉 濱田浩一郎

1.言志録

・何かを成し遂げたいと思うのなら、天に仕える心を持つことが大切である。
 (他人の評価など雑音に惑わされることなく、自分の心に宿っている、自然な、正直な心と
  向き合ってこそ、人は成長し何かを成し遂げられるということです)

・自分を高めるために必要なのは発憤の憤の一字に尽きる。
 (才能ある人はいいな、あの人は特別だからと目を背けてしまいますが、何かを成し遂げ
  られる人は、俺もあの人と肩を並べるくらい凄い人物になってやろうと発憤し、そこ意気込み
  で突っ走ります)

・高いところから物事を見れば道理が見えてきて迷うことなく決断できる。
 (自分の利益だけを追い求めるのではなく、世のため、人のためにという大きな志を持って
  生活していれば、物事の本質が見えてきて、いざ決断が必要になったときに、些細な邪念
  に惑わされなくなる)

・すべての人はもともと善人だが、気質がそれぞれ違う。気質が異なることが、教育が必要な
 理由である。そして、もともと善人だからこそ、教育の効果がある。

・自信を失うと周りから人が去っていく。人が去ればやがて何もかも失う。
(自分を見失うこと。それをなくすためには人間の本質を考え学ぶ時間を持つこと、経験を
 通じて自分の心を動きを自覚することによってゆるぎない自分が見えてくる)

・本物の人物は何者からも独立し、自信を持って行動できる。権力者に擦り寄ったり、
 付き従うような発想は持たない。

・人の心、自己には2つの面がある。一つは天から授かり善悪を正しく区別できる真己。
 もう一つは地上で手に入れた私欲に惹かれる仮己。真己が仮己にひきずられてはいけない。
 (天に恥ずかしい生き方をしていないか。それが志です)

・雲をやむを得ず、自然と集まってくるものだし、風や雨もやむを得ず自然に天から生じる。
 雷も然り。風雨や雷のように、やむにやまれず起こした行動こそ、人の心と社会を動かすのである。

・これしかないと決めて動けば、遮るものはなくなる。自分の信じる正しい道を突き進めば
 危険なことなどない。

・成人は病気知らずの人のように見える。賢い人は摂生して病気に気を付けている人に
 見える。凡人は体が弱く、すぐ病気になる人のように見える。

・何事も急ぎ過ぎては失敗する。落ち着いて時が来るのを待てば、うまくいく。

・聖人は迫りくる死に対して心安らかで、賢い人は死を天命と受け入れており、凡人は
 ただただ死を恐れる。
(死への恐怖を感じることは、同じくそれを感じている人に想いを寄せることにつながる
 ので他者への思いやりの心を育てる。また死というリミットがあるからこそ、人は懸命
 に生きることができる)

・死を受け入れた人が遺す遺訓は傾聴に値する。しかし賢人が聖人に及ばないのがこの
 教訓である。聖人は死を、昼夜が来るのと同じことと考えるから、わざわざ教訓など
 残さない。普段の言動そのものが教訓である。

・死を恐れる感情は生まれた後に生じる。つまり身体があって初めて死を恐れる感情
 がある。死を恐れないのが生まれる前の本性だから、生きていくなかで本性に返る
 べきなのである。

・歴史書が伝えるのは、表面的な情報や形跡であって、その中に隠された真相は
 伝わってこない。だから歴史を学ぶ者は表面的な情報や形跡から記録されていない
 人の心を動きを感じ取らなければならない。

・広く情報を集め、記憶することは横幅を広げる学びである。
 道理を深く掘り下げるのが奥行きをもたらす学びである。
 (情報のインプット横幅だけでなく、テーマを深く掘り下げたり実践したりしてこそ
  はじめて学びは深くなる)

・人から信用されることは難しい。いくらうまいことを言っても、人は言葉ではなく
 行動を信じるからだ。もっと言えば行動ではなく心を見ているのだ。
 (人は最終的には行動ではなく心を見ている)

・突然のトラブルにうまく対処するkとおで信用が得られ、それが積み重なる
 ことで普段から信用されるようになる。信用されているから、突然のトラブル 
 にも対処できる。

・上司と部下双方から信頼を得られればこの世にできないことは何もない。

・自分が誠実に向き合っているかどうかは、その夢を見たかどうかで判断できる。

・人を敬う気持ちを忘れなければ驕り高ぶらずに済む。それをずっと忘れずに
 いれば、自然と驕り高ぶる気持ちは消えていく。
 (人を敬う気持ちがあれば、驕り高ぶる気持ちを抑えられるし、それが習慣に
  なれば驕り高ぶる気持ちすらなくなっていく。人を見下したり、自分への称賛を求める
   妄念がいったん浮かぶとそれを払いのけるのは至難の業です)

・仕事に一生懸命になれない者は家族も大切にできない。

・民衆の正義と民衆の欲しいものを知って、正義を励まし、ものが得られる方向を示せば
 民衆は自ら進んで命を投げ出す。戦はこうなってから臨むべきである。

・人を味方にする秘訣がある。じっくりと時間をかけて物事を成功させ、その恩恵を与えて
 いくことだ。歴史に登場する悪人たちもこの秘訣を使って野望を達成した。

・慎み深いとみせかけてうまく感情を殺している人。気が優しいと見せかけて媚びへつらうのが
 目的の人。自信にあふれていると見せかけて実はひねくれた頑固者。こうした本物の皮を
 かぶった偽物を見抜かなければならない。(非常時に信用に足るかどうか日ごろ見極めなければ
ならない)

・同情の心が偏るとそれに甘えて身を滅ぼす者もいる。己の悪を恥じる心も偏ると、自ら命を絶つ者
 もいる。人に譲る心も偏ると、逃げ出して戻って来ない者もいる。善悪を判別する心も偏ると骨肉の
 争いになることがある。

2.言志後録

・私たちは死ぬまで学ぶことを止めてはいけない。孔子が学を志したのは15歳のとき。以後70歳に
 なるまで10年ごとに進化を自覚し、歳をとるのも忘れるほどだったという。

・天体は昼夜休むことなく動くものだ。君子もまた自らを叱咤して学び続けるものである。
 伝説の王たちも寝食を忘れて努力してきた。静かに瞑想するのではなく行動しつづけなければ
 ならない。

・一生懸命になっているときの人の心は、光り輝いている。
つまらない考えや遊び心など起きるはずもなく、悩みも迷いもなくなっていくものなのだ。

・何事も自ら実践してから、弟子にやらせるのが教育の基本だ。理想は何も指示しなくても
 自然と弟子が正しく動くことだ。そのためには厳しくしてから褒めたり、正しい道へ進むよう
 励ますなど、臨機応変な手法がある。

・ついつい余計なことに気を取られるのは志が定まっていないからだ。
 一つの志が立てば邪念は逃げていく。湧き出る清らかな泉に外の水が入って来られない
 のと同じである。

・善悪を判断する理性が感情によって動くことを欲という。理性と感情が通じていれば
 これは公欲だが、理性が感情に抑えられてしまうとこれは私欲である。

・人生を道路に例えれば険しいところもあり、平坦なところもある。
 水路に例えれば穏やかな流れもあり、怒涛の流れもある。
 これは避けることのできない自然の運命なのだから、人は平然と受け入れ楽しんで
 いればよいのだ。(苦しいことがあっても受け入れて楽しめばよい)

・心の役割は思うことだ。思うとは何か。それは自分の生き方について工夫を重ねる
 ことだ。工夫を重ねれば、ますます生き方について詳しくなるのだ。
 (真剣に取り組むことを行といい、詳しくなることを知という。知も行も思いの一字に通じる
  つまり知行合一である。知って実践することこそ知識として完成するということ)

・暗いところにいる者は明るいところがよく見えるが、明るいところにいる者は暗いところを
 見ることはできない。

・聖人や賢人の教えを講義するが自ら実践できない人を口先だけの聖賢という。
 私はこの言葉を聞いて恥じ入ってしまった。

・学問の学は先人の教えを現在と比較すること。問は先生や友人に質問すること。
 これが常識だが、実は学は必ず自ら実践すること。問は自らの心に問いただすこと
 だと知る人は少ない。

・己の努力や実力によって獲得したものは強いものであり、人の知恵を借りて得た
 ものは、不安定なものだ。

・君子は自分に対して満足しないが、つまらない人間は自らを偽って満足している。
 君子は努力を続けるが、つまらない人間はすぐに自暴自棄になってしまう。
 上昇するか、下降するかはここにかかっている。

・人は皆、自分の体の健康には気をつけるのに、心の健康には無関心である。
 ときどき自問すると良い。独りでいるときも、良心に恥じることをしていないか、
 いつも心安らかに日々過ごしているか。

・あらゆることに真面目に取り組み淡々と仕事をこなせば、いつの間にか成果
 があがっている。この態度を誠という。そしてそれをひけらかさないのが敬という。

・ゆったりとして世間の流れに逆らわないことが和。立場をしっかり守って
 流れに逆らうことを介といって両者のバランスが大切である。

・私たちは嘘はいけないと人情で知っているし、人を欺いて苦しませていけない
 というのは天の道理だ。誰でも知っているはずだが、この世の様子を見ると
 本当に知っているわけではないようだ。

・人は知らねばならない。知らねば行動できないからだ。そして知ったのなら、行動
 しなければならない。それを知るということである。これを知行合一という。

・学ぶうえで大切なのは自分自身で納得することである。
 それなのに世の人々は読書をするときに文字だけ追って、物事の本質を知ることが
 できない。心の目を開いて字で書かれていない書物を読みなさい。
 (常に著者や登場人物に対等の立場から質問することで、自分だったらこうする。
  こうなりたいという理想を持つことである)

・孟子は歴史の書を読むことは過去の名君や名宰相、英雄に豪傑といった人々と
 交際するのと同じだと言った。

3.言志晩録

・政治を執り行ううえで大事なのは情の一字に尽きる。人の感情の機微に従って
 人々を治める。これを王者の道、王道という。

・暗闇を恐れるな。希望という一燈を持ち、前へ進め。
 (わずかな可能性を見つけて少しずつでも前へ進む)

・よりよく生きるための倫理と道理は矛盾しない。つまり儒学において倫理を
 学んでも、実行しなければ意味がない。これはものの道理といえるからだ。

・濁った水も水に変わりない。カラ元気もまた気である。カラ元気を正気にする
 には己の私欲に打ち克てばよい。

・共通の公平な人情に基づいて政治を行えば、天下の人々でこれに服しない
 人はいない。

・人は本来、善良な心を持って生まれてくる。広く知識を身につけることでそれが
 表れる。つまり学びは新たな自分ではなく、本来の自分を掘り起こすためにある。

・陸象山は宇宙で起きることはすべて自分事と言った。引き受けたことは必ずやり遂げる。
 という立派な志を示したものである。

・独特な意見はともすれば独りよがりに聞こえる。対して平凡な意見は聞きなれている
 ので安心する。人の意見を聞くときには平凡な意見に注意することだ。
 (独自の意見はみるべきものはあるし、聞きなれた意見でも間違っているものは
  間違っている。人の言葉を聞くときいは偏見を持たず、素直な心で相対しなければ
  ならない)

・納得できるまで自分で考えるのがタテの工夫。書物を乱読するのはヨコの工夫である。
 横の工夫だけでは自分のものにならない。
(考えの乏しいことを心配することはない。物事に対する考えは、普段、無言のまま座って
 心を静めているときにすべきことである。そうすれば何かあったとき、10のうち8,9は
 やり遂げることができる)

・読書をするとき、著者の真意を読み取り、その真意で自分の心を解釈しなければならない。
 いたずらに読むだけでは読まないのと同じである。
 (ただ読むのではなく、なぜ?を問いかけながら読むのが対話型読書である。その問いから
  得た答えを踏まえて、では、自分ならどうすると自らの心に問いかける)

・弓を引くとき、十分に引き絞ってから的に当てれば無駄な矢はない。人の仕事も何よりも準備
 が肝要である。(事前の徹底した準備が自信を生み、自分本来の実力を出せるようになる)

・剣や槍の試合では臆病な者はもちろん、蛮勇を振るう者も敗れる。地の如く不動で、敵の動き
 に即座に対応できる者が勝つ。

・人は無我の境地になれば正義しか見えない。物欲を捨てれば勇気しか見えない。

・千万人が反対しようとも恐れずにゆくという境地は物欲がないから生まれる。

・全軍が団結していなければ戦争はできない。役人全体がまとまっていなければ政治は
 できない。どんなときも和の一字が大切である。

・決断の材料は正義、知恵、あるいは勇気などいろいろだが、正義と知恵の組み合わせ
 が一番良い。勇気からだけくる決断は危険である。

・人には公的な事柄でも私情が入ってしまうことや、私的な事柄でも、公の事情が入って
 しまうことがある。人のうえに立つ者はそのバランスをとらねばならない。

・一人でいるときは大勢でいるような心待ち、大勢でいるときは一人でいる心待ち。
 そのように過ごせば間違いは起こさない。

・起きていないことに対処はできないし、過去を追いかけても捕まらない。
 人間は常に今のことを考えなければならない。

・物は人が必要とするところに集まってくる。しかし事件は予期しないところに起きる。
 これはただ運命であるといえる。

・人は重々しく温厚な人を好むが、鈍重な人は好まない。人はさっぱりして正直
 な人を好むが、軽率で考えが浅い人は好まない。

4.言志耋録

・学ぶにあたってはまず志を立てるべきだ。
 むやみに見識を広げると傲慢になったり、悪用してしまう恐れがある。

・正しくあろうとする真の自分で、欲望に動かされる仮の自分に克つのは天の道理だ。

・心というのは形はないが、考えたり、悩んだりすると存在を感じる。
 しかし、それは感じているだけであって実体があるわけではない。

・人の心は何でも知っているように見えて実は何もわかっていない。

・仕事の大小にかかわらず、誠心誠意を持ってあたると、どんなことでも
 間違いなくこなすことができる。

・人の心の働きは主に情熱によるものである。情熱が先立てば、全てのことに
 失敗することはない。これは仕事でも芸術でも同じである。

・物事を始める時は終わりを考えてからにせよ。
 舵のない船に乗ってはいけない。的のない矢を放ってはいけない。






勝つための準備 エディ・ジョーンズ 持田昌典

勝敗というのはほんの一瞬で決まります。
実際勝者と敗者にはわずかな差しかありません。
勝利への道のりはとても長いものです。
その間、ずっと勝つことを意識しなければならない。
勝利はそれを得ようと強く意識しなければ、決して
得られないものなのです。

1.人は仕事で成長する

テクニックは最も狭い意味で技術。
スキルはその技術を正しい状況で活かせる能力。

初歩的な段階ではスキルよりテクニックが大切。
プロとして考えた場合テクニックよりスキルが重要。

スキルというのはどのタイミングで動き、それが
どういう結果をもたらすか理解したうえでとる行動
である。知性と感性が問われるクリエイティブな
行動である。

テクニックは何度も繰り返し同じ練習をして身につける
ものです。ただしそれだけでは意思決定がうまくできる
ようにはならない。あらゆる行動は、その直前の行動に
起因し、さらに次の行動へつながっていく。

テクニックだけを取り出して訓練するのはあまり意味
がない。テクニックを訓練する際は必ず状況判断も
セットにするべきである。状況判断は多岐にわたるため
テクニックを覚えるときのように単純にはいかない。
実地訓練を重ね。経験を積むことが大切である。

テクニックと違い状況判断にはクリエイティビティが必要
である。クリエイティビティを発揮するには頭を使わなけ
ればならない。常に考えること。次の状況を予測し、自ら
判断すること。これを習慣としてしっかり身につけること。

技術はそれ自体が大事なのではありません。
その使い方が大事なのです。

変化や危機は当然起こりうるものである。
それを冷静に受け止め分析する。
危機において大事なのはあきらめず粘り強い努力をする
ことと、新たな関係を築こうとして様々なアプローチを考え
試みるクリエイティビティである。

敗者を持ち上げる空気が支配的になると冷静な分析は
どうしてもおろそかになる。よく頑張ったとか。惜敗とか。
その結果、次もまた負ける確率を高めてしまう。

訓練の基底にあるものは人間関係です。
あらゆる人間関係において一番大事なものは信頼である。
信頼しているからこそ指導に従い、訓練を行う。
十分な信頼がなければ選手はハードワークに取り組めません。

自信をつけるには努力しかない。
先を読むことはとても大切である。負けたということは思い通り
に試合が運ばなかったことである。もう少し予測を正確にすれば
勝てたということでもある。負けた試合をもとに、自分のチームと
相手チームの有利な点、不利な点を分析する。
それを基に次の試合を予測する。すると次に勝てる確率はあがる。

先を読んで、いろいろな対策を練るというプロセスそのものが
チームに自信を与える。相手の先に立とうという意志が勝負事
では非常に大事だということです。

人間が生きていくうえで自信ほど大事なものはない。
自信をもって事に当たれば、あらゆることがうまく回り始めます。
どれほど緻密な分析を行っても自信がなければうまくいかない。
よく自信を持てないという人がいるが、その理由は簡単である。
準備不足なのです。自信を持つ方法は簡単です。
準備と努力を重ねることです。準備と努力は貯金のようなもの
である。すればするほど自信という蓄えは増えていく。

努力をせずに自信がないと嘆いても仕方ありません。
嘆いている暇があったら努力すればいい。そうすればいつの間にか
想像以上の自信がつき、見たことのない風景が見え始めます。

自信には二種類あり、天賦の才の自信と自らの努力で得た自信
である。前者はとても脆いものである。後者の自信は強い。

本当に勝ちたいのなら準備と努力を重ね自信をつけるしかない。
自信がつけば危機が訪れてもオタオタせず次に何をすればいい
かがはっきりわかります。

学ぶことはラグビーのなかにだけあるのではありません。
他の分野にも学べる要素がたくさんある。異分野から相通じる
ものを吸収する方が知識が普遍的で深いものになる。

敗者になるものは決まって過去に目を向けている。
そこから脱却しなければ二度と勝利はやってこない。
勝ちたいのなら過去は重要ではない。大事なのは現在と未来。
これだけである。

全てのビジネスマンに言えることは自分が逃げていることに
気づかない人は絶対に伸びない。最低でも自分は逃げている
と自覚する。自分が逃げることに敏感になると逃げないように
自分を鼓舞するようになる。逃げる自分より逃げない自分の方が
素敵だと気がつく。素敵な自分でいることは気分がいい。

2.変化なきところに進歩はない

今よりよくなるとは、今の自分を変えることにほかならない。
自分を変えることは非常に困難でつらいことである。
自分を変えるためには自分を見つめなおし、改善して
いかなければならない。自分が変わる必要があることを認め
なければならない。それを認めるためには自問自答する
しかありません。必要を認めない人が変われるはずはない。

自分への悪い評価は素直に認める。
大事なのはそこで感情的にならないことである。
悪い評価を真摯に受け止め自分を変えていくことが必要
なのです。そうすればその人はビジネスマンとしても人と
しても必ず成長する。

自分がいいと思っても、それを人がどう思うかは別である。

大きなチャンスは大きなリスクの中にある。
何かを大きく変える時誰しも躊躇すると思います。
しかし、実際はそこには何の障害もない。あるとすれば自分
の心のなかにある。

欠点は必ず直ると信じる。
指摘された点を自ら直そうとする。そうすれば必ず直ってきる。
何事も練習である。欠点を直すことも練習である。

夢を持つな目標を持て。
目標が明確で現実的であるのに対して夢は茫漠として
非現実的である。目標はいまの私たちに強く働きかけ
力を呼び起こしますが、夢はそのような作用に乏しい。

大事なのは目の前の重要なことに対して自分の能力に
応じて挑戦し、自分が目標とする高みまで登ることだと
思います。

失敗や過ちを犯した時こそチャンスである。
落ち込むのではなく、何かを変える時がきたことを愛おしむ
才能を身につけて欲しい。新しいところへ行こうとしたから
こそ失敗が生じた。そこで立ち止まり振り返り二度と同じ
失敗をしないようにしなければならない。

批判を自分の仕事に活かすことは大切である。
それを熟考することで必ず何かが改善される。

信頼とは相手に責任を持たせることである。

自分を変えるとは何かを手放すことである。

3.勝利の条件

本当に結果を出したいと思うのなら、非常にシンプルな
ことしかいらない。それは必ず勝つという心構えを決める
こと。それ以外には何もいらない。腹をくくるということである。

自信は確実に相手に伝わる。
人間が練習や訓練でもっとも苦痛に感じるのは反復である。
同じことを繰り返すことは誰でも面白くない。しかしこれを
行わなければ結果を出すことはできない。

勝つと信じることからすべてがはじまる。
劣等感ほど本来の力を弱めるものはない。

粘り強さは意志の力で育まれる。
仕事で成功するために必要なのはIQではなく物事をどこまで
もやり通す忍耐力である。

試練は与えるだけではいけない。必ずゴールを示さなければ
ならない。そうしなければ、与えられる側は乗り越える意欲を
持てない。

目の前のことをわき目も振らず、力の限り取り組む、そして1度
やると決めたら最後まで投げ出さない。

勝利や成功は合理性を追求した結果としてあるものである。

状況が厳しくなった時、その人の本質があらわになります。
隠れた本質は普段の練習では見えません。
どれほど厳しい練習を行っても、それが見えてくることは
ありません。実際の試合で厳しい状況にならないと見えて
こないのです。

どの会社で成功するにも、細かいスキルが必要なのは
当然ですが、心構えとも言える基本と多様な意見を取り
入れる柔軟性この2つは欠かせない。
自分の基礎となるベースラインがしっかりしている人は
最初は苦労したとしても時間をかければ育ってくるもの
である。

様々な人がいて、様々なアイデアが出てくる。それが
混ざり合って、クリエイティブな発想が出てくる。
だから柔軟性が大事なのです。どんなに優秀でも
他人の意見に耳を貸さない人と一緒に仕事はできません。
それをどうまとめ上げるかがリーダーの役割である。

4.人間力の磨き方

お金だけを目的にすると何かが狂う。

他者への目配りが大切である。

結局、尊敬を集めるためには勝利や業績など組織に何か
をもたらさなければならない。

好かれることと信頼は全く別のもの。

努力をしない人間ほど運を言いたがる。

成功している人を見て運がいいという人は、あまり努力
をしてこなかった人である。
そういう人は準備をきちんとした経験がない。
何事でも十全な準備をしなければ、成功を勝ち取ることは
できない。

極限まで行わないと経験にならない。

全力で行ったうえでの失敗は強い反省が生まれます。
そのため人は成長します。蓄積も反省もなければ不毛な
堂々巡りになるだけである。

人を見る目を養うには経験しかない。
普段から人間観察を行う。人を見極める際最終的に決めて
になるのは自信である。自分の能力に自信がある人はどこか
風格がある。

相手への苦言こそ、誠意を持って伝える。

模倣をやめなければ強くなれない。

変化を好むように自分を変える。





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