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まんがでやさしくわかるアドラー心理学 岩井俊憲

アドラー心理学の理論
➀自分を主人公にする。人間は環境や過去の犠牲者ではなく
  自らの運命を創造する力がある(自己決定性)
  あなたをつくったのはあなた、あなたを変えうるのもあなた。

➁人間の行動には目的がある。過去の原因ではなく、未来の目標
  を見据えている人間の行動にはその人特有の意思を伴う目的が
  ある。(目的論)
 未来志向の目的論の心理学であり対極にあるのが過去思考の
 原因論の心理学である。

③人は心も体もたったひとつ。人は心の中が矛盾する生き物ではなく
  一人一人かけがえのない、分割不能な存在である。(全体論)
 理性と感情、意識と無意識、肉体と精神は一見すると矛盾した方向
 をたどるが、それぞれは相補的なものであり、パーソナリティには
 統一性がある。

④誰もが自分だけのメガネを通してものを見ている。人間は自分流
 の主観的な意味づけを通して物事を把握する(認知論)
 人間は外界の出来事について客観的な事実を把握するのではなく、
 自分の受け取りたいように、自分の体験や好みに応じて主観的に
 意味づけをして反応する。

⑤全ての行動には相手役がいる。人間のあらゆる行動は相手役が
 存在する対人関係である(対人関係論)
 その人を理解しようと思えば、今まで学んだ認知論に加えて、その
 人の対人関係のパターンを観察すれば早道である。
 相手役とは他者であり、自分自身でもある。ある人の行動によって
 影響を受け、特定の感情を抱き、何らかの応答をすることを相手役
 といいます。この相手役を抜きにして考えられないのがアドラー
 心理学である。 

これらの理論をもとにし、人生で出会う様々な人間関係上の困難を
克服する活力を与える勇気づけをおもな技法として使う。
勇気づけとは困難を克服する活力を与えることである。
相互尊敬、相互信頼に基づく共感的な態度である。

アドラー心理学の重要な価値観として共同体感覚を高めることを
目標にしている。共同体感覚とは家族、地域、職場などの共同体の
中での所属感、共感、信頼感、貢献感を総称したものである。
仲間との間の繋がりや絆の感覚である。

アドラー心理学の判断基準は、自分と他者にとって建設的な方向か
それとも非建設的かにある。

その人特有のものの考え方である思考、喜怒哀楽に代表される感情
その思考、感情をもとにした行動の特性を性格といいます。
ライフスタイルとは、性格よりもっと広い、自分についての信念、自分の
周りの世界に対する信念のことである。
ライフスタイルとは、自己と世界の現状と理想についての信念の体系
である。

ライフスタイル
➀自己の概念:自己の現状についての信念。私は○○である。

➁世界像:世界の現状についての信念。世界(人生、人々、男性、女性)
  は○○である。

③自己理想:自己、世界の理想についての信念。私は○○であるべきである。
 人生(周囲の人)は○○であって欲しい。

ライフスタイルはいざという時、自分の頼りになる辞書や地図のようなもの。

ライフタスク

➀仕事のタスク 役割、義務、責任が問われる生産活動への取り組み

➁交友のタスク 身近な他者との付き合い

③愛のタスク カップルを基本とし、親子も含めた家族の関係

勇気くじき 困難を克服する活力を奪うもの

➀高すぎるハードルの設定

➁達成できていない部分の指摘

③人格否定

原因論(原因・結果のアプローチ)

➀過去の原因が現在に支配的な影響を及ぼす

➁意思は問われない。(主体性なし)

③環境の被害者、犠牲者の色彩を与える。

④本人の勇気をくじく

目的論(目的・手段のアプローチ)

➀未来の目標が現在を規定する。

➁意思が問われる(主体性あり)

③創造的な当事者としての意識を植え付ける。

④本人に勇気を与える(勇気づけ)

原因を探ることは解説にはなるけど、解決には
結びつかない。

アドラー心理学は人間が事実をありのままに物事を
客観的に把握することは不可能とする立場である。

自分自身や世界(人生、他者など)に対する、その人
特有の物の見方・考え方、価値観のことを私的論理
プライベートロジックと呼ぶ。

私的論理はその人特有のメガネである。
ときには非建設的に働き、自分自身も生きにくく、周囲
との間でも摩擦を生じてしまいがちな歪んだ意味づけを
伴う思考、自滅的な認知のことをベイシック・ミステイクス
基本的誤りという。

ベイシックミステイクス(基本的誤り)は、決めつけ、誇張
見落とし、過度の一般化、誤った価値観、これらはピンチ
に陥ったときにこのような謝りに支配されがちである。

健全かつ、建設的で現実に即した意味づけのパターン
であるコモンセンス(共通感覚)へ導く3つの方法。
共通感覚に導くには、➀証拠探し➁その瞬間を捉える
③ユースフル(建設的)な発想をすることである。

全ての判断軸は自分自身が持っている。

劣等性 身体の器官が客観的に見ても列島である事実

劣等感 主観的に自分の何らかの属性を劣等だと感じること。
      こうありたいと思う目標と現実のギャップに直面したとき
      に抱く陰性の感情を総称して劣等感という。

劣等コンプレックス 自分が劣等であるとひけらかして、人生で
             取り組まなければならない課題(ライフタスク)
             を避けようとすること。

感情の役割

➀感情は身体・思考・行動と密接に関連している

➁感情は思考が担う理性回路に対して非理性的回路を分担している。


怒りの感情

➀支配➁主導権争いで優位に立つこと③権利擁護④正義感の4つの
目的がある。怒りの感情は感情の中でも最も対人関係の要素が二次感情
と言われている。根底には別の感情一次感情がある。
一次感情は傷つき、寂しさ、悲しみ、心配、落胆。

最終的にライフスタイルを決めるのはその本人の自己決定である。

勇気を発揮する4つのポイント

➀尊敬・信頼に基づく人間関係をベースにすること。

➁パーソナリティの違いを認めること。
  人は一人一人違う。

③短所は長所に置き換えること。

④時に直面化すること。
 相手と向き合う。共通の目標に向けて、上からの立場では
 なく、尊敬、信頼に基づいてパーソナリティの違いを認めつつ
 ホンネとホンネをやりとりする直面化をしなければならない。

全ては思い込みが作る世界である。
人は出来事に対して客観的にありのままを受け取るのではなく、
自分特有の物の見方、認知の仕方で主観的、個人的な現実
として印象づけてしまうものです。

あったかないかの出来事を人はどのように記憶しているのか
その人を知る手掛かりである。

共感とは相手の関心、考え方、感情や置かれている状況などに
関心を持つことである。

共感する力を養う3つのトレーニング

➀相手に感情的に巻き込まれたり、同情に流されたりないよう
  セルフ・モニタリング・システムを働かせながら対応すること。

➁別のしてき論理で物事を見る訓練をする。

③メタ認知を活用する。

新しいパターンを身につけるには

➀わかる⇒できる⇒身につく

➁決断⇒実行⇒継続

③無自覚的器用さ⇒自覚的不器用さ⇒自覚的器用さ

随伴性とは、ある行動や出来事が別の行動や出来事と
結びついていることである。

アドラー心理学は私たちが環境や習慣に支配されているのでは
なく、自ら環境や習慣に働きかけ、それらを私たちが支配できる。

良い人間関係を築く4つのガイドライン

➀尊敬 人間の尊厳に違いがないことを受け入れ礼節をもって接する。

➁信頼 常に相手の行動の背後にある善意を見つけようとし、根拠を
      求めず無条件に信じること。

③協力 目標に向けて仲間と合意できたら、ともに問題解決の努力を
      すること。

④共感 相手の関心、考え方、感情や置かれている状況などに関心を
      持つこと。

アドラーは感情を人と人とを分離させる感情(怒り)と人と人とを結び
つける感情(喜び)とがある。

感情が人間を動かすのではなく、人がある目的のために感情を使って
何かを成し遂げるのである。

➀感情はある状況で、特定の人(相手役)に、ある目的(意図)をもって
  使われる

➁感情はコントロールできる。要は、建設的に対応するか、非建設的に
 対応するかのカギは自分が握っている。

③感情は(嫉妬や劣等感)ですら自分のパートナーである。

劣等感は目標を持ちよりよく生きようとすることに伴う感情である。

劣等感はかけがえのない友で、あなたがきょうあるのをふりかえって
みると劣等感のお陰様といってよい部分がかなりある。

劣等感は他者との比較だけでなく、こうありたいという目標と現実の
自分とのギャップに直面した時に抱く陰性感情、みじめさ、悔しさ
腹立たしさ、羨ましさ、焦り、不安、落胆、怒りなどを総称している。

劣等感そのものが問題なのではなく、劣等感をどう使うかが問題である。

勇気づけには➀所属感➁信頼感③貢献感の3つがカギになる。

自分自身を勇気づけるには、言葉とイメージと行動を勇気づけで満たし
きることである。まずは自分自身や他者にプラスの言葉をはっきり使う。
言葉がプラスになる自分自身のイメージもポジティブになる
言葉とイメージをプラスにしながら次は行動に移す。物事がすでに成就
したかのように肯定的な使い方をする。

勇気づけの三段階

➀相互尊敬・相互信頼の関係の中で勇気づける

➁相手が自分自身を勇気づけられるように勇気づける

③共同体の役に立つよう勇気づける

他者を勇気づける

➀良い出しをする➁加点主義でかかわる③プロセスを重視する
④失敗を受け入れる⑤感謝を伝える

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