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負けグセ社員たちを戦う集団に変えるたった一つの方法 田村潤

組織を率いるリーダーに求められるものは以下の3つである。

・理念を自分たちのものにする。

・正しい戦略を描く。

・組織の実行力を高める。

理念、戦略、実行である。

・根本が確立されるとうまくいく。ひたすら本質へ向かえ

理念、戦略、実行力の3つの要素は相互に関係している。
この3要素をひとつの概念として、理念も、行動原理も、戦略・戦術と一体の
ものと捉えること。そこ根本が確立されると自ずと道は開ける。

実行力と理念の関係は実行力が高まると、お客様をよく回り、相手の立場に立って
行動できるようになる。その思いが現場の実行力を更に高める。
現場が強化されることにより、理念が強く意識され、理念が強化されると、更に実行力
があがるという関係です。

実行力と戦略の関係は実行力があがると、お客様や市場への理解が進む。
そうすると、戦略、戦術、施策のレベルがあがる。そうしたプランのレベルが
あがるほど営業マンのやる気が高まり、実行力があがるという関係である。
質の低いプランではやる気は起こらない。

理念と戦略の関係は戦略・戦術の質が高まると、この会社は自分のことを本当に
理解していてくれる。ありがとうとお客様が喜んでくれる。
それならもっといい提案をしてお客様に喜んでもらおうと思い、理念が強化される。
それがよりよいやり方を考え続ける原動力になる。戦略、戦術の質が上がる。

理念、戦略、実行力の3要素が相互に作用しながらスパイラルで上がっていく。
これによって得られるものは、高い顧客満足度と生産性向上である。
最小のコストで最大の顧客満足の追求である。

理念、戦略、実行力の3つの要素をスパイラルアップさせていくこと。
そのためには現場の強化と現場の羅針盤となる理念が必要になる。

仕事の質が高まると、仕事以外の生活の質も高まる。

理念とその理念が実現される定義。

元の木阿弥を防ぐには基本活動が定義されていない。もう一つは企業理念
が戦略に落とし込まれていない。そして理念、戦略、実行力の3要素を常に
頭のどこかに置いておくことである。

・日本企業の多くが、アメリカ流の経営手法に過剰適応した結果、オーバー
 プランニング(過剰計画)、オーバーアナリシス(過剰分析)、オーバー
 コンプライアンス(過剰法令遵守)の三大疾病に陥っている。

本社の企画部門から短期的な収益を目的とした指示が次々と現場に降ろされる。
現場では指示に追われる。しかし、指示のほとんどが現場と乖離しているため
なかなか成果に結びつかない。同時に細かなルールに縛られ、状況に応じた
柔軟な対応をとることができない。仕事がやらされ感になり、現場は次第に疲弊する。
現場のやる気が減退していく。

・物事をなすのは組織ではない。物事をなすのは計画や制度ではない。物事をなせる
 のは人だけだ。組織や計画、制度は人を助けるか、じゃまをするかである。
 ハイマン・G/リッコーヴァー元海軍大将

本社の役割は正しい戦略を示すこと。そして各部門や部署はその目的達成のために
存在する。

組織は目標を達成するために存在し、社員はその組織を構成する歯車である。

本社と現場のあるべき姿は、情報や意見を相互に出し合いイノベーションを起こし
続けるような創造的な関係です。

・PDCAサイクルにはもっとも重要なP(計画)をどのように生み出すかが示されていない。
上から与えられた数値ベースの計画からは、顧客にとっての新しい意味や価値は生まれません。

・米国海兵隊ではOODAループ。Observe(観察)⇒Orient(情勢判断)⇒Decide(意思決定)⇒Act(行動)
 の4つの段階からなる。

観察は五感を駆使して現実のあるがままを感じ取る。情勢判断では、過去の経験知や身についた文化
など蓄積された知と観察によって新たに得られた知覚した情報をもとに総合的に判断する。

PDCAサイクルの問題は計画の前段階として観察と情勢判断にあたる部分がないことである。
だからPDCAよりSee-Think-Plan-Doである。

See 情報収集
Think 情報収集の分析と課題の発掘、目的と目標の設定
Plan 達成シナリオの策定、具体的な実施計画の立案
Do 断行していく、やり抜く
See 反省と総括

1.理念

・何のためにこの仕事をするのかという理念を明確にし、その理念を実現するため
 のあるべき姿を描いた。そのあるべき姿と現実とのギャップを埋める戦略を自分たち
 で考え、きめたことを必ず実行した。

理念が明確になり、それが職場に浸透してくれば、新たな基準が生まれ、自分たちの
向かう方向がはっきりする。

キリンビール高知支店が出した理念は高知の人たちにおいしいキリンビールを飲んで
もらい。喜んでもらい、明日への糧にしてもらうこと。

私たちは誰のために仕事をするのか、私たちの提供する価値はなにか。

・特別なノウハウより行動スタイル

全ての判断基準は理念に基づくようにした。

訪問件数を目標としたのではなく、理念に基づくあるべき状態をつくろうとして結果として
高いレベルでの訪問件数が継続されていった。

それを動かしているのは高知の人々を幸せにするという理念を実現しようという思いである。
ハードワークを続けられる力、前進させる力は理念の浸透からもたらされる。

・理念を確立させる3要素

理念、哲学なき行動(技術)は凶器であり、行動(技術)なき理念は無価値である。

理念、その言葉をリアリティをもってイメージできるかが大切である。

方針の徹底度こそが競争力の差異に直結する。

①現場で動きながら考え続ける

②自らの会社の歴史や伝統を知る

③木と森の両方を見る(全体と部分の両方を捉える視点)大きな部分に目を向け細部にこだわる。

一番大事なことは何かを考えながら解決に向かう。
多くの事象のなかから本質を把握して、施策や政策に結び付けていく。

2.戦略は顧客視点で考える

・顧客視点に立つシンプルな戦略と戦術

・現場とブランド(消費者)に強いリーダーシップ

要因分析からは売れない理由、マイナス面である弱みついてはすぐにわかる。
要因分析をすればするほど、弱みの補強に入りがちになる。ところが余計に弱体化
してしまう。

弱みの補強ではなく、強みの強化を重視せよ。

戦略をたてるうえでのヒントは、やはり現場にあり、そのためにはよく観察することが
求められる。

ブランドのスイッチは心の中で情報の臨界点に達した時に起こる。

・戦略は理念によってレベルアップする

・どうすれば部下の心に火をつけることができるのか

①リーダーがぶれなかったこと

②自分たちで考え、実行できたこと

③情報がすべてオープンだったこと

・理念⇒戦略⇒戦術の縦軸が組織において決定的に大事。
 なかでもこの中核を占める戦略がカギとなる。その答えは現場にある。

・常に顧客を起点にすれば常識にとらわれない戦略を発想できるようになる。

・リーダーは理念を実現するための戦略を考え抜く覚悟を持つこと。

・戦略、戦術はシンプルに指示は完結明瞭に

メンバーの実行力をあげるために重要なのはリーダーが戦略をどう示し、方針、指示
をどう伝えるかである。

やるからやる気が出る。

・理念と方針を示したら、具体的な戦い方は第一線の社員たちに考えさせる。
 リーダー自信は社員が思う存分動けるよう、環境を整備する。

・全員が同じ情報を共有することにより、現場は一体感を持ちながら、個別の事象を見て
 自分が何をすべきかの判断ができる。そのためにリーダーは情報をオープンにする。

・結果報告や原因追及など過去のために使う時間を減らして、新しい価値を創出するような
 生産的な場を積極的につくる。

・顧客の価値に結びつかない仕事はしない。

・共感を生む力が全てを決定する

・理念実現に向け行動することで、心の置き場が本社からお客様に変わる。
 するとお客様視点で本社を見て、本社の指示をどう活用できるかを考えるようになる。

・本社との情報ギャップを埋めるのは、現場の仕事。本社や上司に対して、現場の考えや
 自分たちを思いを頻繁に伝えてみる。

・利己的な目的ではなく、利他を目的に行動する。すると、共感の量が増えて、社内でも応援しよう
 という人が増えている。



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東大教養学部 考える力の教室 宮澤正憲

仕事とは正解のない問いに共に挑むことが常に求められる。
正解のある問いとは過去を知る学びである。体系化された
知識を獲得することは価値のあることである。しかしそれは
未来を発想する考え方ではない。改善的な発想では行き
詰まる。改善できても新しいものは生み出せない。
現在の日本がそれである。

よいアイデアを出すには質は量に比例する。だからカンニング
パクリをどんどんしてよいのである。アイデアはみんなのもの
であると考えればいい。アイデアとは既存の要素の新しい
組み合わせである。事物の関連性を見つけ出す才能である。

そこでリボン思考がある。事実について考える(インプット)
⇒解釈について考える(コンセプト)⇒解決策について考える
(アウトプット)と3つのステップで考えるものである。

インプットは情報の取り入れ方である。
料理に喩えると素材である。良い素材を集めれば調理や演出
にあまり手をかけなくてもいい。何を集めるか、どう集めるかで
独創的なアウトプットにつながってくる。広く深く素材を集める。
まずテーマを決める(メニュー)情報を収集する(よい素材)が
スタートラインである。何をどうやって調べるのか。
インプット時の問いがポイントになる。インプットが変われば
アウトプットも変わる。探索型調査(テーマの気づき)と検証型
調査(仮説が合っているか)。解析とは事物の構成要素を理論
的に調べることによってその本質を明らかにする。解釈とは
物事や人の言動などについて自分なりの考え理解すること。
AIが得意なのはゴールが明確である解析である。

コンセプトとは考えの肝を掴むことである。
料理に喩えると素材をどう調理するのか。切ったり、似たり、
焼いたり。どう組み合わせるかは自由。考えるだけでなく
実際にやってみることがポイント。概念、観念、創造された作品
や商品の全体につらぬかれた骨格となる発想や観点。
一言で言うなら何なのか。調べた発見や気づき(インプット)の
本質は何なのか一言でわかる。そこから生まれるアイデア
(アウトプット)がどんなものが創造できるものである。
スターバックスTHIRD PLACEなどである。
優れたコンセプトを生む3つ。共有力・言いたいことがわかりやすく
明確である。期待力・驚きわくわく期待させる力、起点力・活動や
アイデアの起点になっているもの。
①軸を切る②時系列で整理③因果抽象度で整理
考えるとは①俯瞰する②分類する③掘り下げる④混合する

アウトプットとはアイデアを飛躍させ人の心を動かすものである。
アウトプットは料理に例えるなら最後の演出である。もりつけで
あり、シーズニングである。広げて具体化する。
コンセプトを土台にしてとにかく量を出すことである。
その際はブレーンストーミングをやるといい。①批判してはならない
②自由奔放を歓迎せよ③質より量である④アイデアに便乗せよ
結合せよ⑤アイデアを出しやすい場をつくれ

精度はともかく早く作ってみて失敗から学ぶ。
アウトプットの仕上げはストーリーになっているかである。

リボン思考とは1.1人よりもチームで 2.考え方の創造
3.型を守り壊す。

明日でもいいことは今日やるな 中西輝政

情報行動学から見ると明日でもいいことは今日するな(情報は早く、行動は遅く)という教訓になる。

日本という国は昔からそうなのですが、こと情報ということになると一億総無責任体制といった面
がある。政府や大きなメディアほど過去に多くの誤りを繰り返している。
人間の全ての行動をを決定づけるのはつねに広い意味での情報である。
昔も今も国も企業も人もその生死は情報次第です。
情報重視は勤勉の哲学とどこかぶつかるところがある。
旧日本軍の猛訓練や士気の高さはよく知られているが、いったんそちらに重点が置きすぎると
どこか情報軽視に陥る危険が増す。勤勉の哲学は尊い、だがそれだけに徹すると戦略的思考
を見失い、情報軽視の拙速につながりやすい。

戦略思考とは当面の目標を強く意識して可能な手段を考え、手を打ってゆく行動の仕方である。

明日でもいいことは今日やるな。それは戦略的思考にかなっている。
情報と行動で考える時、戦略的思考がなくてはならない。
やみくもに情報を求めても、戦略つまり目的意識が明確でなければ、まともな情報は決して
得られない。入手した情報をいくら慎重に吟味を尽くしても行動、本来の目的に結び付けて
利用しない限り意味がない。戦略と情報がぴったり融合し、そのうえに立ったまごころ(誠実)と
勤勉の哲学こそが最強の組み合わせになる。

物事に対して対処する姿勢が戦略的思考をするか、日常的効率の次元で考えるのか。
本来の安全に価値を置くのが戦略的思考、事務処理の効率に価値を置くのが日常的発想である。
能率だけを優先させると逆にじっくり考えるという知的営み本来の目的が損なわれる。
つねにいま求められている目的は何かを考える。

物事を戦略的に考えることができるならば、それに関するいろいろな情報の中から最悪の結果
あるいはまずい結果が生じたときに具体的にどんな損害が生じるか頭の中で事前に想像できる。
つまりリスク管理のマネジメントを育てやすい。

明日できることは今日やるな。情報は早く、行動は遅く。情報をとるのは早ければ早いほどいい
のですが、それを基にして決断を下すのは決して急がず、少し間を置いてみる。

・即断即決型のシーザーは実は遅断遅決だった。

情報を現実の行動面で活かすときにはある種の遅さが重要になる。
情報を得るのは早いけど、行動を起こすのは間を置いた方がいい。
得た情報についてひと通り考えをめぐらせなければ、情報を知恵として活かすことはできない。
どんな優れた頭脳の持ち主でも右から得たものを左へ流すように素早く情報を理解し、更に
行動に移すことはできない。

シーザーが重視したのは統治している人々の感じ方や考え方に関わる問題だった。
これらに対するとき遅断遅決だった。情報を慎重に吟味し、時機が熟すのを根気強く待って
行動したと言われる。

歴史を歴史として読むのではなく処世訓として読む。
歴史の知識だけでなく事に処す構えを学び取ること。
これをインテリジェンスマネジメントという。
情報を知恵に変える技術を身につけるには古典に学ぶという視点からの努力も日頃から
心がけ、それによってインテリジェンス、情報分析や評価の力を深める。

・小さな信用の積み重ねはその日のためにあった。

普段の小さな嘘で信用を傷つけてはならない。

イギリスは百年に一度の嘘つくために九十九年間は本当のことを言い続ける。

欧米人の信用第一はいざというときに決定的な嘘をつくためのものである。

・情報は食べ物と思え。知らない人からタダでもらった食べ物をそのまま食べるか。

人間は自分自身の利益のために情報を生み出し利用しようとしている。

情報を獲得するには必要に応じてしっかりとした投資をする必要がある。
食品と同じように上級から下級のものまでランクがあり、タダほど怖いものはないと
肝に銘じるべきである。情報こそ金なり。

インターネット最大の嘘は情報がタダで見られる事実そのものではないだろうか。

・主張の違うメディアの情報があってこそ、自分の味方を確かめることができる。

自分の考え方を確かなものにするためには自分の見方と違う情報は非常に大切なものである。
ただし、注意しておかなければならないのは、自分と全く違う見方に触れる時は、自分がどういう
目的で接してるのかということを常に意識することである。

情報の全体像を知るためにはより広い目で自分とは違ったメディアに意識的に触れることが絶対
に必要である。

・政治家は不純で学者は純粋というのも知ったつもりの無知である。

人間が動かしているものである限り、普遍的に同じ論理が働くことを忘れてはならない。

・関係筋、側近筋の正体、情報源についての情報を知っておくと情報読解がしやすい。

筋という曖昧な言い方はじつはかなり正確で正しい情報であることが多い。

・ふっかけをする国しない国

ロシア、中国、東アジア、南欧と北欧、ドイツの尺度情報は違う。

相手、とくに生まれや育ちがまるで違う人や外国と対抗する場合。
相手の本気度をしっかり見極める必要がある。
イギリスやアメリカから圧力や働きかけがあったときにそれは脅しですかときいたら
脅しではない警告だと答えたら本気だと捉えていい。その場合は手段をもっていて
実行するだけの覚悟があると見ていい。
はったりなのか本気なのか見極めるには相手の準備状況を見る必要があるが
相手の尺度情報を普段から集めておくことである。
国で言えば国民性であり、人で言えばパーソナリティであり、組織で言えばその企業の
過去の行動様式である。相手のカルチャーに潜む尺度情報を知っていれば
これは本気だ。これはまだ一歩先があると判断することができる。
そうした整理をしておけば、相手の準備状況についてこまごまとした情報が入ったとき
正しい解釈をすることができるはずである。

中国や東アジア、中東はから脅しが多い。

・アメリカはなぜ日本の戦後処理に西欧したのか。

つねに一歩先を考えるための情報収集ができるかどうかにかかっている。
早くから情報を集め、徹底した準備を心掛ける。目の前の戦いだけでなく
その戦いの先のことまで射程に入れた情報戦略がとれれば、その戦い
そのものも、有利に進められることは自明の理と言える。

ネットによる情報操作をどうするか。それはいま先進民主主義国の安全保障にとって
喫緊の課題である。

・自分の得意分野の検索で情報源を試せる。

土地勘のある分野で定点観測すれば情報の質や変化がわかる。

・人の育ち情報でわかる人気の裏側

いくら大きなことをいっていても器が知れるプロファイリング。

人物情報というものは真実とウソを仕分けるときに大切な基礎資料になる。

・乃木を愚将にした司馬史観の情報欠陥

初めに結論ありきで集められた情報に惑わされないために。

戦争の勝敗は軍備ではなく情報量で決まる。

信用できるかの判断基準として1ついえることは、論者の思考過程が
示されている文章は情報としてより信用できるということです。
こういう資料があるけど、ここがすこしおかしい。
これとこれを比べれば、やはりこちらが正しいのではないか。
自分の結論とは対立する論をきちんと示して結論に至ったその過程が
明らかにになっているかどうか。

正しい情報を得るために大事なことは世評や肩書で人を判断せず
人格調査をしたうえでその中身で判断することを忘れないで欲しい。

報道の自由が幅を利かせて霞むメディアリテラシー(情報技術・活用能力)
欧米でいかにメディアリテラシーが重要視されているにもかかわらず
日本ではこの制度が提案されることはない。
メディアに都合の良い報道の自由だけが一方的に大手を振って歩いているのが
いまの日本である。

・必死になれば情報感度も高まる

日本人の情報音痴は国家の主権死守の気概が薄いから。

情報感度はその情報に何かがかかっているかいつも意識しておくことで高まる。
しかし日本人の多くは大切なものがかかっている情報なのに、鈍いままで見逃して
しまうことがある。これは農耕民というのが影響しているかもしれない。
農耕民と狩猟民の違いは、一瞬の情報に大切なものを左右されることがあるか
ないかの違いである。自分にかかわる問題かどうかいつも意識しているかしていないか
自分にとって大切なものの順番をつけていて、その分類が頭の中に自然にできている
かいないかの違いである。

人間には根本的な欲求が3つある。
1つ目は自己保存(生命の安全)2つ目は金もうけ3つ目は人間に根差した感情である。
この3つに対しての情報感度を研ぎ澄ますことによって人間の行動は決まる。
日本人は1つ目の自己保存の分野で全く研ぎ澄まされていない。当然ながら国家主権
に関する情報感度も鈍い。

文武両道。文は日常の業務、武は非日常の世界である。
ひとたび何かあったときは自分はどうするのか常日頃から考え非常に備えることである。
江戸時代までの武士にはそれがあった。

・予報は雨、外は雨そのときどうする?

愚かな楽観主義より活力ある悲観主義。
知り得た情報を的確に読むにも技術が必要である。
これができて初めて情報は自分の役に立つ知恵になる。
情報は常にあやふやなものである。100%確かな情報なんてない。
だからこそ情報を楽観的に捉えるのは危険である。
楽観的に捉えることで納得してしまってそれ以上考えなくなるからだ。

活力ある悲観主義とはいったんは悲観的に情報をとらえたうえで
いろいろな可能性を考える。それぞれの可能性にシナリオを描き結論
を用意する。こうして考えれば考えるほど情報を読む精度は上がる。

考えた分、危機に備えることができるし、状況の変化に対する考え方や
行動の柔軟性、迅速性も高まる。悲観を出発点にすると、自ずとより正しく
考え、行動できるようになる。日本人はこの過程が苦手である。

日本に国家戦略がない。その根本的な理由は国のトップが極力楽観主義を
廃し、Aに転んだらC、Bに転んだらDという具合に1つの情報に対していくつか
のシナリオを描いておく労力を避けているからである。
この情報は事実に間違いないと確定してから策を講じるから、時間がかかる
だけでなく、たいていは遅すぎて役に立たない。シナリオで考えないから
戦略もビジョンもなく、常に行き当たりばったりになってしまう。

歴史をひもといてみると優れたリーダーは例外なく悲観論者である。

愚かな楽観主義派自分の実感でしか情報を捉えない分、思考を狭め、情報を
読む目を曇らせる。

・日本史は四つの情報枠でわかりやすくなる

細かい情報も大枠の中に位置づけると生きてくる。
一つの情報を読むためには、その背景にある情報を知る必要がある。
しかし、つながりのない小さな断片ばかり集めてみても、いっこうに情報を
読み解くことはできない。情報を読む技術として有効なのは、ものごとの
大筋がつかめるような情報です。

歴史の全体像を掴む前にディテールから入ってしまうと、その一つひとつの
歴史全体における意味合いがわからないため、ただの記号としてしか記憶
されないからだ。

日本史だと4つの結節点がある。
まずは建国神話である。次に7世紀の古代史。日本は中華世界から抜け出し
全く別個の国として歩み始める。3つ目は奈良時代平和な時代が続いた末に
堕落と崩壊の時代である。公地公民の崩壊、豪族の私有地の拡大。
4つ目が南北朝時代。

・トキの卵が北朝鮮の魚雷攻撃より重要か

事なかれ報道を変だと気づく情報感度が大事である。
一見価値ある情報ほど、あらかじめ取捨選択されたうえで報じられるため
そこに目を集中させようと意図がある場合もあり、ウソではないにしても
本当のことが我々に全く伝わらない。

現代メディアはマスコミ全体が事なかれ主義になっている。
ショッキングな情報、物議をかもしそうな情報は意図的に報じないか、扱いを
小さくするようにしている。平成に入ってからこの傾向は強くなっている。

情報の重要性をはマスコミの取り上げ方の大小ではことの重要性は判断できない。

・絶対悪い、絶対悪くないは両方悪い。

情報を的確に読むとは、その情報が信用に足るものかどうか見抜く力を身につける
ことである。その一つの基準となるのが、指し示す方向が一辺倒ではないかという視点だ。
何か一つのイデオロギーや考え方、あるいは人物に極度に肩入れしているように見える
情報から距離を置いた方がいい。

本当に価値ある情報とはタブーのない情報である。
それはいってはいけない。触れてはいけない。絶対にこちらが正しい。というスタンスが
感じられる情報にはより多くの注意が必要である。

ある情報が一辺倒であると感じたら、その伝え手の偏見や思想的偏りを割引いて考える。
もっといえば、どんな情報でも鵜呑みにせず、最初からそれぞれ必要に応じて割引いて
考えるという前提で情報に接することである。

メリット、デメリットをありのままに伝え、情報の受け手にとって考える材料となるのが
本当の価値ある情報であり、マスコミはその担い手でなければなりません。

・領土が欲しいなら戦えという世代の読み方

世代的な情報断絶を頭に置いてお互いの行動を見る

・日本が悪かったと謝る政権ができたからくり

目的のためには手段を選ばない原理主義者の怖さ。

ある情報を読む時にまず見るべきは情報の発信者は誰であるかです。
どのような内容の情報であろうとも、その発信者によって信頼に足るか、全く
信頼できないかはっきりと分かれることが多々ある。

・もう大丈夫という情報が一番危ない。

ありえないという情報が蔓延すると大きな変化が起きる。
天災は忘れたころにやってくるという格言がある。

・乱れ切った中国だったからこそ孔子が出た

神の前で愛を誓うキリスト教の価値観の裏側

・わかりやすい情報には必ず罠がある。

白黒つけられない領域の存在を意識する。
宙ぶらりんの状態に耐える。

どっちつかずの情報は信用できないと思ってしまうかもしれません。
ああでもないが、こうでもないと、一見、優柔不断に見える情報ほど、
情報としては信ぴょう性が高いといえる。

迷っている状況に耐えられず、安易に答えを出そうとし始めたら、破滅
が近づいている証拠だ。

わかりやすい情報は、聞いていて気持ちがいいものですし、考えがすっきりした
という錯覚を引き起こす。

・ブーム情報には早く乗って早く降りろ

みんなが同じだと思考停止を招く。
新聞をはじめとしたマスコミが一つの論調や主張の大合唱になっていたら、
嘘くさいと思って間違いない。この嘘くさいという感覚は、情報に踊らされないため
のある種のヘッジ感覚として機能する。

・経済第一の情報はかえって経済の役に立たない。

国家観・政治観なしの経済論議は実らない。
経済とは国家観やそれに基づく政治など、もっと大きな要件が絡みあって
生まれる一つの結果である。金銭的豊かさというごく限られた一つの尺度に
すぎない。いわばサブ的な要素である。

経済以外の国家観の再構築、教育、外交、安全保障の見直しが必要である。

・みんなが賛成する情報はみんなをダメにする

全会一致は認めないイスラエルの知恵に学べ
圧倒的に支持を得ているものは実は危険である。
圧倒的支持を受けているものへの警戒心が情報の本質を見抜く視点を養う。

もともと人間にはものごとを誇張するクセがある。
ひとたび一つの方向に可能性を見出すと一気にそこに賭けてしまうのは古今東西
人の常である。全会一致は危ういのである。

・権力者に近い知識人の情報は信用できない。

時流に乗っている人間は危ない。
ある分野の専門家を選別する際は誠実であるか、売らんかなであるか、信用できるか
判断するべきである。

・ショー化したニュースは情報とはいえない

廃れて当然のニュースショー司会者の情報操作

・客観情報に潜む主観の見つけ方

ニュースに見方、考え方、結論が忍び込んでいないか
どのような情報にも主観が含まれている。この前提をしっかりと意識して
様々な媒体に接する。

新聞はA新聞というように特定のメディアに限定してしまうと、A新聞が好む
情報しか得られない。一定の見方、考え方に染まってしまう。
情報を得るのにも、読むのにも技術がいる。いきなり有益な情報に巡り合う
ことは稀ですし、これまであまり意識的に情報に接してこなかった場合、まず
情報に対する感度や嗅覚を磨かなければならない。

・どのような人物も一般的なイメージの反面にも目を向けなければ本質を見誤る
 サッチャーにせよ、ビスマルクにせよ、ある種の小心さがあったからこそ、かえって
 これと信じた政策は一気呵成に邁進できる強さを発揮できた。

・自分の情報ぐせを意識する

情報遍歴が判断に影響を与える。
マスコミに流布している固定イメージにとらわれず、自分なりの人物批評眼を養うと
自ずと冷静な情報処理ができるようになる。
そうなればマスコミに振り回されることはなくなり、むしろマスコミの情報から有益な
情報を主体的に抽出して読み取り、自分の考えを育てることも徐々にできるように
なっていく。

人物眼を磨くと同時に絶対に見過ごせない人物情報がある。
それは自分自身を知るということである。何より情報を得ている自分自身がどのような
人物なのか顧みることが情報を判断する最終的な尺度になる。
情報をどう解釈し、利用し、自分が生きる知恵としていくかはその人(個人)次第である。

どんな人にも多感な時期に養われた自分なりの批評眼や思考のクセのようなものがある。
もっといえば偏見や先入観といったものが、情報の読み方や選別に大きく関わっている。
自分にはいったいどのような思考のクセがあるのか、どのような偏見や先入観を持って
いるのか、一度じっくり考えてみる。ある情報に対して誇張してとらえる傾向がある。
ある種の情報に感情的になる。この作業を経ないと自分自身で自分の思考の術法に
はまってしまう。自分自身の思考のクセによって冷静な判断ができなくなる。

・日本がアメリカに負けた本当の理由

近代戦は物量でなく無形の情報に金をかけたほうが勝つ。

情報を知り、集め、解読したとしても、そこまではまだ情報活動の準備段階である。
情報はそれを使いこなして初めて、その価値を発揮するといっていい。

戦後日本は生産力の差に負けたという人は少なくないが、これらは全て責任逃れの弁である。
本当の敗因は物量うんぬんより、情報活動の貧弱さである。
情報という無形のものこそが決定的に重要である。これを金銭で高く評価する意識をもっと
高めないと、情報を使いこなすことができず、日本は国として企業としても結局敗者になるだけである。

・日露戦争以降、なぜ日本は弱体化したのか

力を過信すると情報力は衰えるのが組織の法則である。
軍事力でも経済力でも、国にしても組織にしても、あるいは人にしても自分の力を過信すると情報感覚
が衰える。自分の力に自信を持つと情報に対する感覚が鈍くなる。

・情報は弱者にとっての最大の武器である

経済軍事などの物理的な力に勝る力である。
力を得た強者の情報ガードが甘くなることを考え合わせれば、情報戦略を徹底させることによって
弱者にも強者をしのぐチャンスはいくらでもでてくるし、どれだけの大国になっても、そこのガードが
甘くなればあっとういう間に覇権を失ってしまう。

・日露戦争の苦戦も決着も情報が原因だった

乃木将軍愚将論は司馬遼太郎氏の論だった。
ロシアの歴史家が書いた本によると、ロシア情報部はフランスフィガロ紙の記者バレーを東京に
送り込んだ。彼はロシア情報部のエージェントでした。彼は東京でコネをつくり、参謀本部でも
外務省でもフリーパスだった。狙いを定めた宮中で、そこでつかんだ情報を当時上海にあった
ロシアの対日工作拠点の秘密司令部送った。日本軍の作戦は相手に筒抜けだった。

・情報部と執行部は別々がいい

イギリス王室が情報部と直結し、政府と一線を画していた理由
英米では一般に国を守るには情報部は各省の下に置くのではなく、国家の最高指導者に直属
させるのが当然である。戦前の日本において軍部が独走したのは軍の情報独占を許したから。
軍や外務省、警察など各省庁がそれぞれ別個に情報を集めていたら、国策はバラバラになって
国は漂流する。いまの日本はまさしくそれである。

・日本の情報戦略が弱い3つの理由

主導権争いが情報機関の発達を阻害する。
日本で情報機関が発達しなかったのは戦後の左翼が抵抗したから、アメリカが作らせなかった
から、しかし決定的なのは霞が関の抵抗である。情報は自分たち役所しかとれないという状態を
何としても保っておきたい。自分たちの省益や優位性を守るためである。

・正しさと上手さを混同しない

使命感と戦略の両面から見る。
現在の日本は国家戦略の立て直しが急務である。
その際に重要なのは正しい政治と上手い政治の双方を立て1つの体系とすることである。
普遍的正義に基づく政治が正しい政治、うまくやりさえすれば世の中は治まるというのが
上手い政治である。正しい政治は使命感であり、上手な政治は戦略である。
政治は使命感だけで行うわけではないし、戦略だけでも十分ではない。
使命感と戦略両面から見ることが求められる。

・坂本龍馬とイギリス人に共通する情報原則

情報の本質はプラグマティズムにある。
情報を使うことに限定すると、プラグマティズム(実用主義)に徹すべしということになる。
そもそも何のために情報を集めるのか。重要なのは結果である。情報を使って
自分に有益な結果を導き出すにはプラグマティズムに徹する柔軟性が求められる。

・良くない便りがよい便り

リーダーの資質を問われる情報技術の要
好ましくない情報からプラスの情報引き出す。

・裏をかいてくる相手に有効な情報戦略

相手を間接支配する読みの必要性
知るべき情報を知る。知り得た情報をしっかりと読む。そしてそれを使い、目的に
沿って活かす。この四段階を経て初めて情報は自分のための生きる知恵になる。

情報を活かしてどう行動に結びつけるか。
情報はデータアンドファクト、数字と事実というドライな要素である。
しかしその発信者は人である。この2つの前提が情報処理において戦略的に発想し
行動する。情報を活かした行動の出発点になる。

戦略としてもっとも優れているのは最低限のコストで相手をこちらの思い通りに動かす
ことである。そのためには相手を間接支配するための読みが欠かせない。
どんな戦略を立てるにも、あるいは情報を活かす場合も相手が生身の人間である
ということが出発点である。相手をこちらの意に沿うよう動かそうと思ったら、相手の心
に影響を与えて行動を変えさせる。あるいは好ましい方向にコントロールする。
つまるところ戦略とはこのことに尽きる。

情報とはその関係を好ましい方向へ持っていくための戦略を支えるものである。

・どんな情報よりも大事な日本とは何かという情報

文化・伝統・国民性を知ってこそ情報は生きる。
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